第8話 浮き沈みする心

彼への愛は

家族への愛とも

兄弟への愛とも

友達への愛とも違う

特別な感情が

胸に溢れ

ぐるぐると渦巻くようだった

胸が熱くて

想うことが幸せで

心配したり

気遣ったり

不安もあれば

喜びもある

様々な想いが浮いたり沈んだりしてる


逢いたいのに

素直に

逢いたいと言えなくて

触れたいのに

触れることが出来なくて

知りたいのに

聞くことが出来なくて

同じことを

繰り返し繰り返し

自分自身の中で

問答し続けている


彼の方から始まった恋なのに

私はひとり

自分の感情を持て余してる

彼は

私と同じように

浮いたり沈んだりしているのかな


私は

気付いてなかった

愛が

自分の中で

どんどん深くなっていくことに

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