第154話 許された大統領候補の狙撃

 米国前大統領カードが暗殺計画が実行された。未遂に終わったがカードは右耳を負傷した。演説中に僅かに頭を動かして難を逃れられた。この状況を見て自作自演と騒ぐ者は、物理的事実判断が出来ない妄想者で、愚の骨頂でしかないことを知るべきだ。自作自演とは結末が予定されている缶酷の大統領選中、暴漢が候補者に触れる位置に整然と近寄り刃物で切り付けた結果、虫に刺された程度の出血なのか血糊なのかもわからない程度のけがで済むことだ。選挙を優勢に進めているカードに選挙活動を中止するほどのメリットなどない。

 狙撃されたカードは、怯え逃げ惑うのではなく、拳を高々と上げ、戦う意志を鮮明にした。リーダーに立つ素質・意志はあることが確認される出来事だった。大統領選のライバルの現大統領のバイトは認知症や体力の衰えから辞退を身内から要請される始末。後、半年しかない時点での候補者変更は民主党にとって最悪の痛手でしかない。陰謀論的に考えるのであれば、こちらが候補者を変えるのだからそちらもと言う所だろうか。しかし、歴史は嘘はつかない。歴代大統領の暗殺・暗殺未遂は共和党よりの考えだったケネディ以外は、共和党からの選出だ。単なる政治思考の反発とするならば、やられたらやり返すで被害はほぼほぼ均等であるはずが、偏り過ぎていることから、民主党支持者の危険性が浮き彫りになった事件とも言える。

 可笑しな点は幾つもある。警護範囲で行われたこと。事前に不審人物が多数目撃・確認されていること。銃撃された直近で笑いながら平然と撮影している者がいること。カードが倒れてから、狙撃者と思われる者が射殺されていること。射殺した者が特定されていないこと。射殺したとされる者が、警察の上着を着ていてスナイパーチームではないこと。一般人が見つけられて、特殊訓練を受けた者が見つけられていないこと。この点は、陰謀論ではなく、見て見ぬ振りをしていたとの重大さが全てを物語っていること。

 今回の狙撃は、政府内部や政府機関、地元警察が関与していること。現地の脅威確認があまりにもお粗末な事。現場にライフルを元込めた事。屋根に上る梯子を用意していたこと。数発狙い撃ちする時間があったことなど警護の甘さが返って、「敢えて見逃した」を思わせる。最も疑わしいのは、リアルな動画には、狙撃犯は発砲前にスナイパーによって標準を合わせられていたが、狙撃犯が撃つのを待ってからの対処では銃社会の米国では警護の意味がない。仮に政治的いたが働いたとして狙撃犯・不審人物を発見した段階で演説の中止させなかったことが大きな問題だ。選挙を妨害するならば中止でも意味があった。狙撃を実行させた裏には、中止では収まらさせたくない意図を感じる。

 民主党に多額の寄付をしているブラックロック社のCMに狙撃犯が起用され、学生でもない彼が大写しになっているのが話題になっている。ブラックロック社は、移民を受け入れ、国境を失くした経済活動を推進するWOKE資本主義を提唱している。本質は、超富裕層に民間人の妬みの目が及ばないように、常に彼らの社会に国民の目を向けられない活動を行っている。それが移民問題でありその移民問題も彼らの手に掛かれば治安の悪化を受け入れ、社会を混乱させる足掛かりにしか過ぎない。

 米国メディアはこの事件に向き合って報じない。ニューヨークタイムズは、暗殺未遂ではなく、大きな破裂音とし、MSNBCもまた大きな破裂音としている。暗殺と言う記事は一切触れられていない。これは2020年に不正された開票作業やバイトの息子の事件を報じたのと同じく、文言が統一された報道がなされている点も摩訶不思議な出来事だ。

 この事件の前にカードは演説で、自分が大統領に返り咲いた後には、陰謀論から名付けられ浮かび上がった紛争や戦乱を引き起こし、世を混乱させ金を儲け、政治を支配する不特定多数の集団であるディープステートを完全に解体させると宣言していた。その強い意志表明のあとの出来事がこの事件の背後に蠢く、米国の闇を物語っているとは言えないだろうか。

 混乱する民主党は、支持母体であるディープステートの要請を受け、高齢で言動にも不安を顕わにするバイトでは敗戦が確定するため、バイトの候補者辞退を突きつけた。代わりに副大統領であるカマリスを立てたがまだ決定ではない。カマリスは副大統領となって街宣帰郷した際、マスゴミは愚か支援者にも無視され、実績も人気もない。要は、本命を決めかねた中の「取り敢えず」という候補者だ。

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