第149話 問われるのは「移民の質」

 スウェーデンが難民・移民の強制退去要件の導入するため現行法の見直しを検討している。要件とされる不品行の例として、薬物の乱用・犯罪組織への関与・スウェーデンの価値を脅かす思想(特に中共原理主義)の表明を上げている。移民の社会統合を成功させる必要条件は移民希望者にも基本的要件を守ってもらい、誠実かつ品行方正に暮らしてもらう事だと移民局省は述べた。また強制退去には給付金の不正受給や多額の借金などもある。さらに念を押すようにスウェーデンの民主主義的価値観にそぐわないものを望むか積極的に反対するならスウェーデンから出て行って貰うしかないと強調した。

 北欧も少子化問題を抱えている。その解決策として積極的に移民を受け入れてきた。数字的には人口は増えたが出生率を見ると移民の出生率が高まっただけで元から住んでいたスウェーデン人の出生率は減少傾向にある。例えは悪いが、在来種が外来種に乗っ取られる形だ。

 子育てに優しいとされるフィンランドは、少子化を克服した国だとマスゴミは騒ぐが、一時は回復の兆しを見せたが元の木阿弥状態になっている。原因は、子供を産める環境ではないと思わせる不安定な雇用にある。経済力を手に入れた民族は先を考えるが、後進国の民族は今を考え先など考えない。スウェーデンが退去の要件に加えた借金は後先考えずその日暮らしで借金を負い、国に救済を求める。これでは国の存続が危ぶまれるのは必定だ。

 移民を受け入れ少子化を免れようと画策してきた北欧は挙って失敗を余儀なくされている。成功例がない。数字だけを見れば克服したかのように見えても在来種が外来種に食われているだけで、国家としては繁栄どころかその芽さへも摘んでいるのが現状だ。簡易作業の人口が増えても国は発展などしない。寧ろ飽和状態に直ぐに到達し、より低賃金へと追いやられ、暮らしは行き詰まっていく。

 移民を受け入れ、理想国家となったと言われていたスウェーデンに何が起こったのか今を見てみよう。

 スウェーデンの国土は、日本の1.2倍程。人口は1/10程度だ。現在、4~5人に一人が外国生まれ、あるいは外国にルーツがある人になっている。スウェーデンの出生率を高めているのは外国生まれ、あるいは外国にルーツがある人であり、この勢いで起きと国は残るが元からの民族は減少化する傾向にある。

 スウェーデンが理想国家と言われる要因は福祉国家であること。スウェーデン酷籍であれば、16歳まで児童手当と両親手当が支給される。育児休暇は480日、基本的に子共の医療無料・大学院までの学費も無料で、大人になっても医療費は非常に低く抑えられている。日本のように外国人に付け込まれることはない。当然、税金が高いと言う事だ。ちなみにスウェーデンの消費税は25%だ。

 1930年頃、世界恐慌、ファシズムが起こり中立国だったスウェーデンに人が流れ込んできた。レーニンが露西亜革命を起こし、社会主義国化していく中、それに反対する露西亜人も流入してくる。さらにナチスから逃れるためユダヤ人も流れてきた。

 そして第二次世界大戦が起こる。中立国のスウェーデンは被害が少なく復興が早かった。物を作れば売れる。その時、流入してきた人たちが役立った。東欧の社会主義国化が進み、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、ユーゴ内戦・ユーゴスラヴィア内戦もあり、さらにソマリアやルワンダの難民を多く受け入れていた歴史がある。その後、EUが発足しシェンゲン協定が結ばれ、人の流れが容易になった経緯もある。

 スウェーデンは難民を受け入れてくれる国として認知され、日本におけるクルッタ人のように難民でもないのに入り込んできた。こんな例も発生していた。子供が一人で飛行機に乗ってスウェーデンにやってくる。政府は迫害を受けたのではと子供に市民権を与える。その後、親が保護者として受け入れろと入り込み、市民権を得る。日本では、自ら労働者の家族も向かい入れる愚かさ。

 スウェーデンで可笑しな入国者を強制送還・強制退去の対象となったが、難民局は90%は難民ではなく、自国よりまともな環境で生活をしたいという利益のただ乗りが目的だったと語る。日本も他人事ではない。安易に知能ではなく単純労働力欲しさに定住権や帰化を甘くしていると国民の税金を蝕む要因を作り出していることを危機感と捉えるべきだ。

 自国よりマシの感覚でやってくる入国者は、他国にお世話になっている感覚が大きく欠如しており、寧ろ助けてやっている感覚で我儘のし放題で秩序など尊い意識を持ち合わせない者たちであり、秩序を重んじる国民のお荷物以外何物でもない。

 祖国を見捨てるろくでもない奴らを受け入れようと躍起になる者がよく使うフレーズは「難民受け入れに否定的な人は差別主義者だ」だ。馬鹿げている。祖国を愛し、立て直そうとせず逃げてきたご都合主義者だ。差別ではない。本質の理解・分別だ。

 移民を多く受け入れたスウェーデンは、外来種に食いつぶされ、質の悪い人格者を受け入れた結果、犯罪の増加、識字率の超低下、強い宗教的思想に感化され、自国の思想を崩壊へと招くことが現実に起きている。字も読めない。言葉も通じない。慣習も理解できないし、守りもしない。自営と称してコミュニティを作り、集団で立ち向かってくる。日本でも川口市である問題が起きた時警察が対応。その際、クルッタ人が警官の警棒を奪い取り、日本人では目にすることがない程、警官を叩く。知能の低さは野蛮な精神しか生まない。識字率の大切さは、日本が欧米諸国の植民地にされなかった大きな理由でもある。日本人の当たり前は、海外では異常であることを認識しなければならない。世界一難易の高い言語を子供でも使える。その異常さが、観光日本の魅力でもあり、アニメ文化もあり日本に興味を抱いてリピーターが増える貰える要因でもあることを忘れてはならない。

 その国に馴染もうともせず、自己主張・権利ばかりをほざいて、その国の文化を破壊し、国をも亡ぼす「移民者の質」を強く問うべき時期に日本は立たされている。

 日本には在日と言う言葉がある。それが二世、三世と増えていく。それでも日本に馴染まないどころか嫉妬心から敵対心だけが育っている。馴染めないことと嫉妬心、敵対心からドロップアウトし、働きもせずギャング団や闇の組織やコミュニティを構成する。その結果、秩序が歪められ犯罪率が高まり、凶悪化する。それは、彼らに接触する日本人の中に可笑しな輩を作り出してしまう。無人販売所が成立しなくなったり、神聖な神社仏閣で「おらが神が一番だ」と冒涜し、トラブルを起こす。起こした者は可笑しな国では英雄視され、模倣犯を生み出す。負の連鎖が止まらない。

 日本には「人を見れば泥棒と思え」というのがあるが近い将来、「人を見れば殺人者だと思え」に変わるのも目の先かもしれない。

 移民受け入れに積極的だったおバカな政治家がヨーロッパでは、フランスでやドイツを始めとし、崩壊が止まらない。秩序と言う知性を軽く見て、その場しのぎの政策を推し進めた結果が国家破綻では笑えない。

 

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