mental sketch suicided 夢考察による自殺少女の思考実験

長山春子

第1話 交通事故と誘拐から連想される白黒世界の女の子の死因による思考実験

1、登場人物


モノ子

雨嵐の中でスリップした車に轢かれて事故死


モノ江

現場に居合わせていたため犯人に口封じのため人質として誘拐


窓付き

「バラしたらこいつを殺す」などと犯人に脅迫されたのち事故現場から逃走

以降、犯人がいつ自分を殺してくるかわからない恐怖心と友達が殺されるかもしれないという脅迫から、他者に真実を話すこともできず引きこもり状態となる


商店街の黒い影(カクシガミ)

犯人への恐怖心から商店街の世界にて路地裏から黒い影(カクシガミ)として出現

「登校中に外に出歩いたら犯人がまた口封じのために誘拐してくるかもしれない」という気持ちから商店街で黒い影(カクシガミ)に追われる悪夢を見るようになっている


死体さん

窓付きの自殺願望のあらわれであり、モノ子の代わりに自分が轢き殺されたら良かったという願いによって生まれた心象風景



2、この考察についての証拠


・物語の舞台 証拠①

大阪府高槻市松が丘1丁目の商店街付近と思われるが

DD版製作者が自ら消しているためオリジナルの地名が望ましい


・物語の舞台 証拠②

主人公が関西弁を喋るかどうかわからないし、作者が商店街のイメージをゲーム制作で適当な画像を発注したかわからないし、この場所を舞台に話を作った方がよいと思われるが、製作者自体が消すということはそこまで場所にこだわる必要がない

また、商店街が出てくるのは、kikiyama氏は佐藤理の作品をオマージュして、商店街や実写映像にある住宅や商店街を入れてるかもしれないため「大阪府高槻市松が丘1丁目の商店街にこだわらなくてもよい、佐藤理オマージュであるとわかればいい」と思われる、その理由としては


「これは気づきませんでしたが、恐らくそうですね。左半分が高槻市でどこにも見当たらないと思ったら、西成区だったんですね。

午後7:22 · 2018年5月21日·Twitter for iPhone

「石倉商店」の文字とはにまる君が消えていますね……(もし私のせいだったらゆめにっきDDの製作者様お騒がせしてごめんなさい)。」

にんふぇあ

@ninfea85iri


など、商店街について文字を消すことから特に制作者にとって、地名などはそこまで意味は無く、実写映像や商店街を取り入れたのはLSDや東脳や東京惑星プラネトキオなどの佐藤理オマージュ説が濃厚となる

一応は設定に組み込んでおくが、制作者が文字やはにたんを消していたので、場所が確定した地名は居れない方がよいと思う、つまり設定上ではオリジナルの地名にすべきかと考えらえる

※元ネタ

商店街のマップを基にして特定している

https://twitter.com/ninfea85iri/status/995875763135045632?s=20



・モノ子 証拠①

「☆しんごうエフェクト☆=信号機に反応するため事故死の可能性が高い」

https://w.atwiki.jp/yumepedia/pages/111.html


・モノ子 証拠②

だるまさんがころんだ=Red Light and Green Lightという遊びをしているため

信号機を示す赤信号と緑信号は英語圏では「だるまさんがころんだ」というごっこ遊びの意味が含まれる

モノ子と窓付きの人間関係は「だるまさんがころんだ(Red Light and Green Light)のごっこ遊びをするほど仲の良い友達だった」と考えられる

https://en.wikipedia.org/wiki/Statues_(game)#Red_Light/Green_Light


・モノ子 証拠③

LSD ドリームエミュレーターのPSゲームから

モノ子について「ホップスコッチガールと呼ばれる白黒の女の子」が元ネタ

車輪を回して遊んだり(車輪遊び)、路上に白線の丸を書いてけんけんぱ(英語ではホップスコッチ)をしているため

車輪や白線とは自動車のタイヤや路上の白線などの交通事故を意味しており

白黒の服とは葬式や喪服のカラーと思われるため交通事故により死んだと考えられる


・モノ子 証拠④

モノ子の元ネタとなるLSDゲームのホップスコッチガールは車輪遊びをしている

そのため「モノ子について、5本の手は"車輪"の形を意味しており、回転するのは事故当時のタイヤを示している」と思われる


・モノ子 証拠⑤

目玉から涙が落ちているが

これはワニの涙と呼ばれる交通事故によるベル麻痺という顔面麻痺の症状と思われる

白黒世界には怒りマークを額に浮かばせたワニのように歯ぎしりする怒り肩がいる

その近くには目から涙が垂れている風景があり、これは「ワニの涙」であり

涙を流しながら捕食することからアリゲイターと思われる

「英語名 alligator(アリゲーター)は"el lagarto (de India)"「(インドの)とかげ」が訛ったもの。」

アリゲイターはインドの言葉なので、ヒンドゥー教のアンコールワットの仏像の頭部の破壊(イコノクラスムまたは廃仏毀釈)より白黒世界で仏像が破壊されていると思われる、また元ネタはLSDゲームの京都ワールドの仏像の可能性もある、あとナスカの地上絵の特徴に似たちゃかぽこと音のなるタコ風船は、先住民=インディアン=インド人という意味合いから、仏教に関する仏像やワニの涙(インドのトカゲ)や先住民(インディアン)の地上絵を模したタコ風船、がインディアンに関連するものとして白黒世界に出ていると思われる

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%8B%E3%81%AE%E6%B6%99

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%8B#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%90%8D%E4%BB%A5%E5%A4%96


・モノ子 証拠⑥

だるまさんがころんだのダルマについて

ダルマ大師に「壁観」という説話があり

白黒世界の顔のある塗り壁は、壁の中に埋まった人間であり

モノ子とモノ江は壁の中に埋められているのでないかというものもあるが

可能性は低いとみている、モノ子=だるまさんがころんだ=ダルマ大師の壁観=ぬりかべ、という考察の補強と思われる

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%94%E7%A3%A8#:~:text=%E5%A3%81%E8%A6%B3%E3%81%AF%E9%81%94%E7%A3%A8%E3%81%AE,%E3%81%AB%E7%B6%99%E6%89%BF%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82&text=%E3%81%93%E3%81%AE%E6%85%A7%E5%8F%AF%E3%81%8C%E7%A6%85%E5%AE%97%E3%81%AE%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E7%A5%96%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82


・モノ江 証拠①

見つかったらアウトなので消える

これはかくれんぼのごっこ遊びをしていると考えられるため

「モノ江は窓付きとかくれんぼのごっこ遊びをするほど仲のいい友達だった」という可能性が高い

モノ江のごっこ遊びは神隠し=かくれんぼ、作中では触れたら消えるため、つまりはモノ江は誘拐されたあと、行方不明になっていることを示している可能性が高い

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%82%93%E3%81%BC#cite_note-1


・モノ江 証拠②

シリアルエクスぺリメンツレインのファントマと呼ばれる鬼ごっこゲームをしている、ガッチャと呼ばれる女の子にモノ江の微笑むイベントが似ている

鬼ごっこの遊びをしていた友達あったという可能性も含んでいると思われる

※元ネタ

シリアルエクスぺリメンツレインのガッチャとモノ江が似ている

作中でガッチャと呼ばれる女の子は鬼ごっこゲームをしているため、モノ江と窓付きはかくれんぼや鬼ごっこをするような友達の説が高い

https://www.youtube.com/watch?v=mIYN6DV8YzY

https://www.youtube.com/watch?v=pdDn8zljhRA


・モノ江 証拠③

モノ子とモノ江の遺体は二人が一つの場所に遺棄されているという考察もあるが、これも可能性は低い

デバッグルームの画像から、モノクロの女の子は

イースター島の両端の火山であり、火山の噴火で二人の女の子が激高していると思われれるので

モノ子とモノ江は窓付きに怒りをぶつける理由があったと思われる、DREAMDIARY版では険悪だったので、犯人にひき逃げや誘拐を目の前で目撃していたが恐怖で友達を見捨て逃走した、それで夢の中で窓付きの罪悪感から、二人は怒っているという考察になる

※元ネタ

これについては最近判明したのは、デバッグルームのドット絵で二人の女の子が

マグマの地脈から、頭から溶岩を噴火させ、怒りマークがある事から、火山の噴火のように、二人は怒っているような感情表現をしていると思われる

モノクロの女の子はRPG世界のモアイと同じ顔のため

イースター島の両端にあるくっついた火山をモデルに描いていると思われる

顔がくっついているのはイースター島をモデルに火山がくっついてるから

あとイースター島の双頭鳥の印章がモデルの可能性もあるが、イースター島の火山説が可能性が高く、不思議な魚の模様はイースター島の岩に書かれた絵を模した可能性がたかい

Reconstruction of モノ背景09.png by Vasili of #LaInvestigaciónYN

Reconstruction of モノ背景10.png by Vasili of #LaInvestigaciónYN

https://yumenikki.fandom.com/wiki/White_Desert


・モノ江 証拠④

①地脈からマグマが通って頭から溶岩が噴火しており怒りマークがあるためモノクロ姉妹の初期案は窓付きに怒りがある

②RPG世界のモアイと同じ顔からイースター島がモデルの火山と断定

④先住民のイースター島がモデルなのはイースターエッグの卵を示す、など

⑤【FC】BGM_008いかるひのやま=火山

Reconstruction of モノ背景09.png by Vasili of #LaInvestigaciónYN

https://yumenikki.fandom.com/wiki/White_Desert


・商店街の黒い影 証拠①

商店街の世界に出てくる黒い影とはカクシガミであり、夕暮れ以降の夜が商店街の世界の時系列なので、黒い影は誘拐犯の可能性が高く、学校の世界に出てくるモノ江は夕暮れの時刻にいるため誘拐された可能性が高い

「日本では近代まで神隠し・誘拐(人身売買)を恐れ、夕暮れ時以降はタブーとされていた[1]。」

※元ネタ

小松和彦「かはたれ時、たそがれ時-神隠しと隠れんぼのタブー」「建築雑誌」Vol.106, No.1312(1991年4月)。

かくれんぼは夕暮れ時にするとカクシガミが子供を攫うという防犯のために流布した民話から来ている


・商店街の黒い影 証拠②

だるまさんがころんだと思われるダルマが商店街に出現することから

商店街はごっこ遊びを連想させる世界と思われる

モノ子のだるまさんがころんだのごっこ遊びとして

商店街の世界にいるダルマが振り返ったときに窓付きはゲームオーバーになる

モノ江のかくれんぼのごっこ遊びとして

商店街の世界の路地裏から出てくる手は誘拐犯を暗示している


・死体さん 証拠①

事故死をしている

それを窓付きが見たということは

「モノ子の事故現場に窓付きが居合わせていた」という可能性が高い


・死体さん 証拠②

「私が友達の代わりに死体になりたかった」という気持ちから生まれたもの

樹海で自殺した死体さんの事故現場に居合わせたのは、自分自身が死体になりたかったという自殺願望を投影している仮説も考えられる

※元ネタ

LSD ドリームエミュレーターのPSゲームから

バイオレンス街の死体の事故状況と樹海の世界の死体さんの事故状況から推測


・死体さん 証拠③

死体さんはまず犯人ではない

真の犯人は商店街の世界に出てきた路地裏の黒い影のカクシガミと思われる


・死体さん 証拠④

死体さんについては

LSDのPSゲームに出てくる「バイオレンス街の死体蹴りに遭っている死体」が元ネタ、おそらく「バイオレンス街で川に突っ込んで心中する赤い車に轢かれた」と見ている

バイオレンス街で死体蹴りに遭うことは、死体さんは他人から憎まれる何らかの罪を犯したということ

そして樹海にいるということは自殺願望があったということを加味すると

それを窓付きの内側にある深層心理として考えると

窓付きは「友人の代わりに轢き殺されておけばよかった」という気持ちから

「バイオレンス街で赤い車に轢き殺された挙句に死体蹴りに遭うような罪を犯した人で樹海の世界で自殺したがっている自殺志願者で車に轢かれたがっている死体さん」になりたい、という自殺願望に向かう窓付きの深層心理が考えられる

つまりは、死体さんとは「モノ子の代わりに車で轢き殺されたかった、私が死体になりたかった」という心象風景と思われる


・死体さん 証拠⑤ ※DREAMDIARY版ウサギ顔の温泉さんと子宮ウサギの補足

ゆめにっきのDREAMDIARY版にて死体さんからエフェクトを貰った後

温泉さんが出現して悲鳴を上げる場面があるが

温泉さんは、設定資料集では両手に拘束具のようなものをつけていることから、スウェットロッジの儀式では通常は裸で蒸し風呂に入って啓示を得るのだが、温泉さんは衣服を着ているため儀式のルールを違反している、発汗の儀式つまりスウェットロッジの儀式のウソを伝えた白人と紛い物の呪術師が衣服を着たまま高熱のスウェットロッジで死亡した事件(先住民の最も悲惨な差別と迫害の歴史のひとつと言われている)もあるが

ここでは「スウェットロッジの儀式=発汗の儀式の小屋は女性の子宮の象徴」なので「DREAMDIARY版ウサギ顔の温泉さん= イースターラビット=多産の象徴=スウェットロッジの子宮の象徴=樹海の世界の子宮ウサギ」、なのでRPG版の温泉さんの設定資料集をDREAMDIARY版でウサギの顔の温泉さんにした、という仮説がある

また設定資料の絵が顔がウサギの形に似ていることから、イースターエッグの生みの親であるイースターラビットであるため、卵を奪われたときに親として悲鳴を上げているという可能性もある

イースターラビットは子供をいい子か悪い子かを判別する裁判官の役割もあり、窓付きは悪い子であり、「イースターラビット=樹海の世界の子宮ウサギ=DREAMDIARY版ウサギ顔の温泉さん」は、窓付きを監視している、窓付きは自分自身はイースターラビットに睨まれる悪い子という罪の意識を持っており、何か現実世界で罪悪感を感じるような後ろめたいことが起きた=交通事故と誘拐に遭う友人を見捨てた、と思われる

そのため樹海の世界で出現する、子宮の形をした顔にウサギの耳がついている子宮ウサギはイースターラビット、さらにDREAM DIARY版の樹海の世界でウサギ顔の温泉さんが出現したのは、スウェットロッジの小屋が子宮の象徴だからという共通点からあらわれたと解釈できる

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B8



3、

以下、

現実世界で予想される物語


<改訂後>


世界設定

ウロツキは父と母を知らない子です

生まれたときから一人っ子だったので今は中学校で一人暮らしをしています

14歳といったところでしょうか


ウロツキは夢の中の部屋のベランダの外にある双子山を見かけると

毎回やまびこをして挨拶をすると何か良いことがありそうと思っている

それと同時に彼女は、一人っ子のはずなのに【私と一緒に生まれたはずの双子がいたような気がする】という感覚も覚えます

https://yume2kki.fandom.com/wiki/Urotsuki%27s_Room#Urotsuki.27s_Balcony


あとちなみに、ゆめにっきのデバッグルームには噴火する双子の火山があります

私の独自のメソアメリカ考古学ではこの絵はイースター島を題材にしていると見て分析しています

人口増加で滅んだイースター島の伝説から、彼女たちは増えてはいけない双子である

つまり生んではならない事情のある子供、それを無責任な母親に怒りを示している、と設定を組み込んでいます

Reconstruction of モノ背景09.png by Vasili of #LaInvestigaciónYN

https://yumenikki.fandom.com/wiki/White_Desert#Trivia


話を戻します

ウロツキは、夢日記を書く上で、母と父と居るはずのない双子?を探しています

おぼろげな記憶の底へ底へと夢の世界を夢遊病のように彷徨うのは

彼女が自分のルーツである父と母と双子?を探しているからです


そしてウロツキは女の子の部屋に辿り着きます

女の子の部屋に辿り着いたウロツキは、その部屋にある

胸に窓のような模様がある女の子が扉絵になっている絵日記を手にします

ウロツキはそれを見て、彼女は窓が胸についてるからマドツキという名前をつけます


ウロツキは夢の世界の底へ底へと通じるマドツキの絵日記に惹かれるようになります

するといつしかマドツキがある日、夢の中で現れてウロツキは興奮します

部屋の奥を見せてほしいとウロツキは懇願すると、いつしか二人は互いの夢の世界を案内する間柄になります


ウロツキはずっと一人っ子だったので

夢の中に現れたマドツキを、夢の中で遊んでくれる良きパートナーとして大喜びします


ウロツキは恐る恐る「もしかして私たち双子だった?」と声をかけますが

マドツキは黙ったまま首を横に振っています


しばらく付いていくとマドツキは鳥人間という鳥の頭をした女の子から

卵を守ろうと必死に戦っている様子でした

鳥人に襲われそうなときマドツキはウロツキを守ろうとしますが

ウロツキは心配ないといわんばかりにチェーンソーで応戦して

ウロツキは「二人で一緒に戦おう」と言いました


そうして

マドツキは卵探しとウロツキは家族捜し

互いの夢の世界での目的を協力し合うことを条件にウロツキが友達になろうというので

マドツキは困った様子で渋々と首を縦にふり協力関係を結ぶことにしました


ここからウロツキは毎回眠るたびに

マドツキの夢の世界に入って一緒に卵を探したりします

そのうちウロツキはマドツキの夢日記の世界のどんどん深い部分に入り込んでいきます


あるときマドツキはどうしても会いたい友人がいると言います

学校にその子がいるらしく名前はモノ江というらしいです

そこからマドツキの知られざる過去が徐々に明らかとなっていきます



事件の真相


このゲームの主人公であるマドツキは

モノ子とモノ江という二人の女の子と友達でした


下校中にモンスーン気候のような一時的な豪雨の中で一緒に帰っていたのですが

モノ子は交通事故に遭ってしまいます


運転手はわざと轢いたのでなく

事故当時の状況は雷で信号機の緑と赤が狂っており

そして何よりも豪雨で視界が悪かったということです


運転手に駆け寄った

モノ江は救急車を呼んでほしいと助けを求めますが・・・

運転手の頭の中にあるのは「二人の目撃者をいかに口封じするか?」でした


なので運転手は、モノ江の首を成人男性の腕で絞めて、持っていたナイフを首元に押し付けて脅します

モノ江は最初は暴れましたが叫んだら殺すと言われ恐怖で固まってしまいます、そのまま絞められて気絶します


犯人は「友達はまだ死んではいない、失神させただけだ」とマドツキに喋りかけます

犯人はマドツキに泣き叫ばれると困るから「安心しろ言われた通りにすればいい」と言います


窓付きに友達が殺されたくなかったら、モノ子を運んで車に乗るように言います

遠心力で道路に叩きつけられたモノ子はベル麻痺の兆候であるワニの涙の症状が出ており

涙が垂れ流しになっており、ぶつかったときの腹部は陥没していました


四肢があらぬ方向に折れていて、その腕を引っ張るごとにモノ子がうめき声をあげるのですが

運転手の言うことに逆らえず、引っ張らないでと微かな声を上げて苦しんでいるモノ子を

ごめんねごめんねと言いながらマドツキは直視することができず顔を反らして目を閉じながら足を震わせながら車に乗せました


助けて引っ張らないでというモノ子の声がずっと頭に流れ続けて

触ったあとの手は絶え間なく震え続けており、逃げようとしても全身が青冷めて腰に力が入らない

失神したモノ江と痛みに顔を歪めるモノ子を引っ張って、犯人の手から逃れて家に帰れるはずがない

それに、あまりにも悲惨な光景がフラッシュバックして正気を失っており

人質を殺されるかもしれないという不安で

叫び声もあげるという当たり前のことも考えられず

走行中のドアを開けて逃げようという気力も失っていました


運転手は「言う通りにすればお前だけでも助けてやる」「救急車に運んでやるだけだからな」と会話をしていたので

マドツキは言うことを聞けばきっとみんな助かると、運転手が女の子を黙らせるための都合の良いウソもウソと思わず


続けて運転手は「自分だって本当はこんなことしたくない」「これはわざとじゃない悪気はなかったんだ」と涙ながらに本音も漏らすため

マドツキの空っぽになった頭を都合の良い犯人の会話に洗脳されながら、次第に樹海の山奥に車は向かっていきました

慈悲の涙を流しながら、獲物を非情に喰い殺す、まるでワニの涙を絵に描いたような光景でした


運転手は誰も居ない樹海の山奥に3人の女の子を誘拐しました

失神したモノ江と人質を取られて逆らえないマドツキと瀕死状態のモノ子を連れて車の中にいます


さっきホームセンターがあったから練炭を買ってくればよかったか?ははw

と涙を流しながら笑ったりして犯人は正気を失っていました


そこから犯人は車を走らせ続けて樹海に隠れました

ぐったりした姿のモノ子も息をしておらず

起きたモノ江はマドツキと一緒に人工呼吸をしていました


マドツキがモノ子の胸を押さえて

姉であるモノ江は口呼吸で蘇生をしていました

もっと強く押して!がんばってモノ子!お姉ちゃんが助けるからね!と涙と恐怖を抑えてモノ江は励ましています


運転手も「僕からも心から応援するよ、二人とも頑張ってください、モノ子ちゃん死なないで」と

犯人は正気を失っているのでもはや他人事のように見ていました

マドツキが胸を押している間にモノ江は次第に悔しそうに涙を浮かべて唇を噛みながら

怒りのような悲しみのような見たこともないような形相で蘇生措置をしていました


非人道的な行為をしておきながらも良心的な犯人は心肺蘇生だけは二人に許しました

しかし、運転手は「車外に二人が出たら、もしかしたらこの子を殺してしまうかもしれない」

と脅迫なのか不安の声かわからないことも言っています


彼は一向に救急車を呼びませんでした、ですが警察にバレるのも時間の問題です


モノ子はぐったりしていますが、蘇生措置の結果、微かに息はある様子です

モノ江はマドツキに今すぐ逃げて私はいいからと言いますが


運転手はそうはさせませんでした

マドツキが逃げてもモノ子は死ぬ、モノ江が逃げてもモノ子が死ぬ、それでなくともモノ子が動けない


運転手はモノ子という人質が死んだら、二人は逃げてもう自分の人生はそこで終わりだと思ったので


二人に最後の願いを交渉しました

でも条件がある


それを飲めばその子を今から車で全速力で病院に連れていく

モノ江とマドツキはそれを了承しました


運転手はモノ江とマドツキの証言によって死刑が言い渡されるでしょう

誘拐されたあとの犯人はいつ捕まるかもわからない極限状態だったため


犯人は最後に子孫を残そうという覚悟を決めました

二人の女の子が目の前にいるので、犯人の子孫を女の子に託して

あとは死刑になっても構わないので、救急車に運んで警察に自首すると言いました


瀕死状態のモノ子の目の前で子供を産ませる性行為など生き地獄そのもの

モノ江はマドツキを説得して「こんなことさっさと終わらせて三人で仲良く遊びましょう」と言いました

犯人もモノ江もマドツキも既に精神的にも肉体的にも疲弊しており、誰も正しい判断がつかなくなっていました


最初は何の罪もない青年でしたが

女の子を轢き殺した事実で気が動転してしまい

口止めに女の子を二人誘拐するなどして

既に青年の倫理観は崩壊していました


犯人はついに二人の女の子に子供を授けようとしました

もう後悔は無いと言って犯人は約束通りモノ子を病院に運びましたが

もうそのときにはモノ子は死んでいました


モノ江とマドツキは生還することができましたが

モノ江は学校に何度か登校もしましたが、その数か月後に行方不明となりました


半年後、マドツキはずっと妊娠していることを秘密にしていましたが

つわりが酷くなりお腹も出ていたので、隠せないと思い打ち明けると

堕胎するか、出産するか、家族や先生や病院でも堕胎を勧められました


でもマドツキはそれでも子供に対して母性が生まれてしまっており

我が子と一緒に自殺するかどうか極限状態になっていき

外の世界からたった一人の子供を守るために扉を固く閉じて引きこもりました


モノ江はある日を境に学校から居なくなりました

モノ江は子供を授かっていたことや様々なことに耐え切れず失踪したのか

誰に何も言わずに忽然と姿を消しました


マドツキは再び夢の中でモノ子とモノ江に会いたいという気持ちで夢日記を記します

何も食べず飲まずに窓付きは夢日記を書き続けました


そしてモノ子とモノ江と話し合って

犯人との間にできてしまった子供はどう考えてどう育つのかどうかを相談したりしたかった

母親になったとき周りは私の事をどう思うのか?


そしてなにより生まれたばかりの卵を守りたいという願いが

マドツキの夢に24個の卵となって現れ始めます


マドツキは夢の世界で子供を守るために卵を鳥人から守ったり

夢の中の住民たちと出会いときに戦いながら心を成長させることで

一度は捨てようとした卵を、もう一度拾い集め、大切な卵を守る覚悟を決める

たとえ周囲に子供を堕胎しろと反対されても、マドツキは一人で子供を産み育てる覚悟を決めて外に出ました


そのあとマドツキは帝王切開ののち母体の負担に耐えれず

子供の顔を見ることなく昏睡状態のまま亡くなってしまいました

彼女はまだ14歳という若さでした


マドツキと犯人の間に生まれた子供

それがウロツキでした


ウロツキは生まれたときから一匹狼でした

マドツキの両親である父と母は「父と母はお前を捨てていったから行方は分からない」と告げて

マドツキの両親もといおじいちゃんとおばあちゃんにウロツキは育てられました


ウロツキは生まれたときから一人で家事洗濯アルバイトもこなしていたので

中学生になる頃にはバイクの免許も取っており親元を離れて既に一人暮らしを始めていました


ウロツキはその頃から日記を書き始めて

14歳になったときに非常に多感な思春期になったのも影響してか

本当の父と母と、それともう一人の双子?が夢の世界に居るような気がして

記憶の中の深い底へ底へと入り込んで夢の世界を

日記に記すようになり始めました


その父と母は、母はマドツキ、彼女に子供を孕ませた犯人が父であり

双子山のもう片方は、失踪したモノ江と犯人の間に生まれるはずだった女の子


ウロツキは夢の世界でマドツキという女の子の友達に出会いますが

彼女はそれが自分の本当の母親と知るはずもなく、一緒にマドツキの夢の世界で卵探しをするのでした





<改訂前>


雨嵐の中

3人は下校している


信号機が緑に点灯

遠くから車のスリップ音が聞こえる


友人の姿が消えて

車に轢かれて四肢が回転して


遠心力で道路に叩きつけられた

ぴくぴくと動いている


しかし

突然のことで頭が真っ白だった


ぐちゃぐちゃになった友達が

こちらを見ている


もう一人の友達の姉はいち早くかけよって

運転手に救急車に連絡を求めた


しかし、運転手はゆっくりドアを開けると

友達の姉を車に押し込んで捕まえようとした


雨音に混ざって

車の中から悲鳴が聞こえる


私は何も言わず逃げだした

殺されると思ったので何も言わずに逃げた


近隣の住民に助けようと

商店街に向かって大声で叫んだ


事故現場に戻ると

二人の友達と犯人の車は忽然と姿を消していた





後日

学校に登校しようとしたが

二人は行方不明となっていた


電話で近隣に人から目撃情報を

学校側が一人一人の生徒に聞いているらしい


窓付きは護身用に包丁を持っていった

犯人が襲い掛かってくかもしれない


もしかすると友達は生きている可能性もあるのだから

この事実は誰にも明かしてはいけない


でも先生なら

このことを明かしても秘密にしてくれるはず


職員室に行こうと

席を立とうとした瞬間


昨日、私と友達とその姉が帰るのを見たらしい

クラスメートの子3人が私に詰め寄ってきた


このことは噂にすれば犯人の耳に入ってしまう

私は何も知らないので黙っていた


私は犯人の顔や

車の特徴を思い出そうとするが


雨の中で車に轢かれて

友達に助けようと運転手に近付いた友達の姉は


車の中に押し込められた

そこからのことは分からない


犯人が誘拐したあと向かった方角も見てない

そのとき雨で車のナンバーも見てなかった


しかし、それでも目が泳いだりビクついてしまう

どう見ても挙動不審な私をからかうので


カバンを持って早退しようと思った

職員室に行こうと思った


すると揉み合いになり

包丁がカバンから落ちた


クラスは騒然となった

私が殺人鬼ではないかと言われるようになって


そうなってから

両親や先生に何も言えなくなった


肝心のところは何も覚えておらず

そのことを問い質されるたびに


思い出せない自分が嫌になる

こうしている間にも


友達がまだ生きているかもしれない

犯人が人質を攫っているから


早く思い出さないといけない

もう死んでいるのかもしれない


自分のせいでそうなったと思うと

自分が覚えていないせいで死んだことになる


私はそれ以降は

何も言わなくなり部屋に引きこもった


夜更けになる今頃

友達は今も助けを待っている


早く犯人の特徴を思い出そうとするうちに

ベッドで寝込んだ


ふと夢を見た

私の部屋の扉を開いて外に出ると


扉が12個あった

そのうちどれか一つを開いて奥に行くと


ドアのさらに部屋が繋がっていて

何かもっと深く深く歩いていけば


何か思い出せそうな気がした

けれど途中で鳥の頭をした


学校のクラスメイトが追ってきて

捕まえられて閉じ込められた


ほっぺをつねって

ふと寝覚めると


これだと思い

急いで机に上に向かった


ノートを開いて書こうとした

最後あたりに見たことはよく覚えてる


鳥の頭をしていたのは

古代遺跡の本で読んだ鳥人と思う


ナワバリに入ったせいで怒っていた様子だったが

閉じ込められる前のことはうろ覚えだった


夢の中の私の部屋も

何か違っていた気がする


とにかくそんな細かいことはいい

犯人の顔と車を思い出すのが先決だから


私は犯人の手がかりを思い出すため

夢日記を書こうと考えた


<初期案>


場所

大阪府高槻市松が丘1丁目の商店街、高槻市立第九中学校、セブンイレブン 高槻安岡寺1丁目店あたりが舞台と思われるが

製作者は報告後に、地名や県庁所在地キャラは消している為、オリジナルの地名か匿名の舞台背景が最適と思われる


雨嵐の中

3人は下校している


信号機が緑に点灯

遠くから車のスリップ音が聞こえる


モノ子の姿が消えて

車に轢かれて四肢が回転して


遠心力で道路に叩きつけられた

ぴくぴくと動いている


しかし

突然のことで頭が真っ白だった


ぐちゃぐちゃになったモノ子が

こちらを見ている


モノ江はいち早くかけよって

運転手に救急車に連絡を求めた


しかし、運転手はゆっくりドアを開けると

モノ江を車に押し込んで捕まえようとした


犯人はその際に

「誰かにバラしたらこいつを殺す」と言っていた


私は何も言わず逃げだした

殺されると思ったので何も言わずに逃げた


そのうちモノ子とモノ江の行方は知らない


後日

学校に登校しようとしたが

二人は行方不明となっていた


窓付きは護身用に包丁を持っていった

犯人が襲い掛かってくかもしれない


もしかすると友人は生きている可能性もあるのだから

この事実は誰にも明かしてはいけない


でも先生なら

このことを明かしても秘密にしてくれるはず


職員室に行こうと

席を立とうとした瞬間


昨日、私と友達が帰るのを見たらしいクラスメートの子3人が

私に詰め寄ってきた


このことは噂にすれば犯人の耳に入ってしまう

私は何も知らないので黙っていた


しかし、それでも目が泳いだりビクついてしまう

どう見ても挙動不審な私をからかうので


カバンを持って早退しようと思った

すると揉み合いになり


包丁がカバンから落ちた

クラスは騒然となった


両親や先生に何も言えない

このことは誰にも言わないでおこうと思った


友達が生きているかもしれない

犯人が人質を攫っているから


もう死んでいるのかもしれない

自分のせいでそうなったと思うと


窓付きはそれ以降は

何も言わなくなり引きこもりになった




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

mental sketch suicided 夢考察による自殺少女の思考実験 長山春子 @mtkiki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ