井戸に落ちないように

応援コメントに書いちゃったけど、こっちのほうが良いと思うので、あちらを削除して改めてこっちに。

村上春樹のノルウェイの森に、井戸の話があって、そこに落ちないように登場人物たちは生きている。自分がいつか自殺してしまうだろうということを感じながらも、それに抗い、井戸に落ちないように生きている。この小説の自殺した彼にも似たような雰囲気を感じた。
自分はいつか死んでしまうだろうという予感を感じ、それをいじめという手段で抗いつづけ、井戸に落ちないようにしている(そして最終的に落ちてしまう)

いじめのリアリティもすごいあったし、面白い作品だった。

このレビューの作品

遺書