第118話 憔悴の津波
露西亜のプチンは焦っていた。資源に頼り切った資金源。ウクライナ侵攻で実感した国内工業の稚拙さ。欧州からの孤立。頼みの中酷は秀欣平の疑心暗鬼から発令した反スパイ法により対外貿易で撃沈。その中酷は阿保過ぎる不動産投資のメッキが剥がれ回復不可能な負債を抱えている。その中酷に欧州が買わない資源を買えと言っても足元を見られ買いたたかれる始末。中酷にとっても石油・ガスを買っても使える工場がない始末。八方塞がりの状態。そこでプチンは欧米諸国からウクライナに提供される新鋭の武器の抑制を目的に背に腹は代えられず米国に泣きを入れる始末。始末・始末で追い込まれる。窮鼠猫を嚙むで核爆弾投下が頭を過るが使った後は世界を消滅させるシステムが機能する保証がない以上使えない。いや、メンテナンスが全くできない状態では強気には出られない。侵攻当初は核使用を散らかせていたが最近は鳴りを潜めているのも、やるならやってみろと開き直られた場合、できませんでしたではそれこそプライドなど吹き飛ぶ。疑心暗鬼とはありえないこともあり得るという恐怖を背負うことだ。
表上は同盟国を装おう中酷と露西亜は互いの利益のみに固執する隙あらば倒すという敵でもある。露西亜の紛糾はウクライナ侵攻からの無条件の敗北を意味する撤退しかない。中酷もまた紛糾真っ只中。中酷経済を牽引する三つのエンジンが大不調。第一は対外貿易の不調。海外企業の撤退で工場が閉鎖し、リストラの嵐。第二のエンジンである投資は、対外貿易が冷え込み国内外で投資破綻。第三の内需は、資産を投資した不動産が崩壊し、消費を抑える一方、富裕層は海外に資産を移転するのに躍起になり冷え込む一方。今後の明るい展望が全く見えない。
追い打ちを掛けるのが中酷が主権を握ろうと国費を補助金として垂れ流したEV車・太陽光発電事業は、一獲千金の山に群がった強欲者たちによって価格破壊を起こし倒産の嵐。金と消費力で触れさせなかった旧式炭素排出の最悪国の実態が景気停滞に伴い明らかにされ、工場を再開できても国際社会はその製品に高い関税を掛けるか買わない状況に追い込まれている。アレンジ・進化の出来ない盗作国家の末路は破綻しかない、これこそ盗人猛々しいへの天罰が下る。強酸党独裁によるデータの改竄も見過ごされされず論破され、反論できない状態に。
強酸党が明るい見通しを根拠もなく披露するが世界は、もう踊らない。国が悲惨なら地方財政はもっと醜い。公務員の給与が払えないどころか職を維持したければ借金して奉仕しろの為体。国民を監視すべき警察官や武装警察も金の切れ目が縁の切れ目ばかりに国が金を寄こさないなら国民から奪うと輩に転じるのもそう遠くない。危険なのは国境線を担う連中だ。国への不満から挑発行為が国際問題を引き起こしかねない状態に陥っている。これが中酷人の民度だ。国民の不満も鬱積している。国内で流行しているのは相手の弱みをこれでもかと突きネタにした迷惑系youtuberだ。一つの成功例に群がる民族。憂さを晴らすように増加している。中酷の低迷はコロナのロックダウンではない。問題の先送りだ。破綻しかない不動産投資に縋った問題。地方政府は強酸党の顔色を見て玉虫色のデータを偽造。数字を書き換えるだけで何ら対応をしてこなかった。民間は砂糖に群がる蟻の如く、付け焼き刃で事業参入で破綻の山を築く。賃金は低下するのに社会保険料は反比例するように増加し、国民の生活をむさぼる有様。
秀欣平は滅ぶ中酷を見捨て他国で再建を夢見るように他国の領土を欲しがる始末。
国内の問題の解決など無理と決め込み紛争の火種をまき散らす。これでは益々、厄介者として世界から孤立するのも分からずに突き進む。
無策・無能の憔悴から愚かなギャンブル依存症の末期症状に中酷も露西亜も陥っているのが現状だ。
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