愛別離苦

劇団まきーあんとわねっと

第1話

「話があるの。」

このところ仕事が忙しくて、気にはしていたがなかなか会えずにいた彼女からのLINE。

「何かあった?」

嫌な予感がした俺は、つとめていつもと変わらない風を装った。

「直接会って話がしたいんだけど。会えない?」

そうか、やっぱり・・・。

決してないがしろにしていたわけではない。新しい部署に移って初めて大きな仕事を任されたと仕事を優先していたのは確かだ。ただ、仕事帰りに同僚と飲みに行く事はしばしばあったし、彼女をご飯に誘うくらいの時間はあったはずだ。

「ゆうくんみたいな人に出会えたことが奇跡。彼女にしてくれてありがとう。」

そう言って微笑む彼女に、愛されているという自身のうぬぼれが彼女の心を離してしまったのか。

「お仕事がんばってね。」

そう言ってくれてはいても、なぜ、どこかで待ち合わせをして

「寂しい思いをさせてごめんね。」

と、頭をなでなかったのか。

なぜ、

「だいすきだよ。」と、キスをしなかったのか。

彼女は、人一倍寂しがりやなのにそれでいて遠慮がち。「会いたい」と本音を言えない事はよく知っていたはずなのに。いろんな後悔が頭の中をぐるぐる回る。

「わかった。今週の金曜でもいいかな?いつもの店に久しぶりに顔を出そうよ。」

悪あがきなのか、彼女への未練でやはり何も気が付いていない風を装う。・・・女々しい。

「ごめん。二人きりになれるところで会いたいの。・・・大事な話なの。」

・・・ん?なんだか雲行きが違う気がする。胸騒ぎをおぼえた俺は、二択で悩む。本当は、「じゃあ、部屋とる?」と誘いたかったが、さすがにそっちの欲は抑えざるを得ない話の流れなのか、いや、ほっとき過ぎて、勇気を出して俺を誘ってくれているのかもしれない。

悩みに悩んだ俺の答えは、

「じゃあ、ドライブでも行こうか。」

だった。これなら雄の欲求を見透かされずに、もしそういう雰囲気ならそのままどこかを見つけて入ればいい。我ながら名案だ。そんなことを考えて現実逃避をする。

「うん。ありがとう。じゃあ、金曜日ね。仕事終わったら連絡ちょうだい。」

いつも可愛いスタンプで終わるはずの彼女のLINEがそこで終わった。

その日から金曜まで、長く感じるかと思いきや、好都合と言っていいものか分からないが、なぜか仕事量が増え、スマホの彼女との写真を見直すひまはなかった。ただ、金曜まで仕事を残せないという焦りが量が増えたと勘違いさせていたのかもしれない。


 ― 金曜日 ―

待ち合わせの場所へ早めに着いて、気持ちを落ち着かせようと思っていたが、約束の時間よりもずいぶんと早く、もう彼女は来ていた。

「お待たせ。」

予想外のことに、どんな顔をしていたかは覚えていない。ただ、すぐに運転席から降りて助手席のドアを開けた事は覚えている。初めてのドライブの時でさえも恥ずかしくてできなかったのに。

「ありがとう。」

彼女は、いつもと少し雰囲気は違ったもののいつものやわらかい笑顔で俺を見つめた。

この後に何を聞かされるのか、別れ話を切り出されるのか、はたまた「して。」と言われるのか。三つ目を期待するもどうしていいか分からず

「ごめんね。」

なぜか謝る俺。

「仕事仕事って、なかなか時間作れなくて。寂しい思いさせちゃったよね。ほんとごめん。」

思いつく限りの精一杯の謝罪をする。こうなりゃ最後まであがいてみよう。

「初めての大きな仕事でしょ。しょうがないよ。…寂しかったのは、そうなんだけどさ。」

彼女がほほ笑む。

「ごめん。ほんと、ごめん。これからは、ちゃんと時間作るから。いや、少しの時間でもちゃんと会いに行くから。ごめん、本当にごめん。」

必死に謝る俺を見て、

「えぇ、今までは時間作れたのに作ってくれなかったの?顔見るくらいの時間はとれたってことぉ?」

と、ちょっと膨れて見せる彼女がたまらなく可愛い。無意識のままにとっさに彼女を抱き寄せた俺は、気が付くとキスをしていた。身をゆだねる彼女がたまらなく愛おしい。どれだけの時間がたっただろう。こんなにも長い時間唇を重ねたことがあっただろうかというほど。頬が高揚してますますかわいく見える彼女に俺はどこか安心して切り出した。

「話って、なに?」

・・・沈黙。

「もしかして、別れ話じゃないよね?」

沈黙に耐えられずに思わず自分から聞いてしまった。

「えっ、心配してたの?」

「う、うん。」

「えっと、別れ話っていうか・・・もしかしたら、別れようって言われるかも。」

「え、俺が?なんで?何があったの?」

こんなやり取りが続いた。彼女は、意を決したように、そう見えただけかもしれないが小さくうなずいてから、ゆっくりと話し出した。

「あのね・・・私の宝物・・・っていうか・・・おじいちゃんの形見。象牙のペンダント。誰にも見せたことがないんだけど・・・この前、箱を開けてみたら、ね、無くなってた。」

「無くなってた?」

「うん。消えてた。の・・・」

なんだか拍子抜けした俺は、

「話って、それ?」

彼女が少しカチンときたように見えた。

「大事なものが無くなってたんだよ。盗まれたんだと思う。」

「でも、誰にも言ってないし見せた事もないんでしょ。」

「うん。おじいちゃんにもらった時には、もう長くないって担当のお医者さんに言われてたし。」

彼女は、両親を早くに事故で無くし、祖父母に育てられたと聞いている。おばあちゃんもおじいちゃんが亡くなる二年くらい前に他界しているらしい。

「どうする?ほんとに盗まれたんだったら、警察に届ける?一緒に行ってあげるよ。」

首を横に振る彼女。涙声で

「警察はだめなの。」

「どうして?」

小さく消え入りそうな声で

「嫌いにならない?」

そう言われた俺は、

「なるわけないでしょ。」

としか言いようがなかった。少しほっとしたように彼女は話を続ける。

「あのね、おじいちゃんって、昔のことを何も教えてくれなかったんだよね。聞いても、そのうち教える、ってばっかりで。で、結局なにも教えてくれないまま死んじゃったんだけど。亡くなる少し前、なんとかまだ話ができる頃に、おじいちゃんのタンスの中にペンダントが入っているから、って。何も残してやれなかったから、それを形見に置いていく、って。ただ、それは象牙で表には出せない方法で手に入れたものだから、誰にも言ってはいけない、って。」

ぽろぽろと彼女の目から涙が落ちる。

「私こわくて。そんなよくわからないものを持ってるって。だから、誰にも言わないできたのに、突然無くなってるんだもん。どうしよう。」

俺は、別れ話ではなかった事にほっとするというよりも、もうそんなことはどうでもよくなっていた。この話に興味しかない。

「たまたま気が付いたの?部屋が荒らされていたとかは?」

「ううん。ほんとにたまたま開けてみただけ。だから、いつから無いのかも分かんないの。でも、一ヶ月くらい前かな。お母さんの形見の指輪をいれてある箱の位置が少し違う気はしたんだよね。それくらいかな。」

「指輪は?」

「ん~、これも誰にも話したことはなかったんだけど。私ね、おおきなプレゼンとか、勝負の時はお母さんの指輪をして挑むのね。応援して、って。で、たまたまその日のプレゼンにつけて行ってたから箱の中身は空っぽだったの。」

「へぇ。初めて聞いた。そうだったんだ・・・ありがとね。俺に教えてくれて。」

誰にも言わない秘密を俺に話してくれている事に胸が熱くなった。

「もしかしたら、仕事を把握している人の犯行かもしれないな。大きなプレゼンだとすぐに部屋に戻ってくることはないでしょ。だから、ねらった日にたまたま盗めなかったんじゃないかな。」

途端に、探偵気取りで話し出す。

「でも、なんで指輪をねらったの?」

「考えられるのは二つ。一つは、どこかででつけているのを見てねらわれたか。もう一つは、お母さんを恨んでいる人の犯行、か。」

彼女は、驚いた顔で俺を見る。

「ごめんごめん。二つ目はないよね。ちょっと探偵気取り。でも、これは少し調べた方が良さそうだね。警察に言えないならなおさら。」

「こわい・・・どうしよう。」

「大丈夫。俺がついてる。なんならさ、一緒に暮らそうか。」

突然大胆な言葉が口をついた。

「・・・いいの?そうしてもらえるんだったら心強い。ありがとう。」

話しはとんとん拍子に進んで、ねらわれている彼女の部屋では暮らせないと、俺の部屋へ引っ越してくることになった。

そして指輪は念のために貸金庫に預けることにした。とても大切な指輪だから。

はたして、犯人は指輪がねらいなのだろうか?象牙を手に入れたのだからもう何かを仕掛けてくることはないのだろうか。それにしても、誰が、何のために。

「おじいちゃんのペンダント。誰が持ってっちゃったのかな。こんなに忽然とってことは、プロに近い人の犯行かなぁ。」

「そうかもしれないね。おじいちゃんがどうやって手に入れたのかが気になるとこだよね。」

毎日夜中まで憶測の話しは続く。警察に言わずに犯人にたどり着こうなんて無謀な考えなのかもしれない。いや、間違いなく無謀だ。

「私は、象牙の入手方法とか何も知らないわけだし、もしかして警察に言ったとしても大丈夫なんじゃないかな。って思えてきた。」

「いや、とりあえず二人で追ってみない?今度の休みに田舎にかえってみようよ。」

俺は、相変わらず探偵気取りだったが、なにか犯人にたどり着くことを見つけたらかっこいいんじゃないか、と完全に不純な気持ちだった。


 俺と彼女は、一年前、お互いの職場が同じ居酒屋で忘年会をやっていて、たまたま入口で一言二言言葉を交わしたのが出会いだった。その後、二次会に付き合うのがおっくうだった俺は、ひとりで近くのバーへ逃げこんだ。そこに遅れて彼女も同じ理由で入ってきた。そこからは意気投合して自然な流れで付き合うようになった。話が合ったのには、出身が同郷だったということもかなり大きいだろう。偶然にも学校こそ違ったものの、同じ町で生まれ育ったらしい。その町へ俺たちは、事件の真相を探るために向かった。

「わぁ、なつかしいね。」

「俺、ここのたこ焼き好きだったんだよなぁ。」

「私は、大判焼きばっかり食べてたぁ。」

「俺、クリーム派。」

「えぇ、王道はやっぱりチョコくりーむじゃん。」

「王道は、あんこでしょ。」

「あははは。」

しばし、事件の事を忘れ、思い出と旅行気分に浸った。少しずつ、彼女の実家へ近づく。

そこの角を曲がればすぐに見えてくる。

「なんだか、こわい。」

彼女の足が止まった。

「大丈夫。今はもう人手に渡ってるんでしょ。ここには手掛かりはないから、たぶん。一応話を聞いてみるだけだから。」

「・・・うん。」

彼女の実家は、今の持ち主がきれいにリフォームして新築のようだった。当時のなごりといえば庭先のおおきなモミジ。秋になるときれいに色づく。

現在の住人に話を聞いたものの、やはり何も手掛かりになるものはなかった。役場へ行き、調べようと思ったものの、個人情報とやらでまったくと言っていいほど何も収穫はなかった。唯一行き来があったという親戚を訪ねたが、おじいちゃんを知っている世代の人は、やはりもう亡くなっていた。ただ、両親の事故死は覚えていて、当時彼女を誰が引き取るかで親戚中が集まったらしい。祖父母は高齢だから、と心配はしても引き取りたいという人はいなかったと。

「お母さんはあなたを連れて再婚したから、おじいちゃんたちは結局は他人だったのに、本当の孫のようにかわいがっていたものね。私はここにお嫁に来たばっかりだったから詳しくは分からないけど、それはよく覚えてるわ。」

「あっ、はい、祖父母には本当に感謝しています。有難うございました。」

彼女の顔色があきらかに悪い。親戚の人の話は、間違いなく初耳だったはずだ。一言もしゃべらず俺たちは駅に向かった。

切符を買おうと財布を出した時、彼女がようやく口を開いた。

「お墓参りして行こうかな。」

田舎ゆえ、この列車を逃すともう今夜中に東京には戻れない。

「明日、仕事どうするの?」

「有給。」

「そっか。ごめん、俺は明日は休めない。」

「うん、わかってる。私一人で残るから。ビジネスホテルなら今からでも取れるでしょ。」

「んー。分かった。じゃあ、ホテル取るのが先。そうしてからでないと置いて帰れない。」

そう言って、俺は近くのビジネスホテルを検索した。田舎だからと思っていたが、三件目でようやく空きが見つかった。

「ごめんね。急に。ゆうくんは、いいの?実家とか。」

「今日はもう遅くなるから、このままホテル入って、お墓参りは明日にしてね。・・・俺は、親父が再婚してから、実家なんてどうでもいいから。ま、その辺はもう聞かないで。」

「ごめん・・・」

田舎に彼女を一人残すのは心苦しかったが、仕事を休めないのはとっさについた嘘だ。どうしてもこの町にはいたくなかった。


次の日、仕事から帰ると彼女はもう戻っていた。

「ただいま。」

「おかえり。ただいま。」

「おかえり。」

彼女はいつものやわらかい笑顔を向けてくる。

「やっぱりね、私連れ子だったみたい。ほんとのお父さんとかそういうのはやっぱり役場でも教えてくれなかったんだけど、それだけは事実みたい。」

「そっか。大丈夫?知らなかったんでしょ?」

「うん。正直、すごくびっくりした。びっくりなんてもんじゃないくらい。でも、なんかいろいろ考えるとつじつまが合ってくるっていうか。」

「つじつま?」

「うん。なんていうか、言葉では表せないけど、心のどっかにあった微妙な違和感みたいなものが、あぁ、そういう事か・・・みたいな」

「で?知りたくなった?」

「ううん。いいの、もう。」

「もう?」

「うん。なにをどう調べてももうみんな死んじゃってるし。私は、両親にもおじいちゃんおばあちゃんにもすごく愛された記憶と思い出があるから。それでいいの。ありがとね、こんな気持ちになれたのはゆうくんのおかげ。ありがとう。」

見たこともない前向きなすっきりした目で俺を見つめている。俺の中に、ずっと押し込んでいたある感情が住み着いた。


 その日から彼女は変わった。違いが分かるのは俺だけかもしれないが、あきらかに何かが吹っ切れたように明るくなった。

「犯人捜しはどうする?」

「もういいの。」

「いい?」

「うん。私の中で全部終わったから。でも、犯罪は許しちゃいけないことだから警察に言う。いいでしょ?」

真っすぐな、まるでよどみのない目でそう言って振り向いた彼女。


「えっ、ゆ、う、くん?・・・」

気が付くと彼女の首に俺の指がめり込んでいた。

「勝手に終わらせたことなんかにするなよ。なに一人ですっきりしてんだよ。」

全身の力を指先に込めた。

俺の手の中でぐったりとした彼女は、何も言わない。


足元に横たわる彼女を見下ろしながら、訳もなく笑いがこみ上げる。それと同時に涙が流れた。


 俺はむかし、大好きだった母に捨てられた。浮気を繰り返す父親に嫌気がさしたのであろう母は、産まれたばかりの妹を連れて、知らない男のもとへと行ってしまった。悲しみに暮れたが、父親いわく実は、父親と結婚する前からの仲だったらしい。最初から両親はうまくはいってなかったのだ。絶望の中、俺と同じ思いをしているだろうと母の居場所を探し当て、妹を救い出そうとした。だが、そこには幸せそうな家族の姿。俺が一度も経験したことのない幸せそうな光景。きれいに色づいた庭のモミジの下に、もしかしたら自分も行けるのではないか。望みをたくし、インターフォンを押す。見たこともないやわらかい笑顔の母が玄関のドアから顔をだした。俺に気がついた母は、俺に言った。

「あなたは、本当は私の子じゃないの。父親が浮気相手に産ませた子。子に罪はないからとしょうがなく引き取ったけど、女遊びをやめないあなたの父親に嫌気しか感じなくなった頃に、今の人との間に子を身ごもった。産まれた時はまだ籍が入ってたから、連れ子って形にはなってるけど。」と。

その後の俺の人生は、最悪だった。地元の不良グループとつるんで、ひと通りの悪さをした。女遊びを繰り返した末に変なおばさんと再婚した父親が殺したいほど嫌で、家を捨て東京に出た。

それからは、バイトを転々としながら食いつないだ。たまたまバイト先の飲み会に行ったときに、彼女・・・いや、妹と出会った。顔をおぼえていたわけじゃない。その子の指には、大好きだった母親がいつも大事そうにしていた指輪が光っていた。やわらかい笑顔も少しかん高い笑い声も記憶にある母とそっくりだった。

大好きな母と同じ顔、血のつながらない妹。なんの問題もない。一瞬で恋に落ちた。それからは、今までの腐った人生が嘘のように明るくなった。毎日が夢のようだった。ただ、学歴のない自分がそれなりのものを着て、それなりの部屋に住み、それなりにデートをしようと思うと寝る時間を惜しんででも働かなくてはならなかった。いくつもバイトを掛け持ちした。時々、時間が取れて彼女と過ごす日はいつも、涙をこらえるのに必死だった。彼女の、いや妹の作る料理はまぎれもなく母の味だった。幸せだった。俺にもこんな幸せがあったんだ・・・と。

ある時、母の指輪をどうしても見たくなり、彼女が間違いなく仕事でいない時間をねらって部屋に入った。しかし、その日は大事なプレゼンの日で、その時こそが指輪をして挑む日だったらしい。母を感じることができなかった喪失感から肩を落としていると、見たことのない古めかしいが高級感のあるケースが目に入った。開けてみると立派な象牙のペンダント。象牙の価値はよくわからなかったが、高価だというのは分かる。これがあれば少しは生活の足しになる。もしかしたら、彼女に何かプレゼントが買えるかもしれない。悩む間もなくポケットに入れ部屋を出た。

結局は、不正に手に入れた象牙は売る事が出来ず、さらには警察なんかに通報されたらすぐに足はつく。どうにかそれを防ごうと必死だった。すべて、彼女と一緒にいる為。いつまでも二人で幸せに暮らしたい。大好きだった。心から愛していた。

・・・警察に言うと言い出すまでは。

もう二度と幸せな時間は手放したくない ― 。


横たわる彼女の横に寝転ぶ。きれいな肌。

母に添い寝をしてもらっているようだ。子守歌が聞こえてきそうだ。子どものように泣きじゃくり、そのまま眠ってしまった。安心感からなのか深い深い眠りについた。


母の、いや妹の、いや彼女の指がピクリと動いたことにも気づかず・・・。


                           ― 完 ―

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