このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（119文字）

燦太が選ぶのは一体誰なのか。
三角関係のラブストーリーというのは中々甘酸っぱいですね。
6話の少し短めな物語でしたがとても面白かったです。

面白かったです☆

　人生は往々にして選択が迫られるというのはよく聞く文句だと思います。
　両思いだとしても、気持ちは伝わらなければ何も始まらないのです。

　予定調和だけれど、切ない選択。
　ご覧になりませんか。

タイトルからは想像もできないかなり複雑な心理が描かれていました。なので最後まで一気に読みました！「サンタ」という特殊な名前ですが、その人はちゃんと人間で、過去の出来事に悩んだり、起きてから初めて気づくことがあったりと、とても人間らしい色んな面を読み取ることができました。
この複雑な関係や心情を誰の視点にも添わず、簡潔に書かれていく文体がとても分かりやすくて、素敵でした。

切なくて泣ける話でした。
最後の最後だハッピーエンドでしたが、とても胸が熱くなります。人って、こうまで素直になれるのかなって思いました。