夢叶って、人を歌う。
有馬悠人
夢叶って、人を歌う。
小さい頃に見た夢。
綺麗な夢。
無謀な夢。
馬鹿にされた夢。
無理だって人はいう。
不可能だって。
面白い。
叶えた時の顔を見てみたい。
驚きの表情かな?
それとも、へこへこしてくるかな?
後者はきもいね。
今後関わらないようにしよう。
とは言っても、僕はまだ夢追い人。
僕は、この道以外退路を経ってしまった。
他の生き方を知らないし、それ以外に興味は出てない。
今後はわからないけど。
先の未来が綺麗なものではないかもしれない。
先の未来で幸せになれるかどうかも定かじゃない。
勝ち負けのある世界。
負けにだけはなりたくない。
だって、今まで負けてきたし、負けても何も思わなかった。
全部ある程度できた。
スポーツ、勉強、交友。
狭い世界の話だけど。
感情も、機嫌も、仕草も、全部理解できてた。
でも、なんだろう?
生きてた心地がしなかった。
自信を持って生きたと言えなかった。
だから、殺した。
その時の僕を。
何もなくなった。
心すらどこにあるのか、わからない時期があった。
正直今もどこにいるのか、どこまで行ってるのか自分でわかってない。
こうして駄文を並べて自分のことを振り返りながら思う。
殺した僕は、すごいなって改めて思う。
僕を殺してから1番失ったのは人だった。
嘘で取り繕っていただけの関係だったし、悲しくはない。
でも、話せる人が極端に減った。
話すって大事なんだって、今思う。
人と付き合うって、今の僕に1番必要なこと。
で、1番億劫なこと。
話しかけてくれるのは助かる。
それなら話せる。
嫌われるのは嫌だなって思いながら、どこかどうでもいいやって思ってる僕もいる。
別に悪口でも、僕に人生の時間を使ってくれていて、その時間を無駄にしてるって思うと馬鹿だなって感じる。
多分、好きな人に嫌われるのが嫌なんだと思う。
応援してくれる人、好んでくれる人、読んでくれている人に。
だから、僕は、これに耐えられることを狂気って呼んだ。
僕はようやく、心が安定してきたのかなって。
いろんな物語書いて、呼んでもらって、感想もらって。
今では、なくてはない、僕を安定させるために必要なこと。
安定させないと、ふと思うんだ。
また僕を殺せば新しいことできるかなって。
早くなんとかしないと、僕はまた同じことを繰り返す。
心を離すトレーニングをしたことがある。
というより、勝手にできるようになってた。
書いてる時の記憶は薄くしかなく、後日読み返す。
お風呂の時間に思い出そうとしても出てこない。
まぁ、意識を離すのは気持ちがいいからやってる部分もあるけど。
でも、たまに戻って来れないかもって感じることがある。
入り込みすぎると、抜け出せなくなる。
いいことなのか悪いことなのかわからないけど、ひとまず怖いから程々にしてる。
世界は不平等だと思う。
でも、それで当然だとも思う。
世界は不平等に平等なんだって誰かが言ってたっけ?
命すら平等じゃない。
生きてるうちに何ができるかなって考える。
使命だとか、天命だとか。
多分のそんなものどこにもなくて、そう思った僕を偉そうだなって僕がいう。
大体、天才でも、秀才でもない、ただの器用貧乏にそんなもの誰も求めてないって僕がいうんだ。
だから、楽になった。
こう言われてから楽になった。
やれることをしようって。
やれること、、、
割とあるな。
じゃあ、続けられることにしようかな。
褒められて印象に残ったことにしようかな。
僕のことなんて、どうでもいい。
誰かのためって思った方が続くってどこかの論文で読んだっけ。
じゃあ、できるのは描くことくらいかな。
ヘンテコで、この世の中にはあってないかもしれないけど、1番印象に残ってる、「君の考え面白いね。」って言葉。
考えを描こう。
どういう形が伝わるかな?
小説かな?
エッセイかな?
詩かな?
歌かな?
歌はトラウマがあるから無理と。
まぁ、とりあえず文字にしようかな。
自分で物語作るってやってみたかったし。
何より、楽しいしね。
時間が足りないかな。
描きたいものいっぱい。
伝えたいこといっぱい。
もっと多くの人に伝えたいな。
その人に届かなくてもいいけど、考える種だけ渡そうかな。
だから、ちょうだい。
あなたが無駄にしようとしてるもの、ちょうだい。
伝えられるのに、支えてくれる人もいるのに。
全部ちょうだい。
僕が必死になっても、手に入らないものかもしれないから。
勿体無い。
平等に与えられるものでもないのに。
僕は知ってるから。
絶望することも、死にたいと思うことも、殺したいって思うことも。
心を作り直す術すら、僕には経験がある。
考えないっていう術も知ってる。
怒りすら覚える。
自分勝手さにさ。
僕の命は僕のものじゃないって、強く言える。
辛い時は逃げていいけど、逃げ方間違っちゃいけない。
辛い時、逃げていいっていうのも厳しいか。
逃げるってことは捨てることだから。
未練残して、捨てて新しく始めることだから。
始めるってきついよね。
始めるって怖いよね。
でも、逃げたならそれ以外の選択ってないの。
もしかしたら茨の道かもしれない。
何一つ確定してることはないから。
わからないって怖いよね。
逃げるってそういうことなんだもんね。
無責任に言っちゃいけないかもね。
なら、手助け。
逃げていいよ。
でも、話せる人からは逃げないでね。
その人のためにがんばろって思える人からは逃げないでね。
色々なことを、自分のためって思わないようにすると、不思議と楽になるんだ。
結果的に回り回って自分のためになってるから。
自分と向き合うと、嫌な部分しか出てこないから。
逃げた劣等感しか出てこないから。
それが薄くなるまで、誰かに依存するのが1番。
事象には逃げて、人からは逃げないでね。
事象からも人からも逃げて、壊れて直してる人方のアドバイス。
【夢叶って、人を歌う。】
夢叶って、人を歌う。 有馬悠人 @arimayuuta
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます