お疲れ様です。
今回は一葉さんの不穏な締めくくりと共に、終希さんが文字通り潰したいし復讐したいのにもかかわらず、『倫理を失ったあの人達を更生させてくれるんじゃないか』という一文や一葉さん視点の景色の描写から、一葉さんは自分にだけ都合のいいようなことを想像している気がしました。
終希さんの「復讐」、「潰す」という言葉からも、研究者を更生させるのではなく潰したいのではないかと私は想像します。この想像が正しければ、更生させないんじゃないかな…と。
生い立ちからして一葉さんがやや研究所側寄りであることから行き違いが発生しているなと考えました。
道場の人たちとの「踏みとどまるしかない」対比を感じます。
一人では無理だと分かっていて、だからこそ一葉さんの身のこなしを見て協力を仰いでいることから
一葉さんの危ういところが明確に描写されていたなと感じます。
初めまして。
ここまで拝読させていただきました。
ポストアポカリプスの退廃的な世界観と、主人公が「造られたもの」であるという設定が非常にマッチしていて、非常に興味深く拝読させていただきました。
小学校での「いじめ」や研究所の描写のグロテスクさも、作品にマッチしていて良いですね。
終希さんと一葉さんの復讐がどうなっていくのか、これからも楽しみにしております。
作者からの返信
読了、感想ありがとうございます。
お褒め頂きありがとうございます。今作は十年ほど前から構想を練っていたものなので、そう言っていただけるのは本当に嬉しいです。
予定では全12章ととても長い話になりますが、お付き合い頂けると幸いです。