4-132 死人の森の父①




 六人の王は夢を見る。

 銀色の森でひとりきりで誰かを待ち続ける、小さな少女の夢を。

 麗しき王は少女に導きを欲した。彼女は見知らぬ母のように温かだった。

 正しき王は少女に肯定を望んだ。それは使い慣れた道具のように確かだった。

 賢き王は少女に絶望を見つけた。彼女は見慣れた終端のように死に近かった。

 狂える王子は少女に抱擁を求めた。彼女は帰りたい子宮のように愛おしかった。

 強き王は少女に鎖からの解放を見た。それは彼自身の解放の代償行為だった。

 孤独な王は少女が自分とは違うのだと知った。寂しさを埋めて欲しかった。


 王たちは少女に撫でて欲しかった。認めて欲しかった。赦しが欲しかった。

 それぞれがどんなに傑出した英雄であっても、彼らにだって弱さはあったから。

 よくがんばりましたね。えらいえらい。そう言って優しく包み込んでくれれば、それで十分だった。だから森は彼らに庇護を与え、永遠の中に閉じ込めた。


 けれど少女はどこか寂しそうで――ここにはいない誰かを見ていた。

 それを見ると六人の王は見捨てられた小さな子供のような気持ちになった。

 構って欲しくてわがままを言ったりいじわるしたり、とにかく少女を困らせる。

 少女は仕方無さそうに溜息を吐いて、男の子たちを優しく叱っていく。


 そんな、穏やかな家庭のような光景。

 王たちは気付いていた。

 足りないのが、父親だということに。

 少女がいつだって誰かを待ち続けているということに。

 だから思ったのだ。いつまで経っても待ち人が来ないのなら、自分が少女の寂しさを埋めてあげようと。

 『大きくなったらお母さんをお嫁さんにする』と宣言する男の子のように。




 一面の闇と天頂の月。

 スキリシアを端的に形容すれば、このように味気ないものになってしまう。

 だがそれは遠くから俯瞰した時のこと。

 よく目を凝らせば、柔らかい岩の影に、地中の暗がりに、静かな川の底に、黒い霧に覆われた森の奥に、様々な小世界が広がっていることがわかる。

 スキリシアを構成する闇は変幻自在。常にその姿を変容させるがゆえに一度として同じ顔を見せることは無い。


 幻想によって綴られた夜の彼方、想像することしか叶わない隠された大地。

 『人類ロマンカインド』が世界の果てを知らぬ頃、彼らはあらかじめ遺伝子に組み込まれた、そして模倣子が獲得してきた形質に従って数々の異界に思いを馳せた。

 海の果てには美しい珊瑚の国があり、そこでは賢い蛙たちが暮らしている。

 森羅万象の理の裏では大自然を司る精霊たちが世界の均衡を守っている。

 水面と鏡の中、影の裏側、死後に向かう地中、森の奥。

 未知なる世界は過去に存在しており、それゆえに今も存続していた。


 そんなスキリシアの広さというのはとても曖昧だ。

 距離などはあってないようなもの。

 共同体間の距離は両者が友好的であれば近くなり、敵対的であれば遠くなる。

 物質的な性質も兼ね備えているが、どちらかと言えば霊的な性質が強い。


 そんな中、『表』と『裏』の両方で連邦制を敷くドラトリアにおける夜の民たちのための行政区、通称『影の州』は『地上の諸州』との関係性の深さから比較的固定された位置を維持していた。

 それも、しばらく前まではの話だ。


 言震ワードクェイクによる北ドラトリアの分離。

 魔将復活によるエルネトモランの騒乱。

 秋の事件以降に大量発生した吸血鬼ことドラトリア系夜の民は、大神院によって正式に天使の眷属種として認定された。エルネトモランでも吸血鬼たちは特別居住区で暮らしている。それはエルネトモラン内に小さなドラトリアが存在しているということだった。


 エルネトモランから影の中へと潜行し、地上では遥か東方に位置するドラトリアに移動する、ということが夜の民ならば可能なのだ。

 エルネトモランを貫く世界槍の中であってもそれは同じ。

 月明かりが照らす黒色の大地の上に、蠢く雲のような塊がある。

 それは何もない荒野を驚くべき速度で移動していた。

 六王の一人にして吸血鬼の王。

 ジャッフハリムが誇る四十四士が一。

 カーティスが群れをなして夜の世界を駆け抜けていく。


 途中、先回りして待ち構えていたアストラル体の軍勢――海の勇者イアテムが放った数千からなる部隊を『ぷちり』と轢き潰し、何事も無かったかのように突き進む。数を頼みにするイアテムは戦い方からして間違っていた。カーティスに数で勝つことはできない。かの王は『大勢』なるもの。漠然とした『多さ』のイメージは正確な数を定義させず、十分な戦力の用意を許さない。恒常的に展開している原始呪術『戦場の霧』は黒々とした靄となってカーティスたちを覆い、その全容を決して掴ませないのだった。相対する者にとって、闇の王の兵力は無限に等しい。


 やがて王は懐かしい故郷に足を踏み入れる。

 濃く深い色を基調とした建物の数々。

 近年の流行か、煉瓦を積み上げた尖塔や黒曜石を敷き詰めた床などが目につく。青や緑が好まれるが、まれに血のような色彩がアクセントとして屋根や看板に使われていたりもした。

 中央の市街はすっかり近代化が進んで血管のようなチューブが道路となって中を箒が飛び交い、骨のようなビルディングから漏れ出る呪術照明が街を眠らせない。行きかう人の種類は様々で、地上から来たらしき者も多く見られた。

 人が集まればさまざまな情念、衝突、融和が生まれる。

 紛れもない大都市の空気感がそこにあった。その景色は彼が知る頃から大きく様変わりしていたが、肌で感じる瘴気は紛れもなくドラトリアのものだ。


 伝統を維持するため近代化の波にも負けず鼠車が観光客を運び、コウモリの使い魔たちが荷物や情報を運んでいく。清浄な流水を苦手とする血統のために下水の通った道の上には伝承遮断の呪文が刻まれ、境界を跨げない血統や招待や許可が無ければ共同体に足を踏み入れられない血統のためにあらゆる場所に通信用のグロートニオン結晶が設置されている。

 人の死や病、悪しき空気への恐怖は伝承を生み出し、それらに影響されて吸血鬼は性質を変化させる。多様な血統への配慮は吸血鬼国家としての必然であった。


 一際目を惹くのは闇の中で煌めく力ある宝石の輝き。

 地上と影の下、両方で採掘できる呪宝石は至る所に見られ、精錬や加工、流通や販売に関わる者たちは花形職業としての誇りを胸に抱きながら働いている。

 周辺業界である服飾や製造はもちろん、建築や呪具関連、研究機関に芸術といった分野とも関わりが深いのが呪宝石だ。名高いドラトリア産の呪宝石を求める者たちや観光客は目を輝かせて宝石都市を歩いていく。ドラトリアは小国ながらも栄えており、首都であるカーティスリーグはその輝きの中心なのだった。

 

 全てが懐かしかった。多くの変化はあれど、ここはまさしくドラトリア。

 始祖たちの王国の中で、最も繁栄したとされる麗しの都だ。

 カーティスはしばし瞑目し、深呼吸をした。それから、


「さて」


 とつぶやくと、無数の自己が次々と各地に散っていく。

 あるカーティスは市民の影から影へと渡り、あるカーティスは旅行者やアンケート調査を装って地道に聞き込みを行い、またあるカーティスは相手を強引に物陰に引きずり込んでその牙の餌食とし、己の眷属にして手足を増やした。

 恐るべき人海戦術で瞬く間に情報を収集し、即時に全体で共有する。


 子孫であるリールエルバの置かれている状況、敵であるカルト教団の規模と拠点の位置、政府の対応、市民たちの様子――それら全てを並列で把握、処理して高速で結論に至り、ぼんやりとした表情で呟いた。


「助けに来たよ、私の遠い裔」


 カーティスの感染は拡大していく。瘴気の流れは都市全体に伝播し、必然としてその場所に辿り着く。

 全て、造作も無いことだった。

 もとよりドラトリアはカーティスの腹の中なのだから。




 近頃ドラトリアを騒がす悪質なカルト宗教団体、聖マローズ教団は度重なるテロ行為をエスカレートさせ、ついに王族たるリールエルバを誘拐するに至った。

 このようなケースでは槍神教の異端審問部隊が介入してくるのが常であるが、エルネトモランの事件以降、アルセミットは部隊の再編で忙しい。

 更に言えば現在ドラトリアと槍神教の関係は極めて微妙なバランスの上でかろうじて均衡を保っている状態だ。槍神に対して反旗を翻した北部を簡単には切り捨てられず、しかし槍神教本山のある大国アルセミットに楯突くなど考えられない。


 国内勢力とて一枚岩ではなく、多様な勢力の利害が絡み合い政情は悪化の一途を辿っている。リールエルバとセリアック=ニアがエルネトモランの危機を救い、その後も吸血鬼化してしまった者たちの保護を行っていることから、世論は彼女らの英雄的な振る舞いを称賛する方向に傾いていた。新王族派勢力はこの機に発言権を強めようと暗躍し、アルセミットとの関係性を回復させようとする槍神教徒たちはリールエルバに接近を試みている。


 拉致事件が発生したのはそんな時だった。

 あるいは、そのような時期だからこそ起きた事件と言うべきか。

 聖マローズ教団は唯一神である槍神を否定し、マロゾロンドを主神として崇める原理主義的な宗教だ。

 彼らは神を、自国を、民族を、自分たちを愛し、それ以外を憎悪していた。

 彼らの愛は王族にも向けられ、それを蔑ろにする者には敵意を抱いていた。


 わけても王国の祖カーティスに向けられているのは崇拝そのものであり、彼らが復活した始祖を『再びドラトリアの王に』と望むのは当然の帰結だった。

 王族を人質にとった狂信者たちの要求は『カーティスの魂』。

 無茶苦茶な要求であるなどとは思っていない。

 それが神託によって下された神の命令であるからだ。

 信仰によって動く千人規模の大集団。


 おまけにいずれかの勢力に支援を受けているのか、一世代前の呪具で武装している。中には呪術師も含まれており、その戦力は侮れるものではない。セリアック=ニアのショッキングな死の映像は人々に絶望を植え付け、リールエルバの運命もまた絶望的だろうという空気が流れていた。

 聖マローズ教団が唐突に内部崩壊し、内紛を始めて勝手に自壊し始めるまでは。


 カーティスの一人が辿り着いたのは都市のほぼ中央に位置する円形広場。

 歴史的建造物であるマロゾロンド大神殿の前だった。

 マロゾロンドが守護天使と読み替えられたあと、この場所は天使を通して槍神へと祈りを捧げる尊崇の祭壇とされ存続を許されていた。

 そんな場所で、祈りの言葉が高らかに響く。


「ぶひっ、ぶひぃぃぃぃ!!」


「ほうら、豚は豚らしく可愛く滑稽に鳴いてご覧なさい?」


「ぶうっ、ぶうっ、ぶひっ、ぶっひぃぃぃぃぃ!!」


 聖マローズ教団分裂後、新教団が名乗り始めた名を聞くと、誰もが聞き間違いだと考えてほぼ確実に聞き返す。そして今度は相手の頭を心配する。

 その名を、『絶対美少女吸血姫神リールエルバ様教団』という。


「リールエルバ様ぁぁぁっ!」


「あら、豚のくせに人語を解するのね。おりこうさん。良い子、良い子。もっと私の名前を呼んでいいわよ」


「ぶひぃぃ! ありがとうございます、リールエルバ様! リールエルバ様!」


「フゴッ、アオッ、オインク!!」


 彼らは狂っていた。

 狂える姫君の美しさに熱狂し、大真面目に信仰に殉じようとしている。

 『支配』と『虜』の呪力が空間を覆い尽くす。

 成人男性が四つん這いで地に鼻を擦りつけ、恥など知らぬとばかりに豚の真似をしている。壮年の女性が涙を流しながら美しいものに祈りを捧げ、若い男女が繰り返し教祖にして崇拝する神の名を呼んでいる。


 緑色の髪を揺らすさまに群衆の視線が集まり、よりいっそう呪力が昂ぶる。

 極めて珍しいことに、少女は服を着ていた。

 それも豪華絢爛な舞台衣装、舞い踊って躍動するための軽やかなものだ。

 首筋を守るチョーカー、手の甲を覆う鋭角の袖、細く絞られたウエストに腰に添えられた小さなコウモリの羽が愛らしい。シルクを重ねてリボンで飾ったスカートはふわりと膨らみ、幾何学模様のレースが可憐さを強調する。目の細かい網タイツには複雑精緻な模様が浮かび、赤いパンプスが小さな足を少女らしく飾っていた。


「この恥ずかしい豚ども! 這い蹲ってお前たちの神を讃えなさい!」


「ぶっひぃぃぃぃ!!」


 霊媒や血贄姫といった聖職者が歌や踊りで神への祈りを捧げるためのステージに立ち、艶然と笑みを浮かべながら満足そうに自らの崇拝者たちを眺める。

 とても人質にされていた少女とは思えぬ態度だ。 

 しなやかな手を伸ばし、長い脚は片足立ちで回転と跳躍を繰り返す。重力を感じさせない軽やかさ、自在に曲がる全身のしなやかさ、小気味よいリズムを刻むステップの全てが動的な美となって少女を華やかに見せていた。少女は歩み、跳ね、曲線を描きながらある方向へと移動していく。熱狂の中にある観客たちは誘われるようにステージの上へと昇り、そのまま神殿の奥へと突き進む。


 彼らは虜。情熱の奴隷。

 その興奮は、しかし少女の首を覆うチョーカーが幻影で偽装された首輪であったことが明かされると同時に怒りへと変化する。

 誘われた人々は気付く。この神殿の奥に少女に鎖をかけた憎むべき敵がいると。

 既に完全な支配下にある元教団メンバーたちが群衆に武器を配り、作戦行動を開始。先行するコウモリの使い魔が情報を絶えず送って敵の位置を常に捕捉。陽動と側面からの奇襲、少数に多勢で当たるということを徹底して繰り返す。


 都市に恐怖をもたらしたカルト教団。

 彼らはこの神殿の隠された地下納骨堂に潜伏しているのだという。

 それを知った民衆が叫ぶ。正義は我らにあり。

 悪を許さない市民たちの怒り、生活を脅かされることへの恐れ、隣人や愛する世界を守ろうとする優しさ、人々を駆り立てるのはそうした感情だった。


 罪なき人々を虐げる人でなしどもに罰を。

 悪魔のように血も涙も無い怪物たちを退治せよ。

 その胸に槍を突き立て、顔に呪符を貼り付けて爆殺し、炎の呪いで焼き尽くす。

 市街地に出現した異獣の討伐は順調に進んでいた。


 ふとその動きが止まる。

 観客たちは熱狂を突然中断させて、一斉にある一点を見た。

 彼らを誘い、導き、狂騒の中に引き摺り込んだ舞い手。

 緑の髪と紅い瞳が美しい、大人びた艶のある少女。

 狂い姫と呼ばれた吸血鬼に声がかけられた。


「やあ、はじめまして――というのもおかしいかな」

 

 年齢も性別も容姿も声も何もかもバラバラな大勢の群衆が、異口同音に同じ台詞を口にする。ひとつの意思が集団に宿ったかのような完璧な同調。

 いつの間にか漆黒の書物が浮遊して集団の頭上を彷徨っている。

 ひとりでに捲られていく項、燐光を放つ文字列、そしてそこから溢れ出てくる夥しい量の瘴気が人々を覆っていた。

 『感染』は既にカーティスリーグの全域に広がっている。この都市の名は『カーティスのもの』という意味であり、当然と言えばそれまでのことだった。

 彼らの言葉が連鎖する。反響する。次々と繋がり、一つになる。


「私たちが誰かは」「わかっているだろう?」「君がそうなんだね」「助けに来たつもりだったけど」「いらないお世話だったみたいだ」「流石は私の血を引いているだけのことはある」「ああいや、実際は違うんだっけ?」


 そこで、群衆は言葉を止めた。

 カーティスたちがしげしげと少女を見る。

 少女の方は最初こそ動きを止めていたが、すぐに我に帰った様子で、


「お目にかかれて光栄です、大父祖カーティスよ。私の名はリールエルバ・ヴォーン・アム=オルトクォーレン。御身の血統、その意味を受け継ぎ――」


 と名乗ろうとする。

 しかしカーティスは途中でそれを制止して言った。


「いいよ、仰々しいのは。もっと気楽に構えておくれ」


 気安く手を振って、影をするすると伸張させていく。

 神殿内の呪石照明に照らされた影が少女の足をつつき、かかとのあたりを柔らかく包み込んだ。夜の民が行う、影による『握手』である。触手も手足も似たようなものなので、手と足の区別はどうでもいいことだ。


「なるほど」「確かに違うようだ」


 少女は身を固くした。緊張の面持ちで相手の表情を探ろうとして失敗する。相手が多すぎて、誰のどんな表情から内心を推し量ればいいのかわからなかったのだ。


「まあ些細なことだよ」「似ているなら同じ」「近いなら私」「そっくりなら私たち」「遠い子孫でもそっくりさんでも私にとってはだいたい一緒さ」「夜の民とは摸倣者であり」「完璧な摸倣ならそれは本物と同じものだ」「君は確かに私の子孫だ」「そう見える」「だから子孫でいい」


 突然現れたカーティスに驚き、緊張した様子の少女。

 その困惑には一切構わずに、カーティスは次々と言葉を連ねていく。


「なるほど、中々に優れた資質を持っている。これならスキリシアを任せてもいいと思えるよ。そして君は可愛いのでおじいちゃんがお小遣いをあげよう」


「あ、ありがとうございます、大父祖様」


 畏まった様子で一礼。カーティスたちが朗らかに笑った。


「ははは、おじいちゃんもしくはおばあちゃんと呼んでくれてもいいのだよ」


 じっさい、カーティスの中にはそう呼んで差支えない高齢者も含まれる。少女は可愛らしく媚態を作ってみせた。声がまだ少々ぎこちなく、わざとらしい風ではあったが。


「おじいちゃん大好きー」


「よしよし、可愛い奴め」


 そうして、二人は邂逅した。

 予定通りに。


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