第7話目的は達成された
翌朝、教室に入ると僕はすぐに自分の席につき、顔を伏せた。
福満君が昨日僕にキスをした事記憶が甦り、頭は性的思考でいっぱいだった。
しばらくして、福満君が現れた。
「吉田君、おはよう」
僕は顔を上げたが、まともに福満君の顔を見れなかった。
「お、おはよう」
「吉田君、今日は将棋部サボって、うち来ない?」
明らかに、福満君は僕を誘っている。
「う、うん。行く」
すると、再び時間が止まった。目の前に中年の神様が現れた。
「いや~、お見事!吉田君。とうとう、やって来たね。この日が」
「あ、ありがとうございます。神様、この後、僕は何をすればいいんでしょうか?」
「流れに任せなさい。コンドームは付けるように」
「……」
「後、神社のお参りは忘れないように」
「先輩、僕にも喋らせて下さいよ!」
「いいよ」
「吉田君。恋愛と学問は別だけど、行きたい大学は早めに決めていた方がいいからね」
「はいっ」
再び、時間が再生された。
放課後
僕は福満君の部屋にいた。自分の部屋とは違い清潔感があり、本棚には将棋に関する書籍が並んでいた。
僕たちは、他愛もない話しをしていた。
すると、
「吉田君、実は話したい事があるんだけど……」
「い、いいよ」
「僕は吉田君の事が好きなんだ」
僕は驚いてしまったが、昨日のキスは悪ふざけだと思っていたのに。
「ぼ、僕も福満君の事がが好きだよ!」
2人は近付き、キスをした。濃厚なキスに僕の下半身は反応した。
それをあの綺麗な指でなでられた。
「福満君、もっと触って!」
すると、福満君は僕の下半身を露にしてしごき出した。
「すっごく、固いね。吉田君。舐めてあげる」
福満君は僕の下半身を舐め始めた。僕も福満君の下半身を舐め始めた。
それから、僕らは重なった。
僕は激しく腰を振り果ててしまった。その後、福満君の下半身が入ってきた。
2人はベッドの上で息を切らして横になっていた。
「吉田君、気持ち良かった?」
「う、うん。福満君は?」
「僕も気持ち良かった。また、明日もしようね?」
「う、うん」
そこで、時間がストップした。
「やぁ、おめでとう。福満君。見事に吉田君と関係持てたね」
「神様、ありがとうございます」
「いやいや、実は吉田君も私に君と付き合えますように!と願っていたから、相思相愛で良い結果になって安心したよ」
「神様、僕の香水の件なんですが……」
「あ、あれね。実はファブリーズなの。だから、ほとんど君の力で吉田君をゲットしたんだ。我々の力は弱い。だが、人間は強い信念を持てば願いは叶うんだよ!」
「そうですか~」
「先輩、最後に喋らせて下さい」
「いいよ!」
「福満君と吉田君は文系理系は別れてはいるが、同じ大学に進学出来る実力がある。後は、君たちの努力次第だ」
時間はまた元に戻った。
「吉田君、明日から学校近くの神社に毎日行こうよ!僕らの未来を願うんだ」
「神社ねぇ~。神様は中年男性だしね」
2人は再び、重なりあった。
完
神社に行くと神様は42歳だった 羽弦トリス @September-0919
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