その4【地球】にやさしい

 倫理的に言えば、子を産むことは正しいです。子孫繁栄のために必要不可欠な行動と言えるでしょう。

 子孫繁栄と同時に我々の課題となってくるのが、自然環境の保持。よく「地球にやさしい未来を」的な標語や文章を目にすることが有ります。

 しかしその行動は果たして本当に地球にとって必要な行いでしょうか?


 地球にはかつて有機生命体など居ませんでした。月の地質を調べた結果メタンさえもなかったので落雷によるアミノ酸発生も有り得ませんでした。(メタンに電気を何度も流すとアミノ酸=有機物が作れるようです)

 つまり鉄と岩石の惑星こそが地球。

 しかしある日、そこへ隕石が落ちました。それには有機物が付着しており、地球の環境と適合し、有機生命体が誕生したわけです。


 人類が守らなければいけない“自然”というのは、地球にとっての“不自然”なのです。この不自然を守ろうとする人間の行動がどうして地球に必要だと考えることができるのでしょう。

 人類は、己を存続させたいがために、あたかも初めから地球には有機物があったかのように振舞っているだけなのです。そう、人類は人類が暮らしやすい世界を持続させたいだけで、地球のことなどこれっぽっちも考えてないのです。

 これほど狂った思想を掲げながら、「地球のため」などと子にも言って聞かせる。気が狂いそうです。私は言えません。

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