2-88 サイバネティクスとオカルティズムの幸福なマリアージュ④


 やはり厄介なのは敵のすさまじい回復能力だ。それだけがどうしても打ち破れない。

 あれを破るプランは存在するのだが、それにはまだ時間が足りない。今はまだその時ではない。


 そしてもう一つ、敵には厄介な能力があった。

 周囲に満ちる、灰色の粒子。蝶の翅から放たれた妖しい光を宿した鱗粉が、その力強い羽ばたきによって周囲一帯に散布されていく。

 

「我が価値を問え――ミエスリヴァ」

 

 男と同化した魔将の名が呼ばれ、その真の力が顕現する。

 音もなく、左腕が粉砕された。


 こちらが反応する間もなく側面に回り込まれて攻撃を受けたのだ。辛うじて前方を右腕で防御したが、それでも側面への対応が間に合わない。


 即座に新しい兵装に換装を行う。瞬時に出現したチェーンソーを突き入れた時には既にキロンの姿はそこから消えている。背後から来ると当たりを付けて振り向きながら左腕で切り払うが、回転する刃は虚しく盾の表面を削るだけ。しかもキロンはそこにはおらず、盾のみの囮だった。キロン本体が直上から急降下、馬上から漆黒の槍を振り下ろす。


 俺の身体が急激に真横に引っ張られて、ぎりぎりで奇襲を回避する。新たに換装した腕から伸びるワイヤーが、俺の身体を迷宮の壁に引き寄せているのだ。巻き上げ機が高速回転し、移動能力に優れたワイヤーアンカー搭載義肢が俺を壁面の上へと運んでいき、勢いのままその向こうへと壁を飛び越える。


 壁の裏側で多関節義肢を構えながら、俺は真上へと視線を向ける。壁の上を飛び越えて追撃してきたキロンを迎え撃つ構えだった。


 超回復と並ぶ、聖騎士キロンの神速。俺の知覚を許さず、光の如きコルセスカのスピードにも追随して圧倒するという常識外の強さ。その種を、既にトリシューラは看破していた。打ち破る方法もまた準備した上で俺は今この場に立っている。しかし、その作戦を実行するには時間が必要だった。その時間を稼ぐための左手、そのための多種多様な手数である。


 すぐ傍の壁が粉砕され、盾から不可視の斥力場を発生させながらキロンが真横から一直線に突撃を仕掛けてくる。真上からでなく、障害物を無視して真横から強襲するキロン。多関節の腕で防御するが、あっけなく粉砕されていく。


 そのまま盛大に吹き飛ばされて、二度、三度と地面をバウンドして転がっていく。追い打ちをかけるようにして撃ち出された【災厄の槍】を右手で防ぐが、そこから更に弾き飛ばされた俺は迷宮の壁をぶち抜きながら更に遠くへと追い込まれていく。


 空中に打ち上げられたまま、更に二度、三度と【災厄の槍】の連射。左手の換装を行い、それを囮にしてあえて破壊させることで肉体への被害を防ぐ。最大のパフォーマンスを発揮し始めたキロンを相手にしては、七十一の数も時間稼ぎにしかならない――時間稼ぎにはなる。


 空中に打ち上げられたまま延々と吹き飛ばされ続ける。弧を描いて落下する度に燃えさかる骨が左手に激突し、多種多様な義肢が粉砕される。蒸気を吹き上げる巨大でレトロな腕が、腕と平行に取り付けられた刃が、電磁輻射砲を備えた腕が、すべて一瞬にして破壊され、その残骸を光の粒子に還されていく。


 一度破壊された形態の義肢はトリシューラが自らの工房で再生のための儀式を行うまでは再使用ができなくなってしまう。あまりに万能な力を持つウィッチオーダーだが、最大のパフォーマンスを発揮するためには相応の準備が必要だ。大量の資金と稀少な素材、そして膨大な工程。全て、トリシューラが半年間かけて俺の為に準備していたもの。その結晶が、何の価値も無いと一瞬で粉砕され続ける。


 何も感じない――冷たさが全身を支配する。風を切って、衝撃と共に飛んでいく俺の身体は、いつしか見覚えのある場所へと投げ出されていた。ついに地に投げ出された俺は、右手で受け身を取りながら回転して素早く起き上がる。


 周囲には、何事が起きているのかと多種多様な種族で構成された第五階層民たちが集まってきていた。そこは俺とコルセスカが逃げ込んだ、レオがいる区画だった。


 壊れた壁の向こう、粉塵の中から騎乗した聖騎士が姿を現す。周囲を睥睨し、冷ややかな一言。

 

「忌まわしいな。穢れた異獣共め」

 

 その殺意が、俺ではなく周囲の第五階層民たちに向けられる。ここに集まっているのが非戦闘員ばかりだということなど、一切考慮しないという瞳だった。咄嗟に動けず、俺は漆黒の槍が突き出されるのを看過してしまう。たまたまその場にぼんやりと立っていた、樹木のような姿のティリビナの民。その一人に向けて無造作に訪れる、死の穂先。


 瞬間、誰もが息を飲んだ。

 槍とティリビナの民との間に両手を広げて立ち塞がる者があったのだ。己の命を平然と投げ捨ててレオはその幼げな瞳で真っ直ぐにキロンを睨み付ける。キロンは槍を一瞬だけ止めたが、レオの頭頂部に生やされた黒い猫耳に視線を向けると、不快そうに鼻を鳴らした。

 

「忌み人であっても滅私と慈悲の心を持ち合わせていたか。見事――しかし、見逃す理由にはならん」

 

「あなたは」

 

 容赦のない殺意がレオを貫く寸前、キロンの呼吸の間隙に潜り込むかのような絶妙なタイミングで、その言葉は放たれた。無論、レオの言葉は俺以外には通じない。その意味が伝わったはずもないが、短い呼びかけは短いがゆえにそのまま呼びかけとして意味を為した。聖騎士に生まれた、あるかなきかの意識のラグ。そして解き放たれた、キロンの黒き槍よりもなお鋭利な言葉の槍。

 

「この人や僕じゃなくて、あなた自身が憎いのですか」

 

「何を」

 

「だからその槍は、あなた自身を傷つけているの?」

 

「何を、言っている」

 

 キロンの様子が、明らかに急変していた。聞き慣れない周波数の音を無理矢理耳元で鳴らされたような、不快感と戸惑いの入り交じった表情。というよりも、異様なのはレオのほうだった。その声が、どこか聞き覚えのある二重性を伴って響いてくる。その意味が、ダイレクトに脳内に流れ込んでくるような感覚。


 遅れて気付いた。レオは【心話】の術を使っている。彼の言葉は、キロンに届いている。強靱な腕が支えているはずの槍の切っ先が僅かに震えているのは、おそらくレオの問いかけによってだろう。


 透き通った瞳で、少年は胸の内から溢れる感情にまかせて言葉を繋いだ。その瞳が慈愛と悲しみに揺れて、一筋の雫が頬を伝う。

 

「あなたは可哀想だ。どうか、自分が弱いことを責めないで」

 

 それは劇薬だった。

 おそらく、余人には理解不能な洞察力、直感、あるいはその他の感覚によってレオは理解したのだろう。


 キロンの胸中に一歩踏みいることすら無く、ただ理解しているという前提だけをそこに成立せしめる圧倒的な異常性を、しかしレオは当然のものとしてキロンに突きつけた。そうして投げかけられた言葉は全てが心臓を刺し貫く致命の刺突。


 そして恐らく最後の言葉が最大の猛毒だった。当然だろう、あの言葉は俺にとっても痛みとなり得る。俺と似た過去を持つキロンにとっては、言うまでもない。

 

「――俺を暴き立てるか、貴様っ!」

 

 至極当然の帰結として、爆発するかのように激昂する。今度こそどのような言葉でも止められない殺傷力がレオに吸い込まれていく。俺は動き出していたが、それより速く少年の前に飛び出した影があった。


 激しい怒りと共に放たれた神速の穂先を、二本の指が正確に掴み、静止させていた。芸術的なまでの力の逃がし方、そして巌のような不動を保つその道衣姿。


 ロウ・カーイン――いつのまにやらレオの護衛に収まっていた男は、前に踏み込みながら片方の腕で槍を抱え込むと、そのまま背中と肘でへし折ろうとするが、槍は意思を持つ蛇のようにのたうち、するりと拘束を解いてキロンの手元に戻っていく。間を置かずにカーインによる貫手が放たれるが、馬上から跳び上がったキロンが頭上から刺突を繰り出す。


 今度こそ回避仕切れずに、その背中、そして内部の心臓を狙って穂先が吸い込まれていく。カーインが目をかっと見開いて、気息が体内に急速に導引されていくのと共に気力が充溢していく。

 

「ぬるいっ!」

 

 カーインの全身が、一回り大きくなったかのような錯覚。否、事実として服の上からでもわかるほどの筋肉の盛り上がりと皮膚の黒々とした変色は、彼の肉体に劇的な変化が起きていることを示していた。おそらくは、俺の渾身の一撃を跳ね返した時のように内功によって超人的な防御力を得たのだろう。漆黒の槍は分厚い背筋に阻まれてその侵入を一瞬停止させる。しかし。

 

「臭うな。貴様も異獣か」

 

 侮蔑の言葉と共に、キロンが着地する。握りしめられた槍の穂先が、カーインの胸から突き出していた。信じられないという表情で血の滴る刃を見下ろしているカーイン。勢いよく槍が引き抜かれ、傷口から勢いよく血が噴き出していく。悲痛な叫びを上げるレオ。倒れ伏していくカーイン。


 思考は、ひどく冷え切っていた。

 宿敵の死を見ながら俺が思ったことは、理想的な展開だということ。

 

(丁度いいね。彼が異獣かどうかはこの際関係が無い。重要なのは、どう見えるかということ)

 

 カーインは、身体的特徴において【上】のように見える。そして異獣の殲滅を謳い、【上】側として振る舞っている聖騎士キロンが同じ地上の人間を攻撃したという事実。


 都合の良い展開――期待していた中で、最も理想的な展開だった。厄介な敵も排除できて一石二鳥だ。

 ちびシューラが親指を立てて反撃開始の合図を告げる。

 

(準備完了したよ、アキラくん! さあ、正義の味方をやっつけようか!)

 

 ああ。邪悪な魔女とその使い魔の、ここからが本領発揮だ。

 ちびシューラの手が閃くと共に、空間が揺らぐように歪曲し、波紋のようにしてそれが階層全体に広がっていく。それと同時に、遠くからも何かが凍結するような音が響き、すぐ近くからも水が流れるような音が聞こえてくる。複数の音が反響し合い、第五階層を不可思議な音色で満たしていく。


 変化は劇的だった。階層全域を覆っていた迷宮の壁。それらが光の粒子となって解けていく。

 

「何だ、何が起こっている?!」

 

 カーインに駆け寄って治癒符を必死に押し当てているレオに、トドメの一撃を加えようとしていたキロンが動揺して周囲を見渡している。鳴動する大地に、黒い馬が嘶きを上げて暴れだそうとしている。慌ててなだめにかかるキロンに、もはやレオにかまけている余裕は無い。


 第五階層は、今や元の姿を取り戻していた。周囲には何事かと集まってきた住人達。この場所は既に普段多くの人々が行き交う大通りの風景を取り戻しつつあった。


 状況の変化にも関わらず無差別な襲撃を繰り返そうとする悪鬼たちに、無慈悲な集中攻撃が行われる。狭い通路で数の有利と小柄さを活かした戦法で襲ってくるのならともかく、どちらも活かせない状況では悪鬼は狩られる側の弱者でしかない。路上で暴力を行使した彼らから、創造能力が次々に奪われていく。


 騒動の隙を狙い、俺は黒銀の左腕をキロンに向けて振り抜いた。正確に盾で受けるキロンの表情に、理解が広がっていく。

 

「そうか、奇襲狙いだと思っていたが、きぐるみの魔女がいないのはこれが狙いか」

 

「そういうことだ」

 

 槍の振るえない近接距離での攻防。咄嗟に伸縮自在の槍を腕に巻き付かせ、素手での戦闘に切り替えたキロンはこちらから離れようと激しく動き、遠ざかろうとする。

 

「だが何故だ、このようなことをする意味がどこに――」

 

 疑問を呟くその身体から、複数の光の粒子がこぼれ落ち、周囲に立っていた内のひとりに吸い込まれていく。大きなくまのぬいぐるみを抱えた、蝶の翅を持つ少女。その周囲に水流が渦を巻き、未だ僅かにラグを走らせている建造物に干渉し、安定させていく。水流は倒れ伏したカーインとレオを包み込んで離れた場所にいた少女の下に運んでいく。

 

「ねーねーレオくん、わたし、役に立った?」

 

「ありがとう。このまま、みんなを守ってくれるかな?」

 

「うん、わたしがんばる」

 

 水の膜が少女やその周囲にいる人々を包み、呪術の障壁を作り上げていく。たった一晩の間に何があったのか知らないが、この呪術師の少女はレオに好意を寄せているようだった。こんな短期間で異性の心を奪うとは、ちょっと信じがたい事をする少年である。


 彼らの安全が確認された途端、階層全域に拡大された音声が響き渡る。

 

「聞け! 忌まわしき異獣と、それを匿う異端の民たちよ! 我が名は修道騎士キロン!」

 

 キロンは愕然と声の聞こえてくる天蓋を見上げるが、そこには何も無い。光学迷彩によって滞空する巡槍艦が存在する事を知っている俺は、構わずに打撃をその顎に浴びせていく。

 

「退廃と堕落、汚濁と悪徳が栄えるこの街は、もはや存在すら許し難い! よってここに、この聖騎士が裁きを下す! 異教徒も異端者も、残らず灰になるがいい!」

 

 合成された音声は、キロンのものと寸分違わぬ響きでそれらしさを演出する。

 宣言と共に、空中から無数の閃光が大地に降り注いだ。かつてキロンが異獣を虐殺した時と比較しても遙かに巨大で広範囲への呪術の爆撃。言葉の通り階層の全住人を皆殺しにするほどの高威力の呪術の雨に、キロンが絶叫する。

 

「おのれっ、正気か【きぐるみの魔女】――!」

 

 狂気の虐殺行為の責任をすべてキロンに押しつけて、トリシューラによる無差別な破壊が撒き散らされる。俺が時間稼ぎをしている間、トリシューラはキロンによって破壊され階層の狭間に漂っていた巡槍艦を取り戻す為、密かに行動していた。巡槍艦の制御システムに侵入し、絶妙なタイミングで作戦を実行に移す。


 巡槍艦の内部には、一定期間ごとに記録していた第五階層のバックアップが存在する。かつて俺が見せられた、ミニチュアの第五階層。再現模型と立体映像によって現実に影響を及ぼす装置。それを利用して、彼女は階層の迷宮化を解除したのである。過去の第五階層を再現した模型と、現実の迷宮がその差異を比較し、階層のシステムは以前の状態を正常であると判断した。かくして迷宮は過去によって上書きされていったのだ。


 当然、迷宮化を行っている何者かは妨害に動くが、コルセスカとレオの仲間になった少女の力によって再び迷宮化が始まることは無いようだった。裏で動いている何者かは恐らく高位の呪術師らしいが、いかに強力な呪術師でもこちらが三人がかりならそうそう負けることは無いということだ。


 天から閃光が降り注ぎ、凄まじい衝撃と爆音、熱波が周囲に吹き荒れる。右腕の力を周囲に広げて身を守るが、それでも重い衝撃が身体を貫いていくのを感じる。


 轟音が収まった後、階層は地獄と化した。多くの構造物が破壊され、至る所から火の手が上がり、多数の負傷者が呻き声を上げる。無数の小さな破片が全身に突き刺さり、呻いている者、耳を押さえてうずくまっている者。意図的に殺傷力を抑えて、多くの負傷者を出すために調整された爆撃。大規模な被害にも関わらず、驚くべき事に死者が存在しない。綿密な計算によって導き出された、悪意の演出。


 更に被害を軽減させる要因として、人々の周囲に展開された防御呪術の存在があった。彼らの身を守る不可視の障壁は、見覚えのある紙幣によって展開されたもののようだった。効果が途切れ、紙幣の表面に刻まれた絵図が細かな光の粒子になって消失する。

 

「アキラ、今のを君も容認していたのか?! 俺が護符を強制発動させなければ、被害はもっと広がって――」

 

 己が浸透させた紙幣を消費させてまで住人を守ろうとしたキロンに、【上】住人を巻き添えにしてまで虐殺を行うような意思はない。己の成果を無にしてでも無辜の民を守ろうとするキロンの行為は正しく、英雄的ですらある。だが、彼の意思は関係が無い。重要なのはどう見えるかということ。周囲がどのような認識を共有するかという一点だ。真実よりも速く、それらしい風説は流布されていく。

 

「ふざけんなっ! 全部てめえがやった事だろうが! 白々しいんだよクソ聖騎士!」

 

 安全地帯から、キロンに向けて放たれる呪符の攻撃。憎しみを滾らせた【下】住人の殺意により、キロンの動きが一瞬止まる。強大な力を持つキロンには傷一つ与えられない攻撃でも、気を散らす程度の役には立つ。そしてそれは、コンマ数秒単位の近接格闘においては確実な差を生み出していく。


 同じく戦闘行為を行っている俺に対しても創造能力を奪おうと複数人が手を翳すが、そこで強い制止の声が上がった。カーインに必死な表情で治療を行っているレオだ。

 

「待って下さい! あの人は、アキラさんは僕たちを守るために戦ってくれているんです! アキラさんは悪くない!」

 

 本気でそう信じ切っているレオの言葉には、切実な真情が込められていた。心話によって直接精神に語りかけられるという事も、周囲の心を動かす要因になっていた。当初はコルセスカの言語魔術で翻訳を行う予定だったが、レオが無意識に心話を使って周囲をまとめ上げている事が判明し、計画を変更したのだった。


 彼が持つ希有な才能は、状況を一変させてしまうだけの有用なスキルだ。こちらの真意を知っている者が扇動したならばこう上手くはいかないだろう。

 

「アキラさんは僕のことも助けてくれました――僕は、あの人を助けてあげたい、味方でありたいんです」

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