第2話

楽しみすぎてこの一週間の記憶がない。俺は美少女と遊ぶのは始めてなのだ。だから緊張もする。趣味はプロフィールに書いてあったからそれについては予習済みだ。


そんだけ楽しみにしてるから集合の一時間前に来てしまいやることがない。心理学の本でも読むか。心理学の本は小説に執筆するのに役に立つから良く読んでたりする。解くに社会心理学恋愛心理学は役に立つ。まぁリアルでは女子で試すどころか話すこともできないぼっちなので意味を持たないが。


ある程度読み込んでいると、肩を叩かれた。人生初のナンパか。嫌俺みたいなお金を持っているのを読まれなきゃナンパなんかしないか。てことは人違いだな。俺に知りあいは少ないし。


「ねぇこの人で合ってるよね?一切反応しないんだけど」


「写真を確認したけど合っているわ。恐らく人違いで肩を叩かれたと思っているんじゃないかしら」


「なら名前を読んでみる?」


「その方がいいわね」


なんかさっきからこそこそ話してるが、俺には関係ないだろう。それより心理学が面白いところにはいってきた。やっぱり人間は興味深い生き物だ。


「ねぇ宇多くんだよね」


肩を叩かれて後ろを向くと俺が頼んだ青春代行の美少女が二人いた。写真より実物の方が可愛いって本とうにあるんだな。まるでアイドルのような可愛さだ。周囲の視線を一点に集めている。こんなに美しい子達と青春をおくれるのか。いくらでもお金を払えるわ。だって俺はもう少しで死ぬんだし。お金は使いきっても問題ない。


「そうだ。二人が青春代行の子か」


「そうだよー。確か行くのディズニーだよね。でイズニー好きなの?」


「いや一回も行ったことがない。何せ一緒に行く友達がいないからな」


「なんか急に自虐ネタをぶっこんできたわね」


「そんな悲しいこと言わないで、私たちと青春をして今までで一番の思いで作ろう」


そう言って俺に優しい目を細めた笑顔で言ってきた。なんと可愛い笑顔だ。青春がお金で買えるならいくらでもだせるな。それくらいこの二人は直で見ると可愛い。


「そうだな」


「でもなんで制服?」


「制服ディズニーに憧れていたからだ。ほらあれだ制服ディズニーってリア充な感じがするだろ」


制服から伸びる白い透明感のある足最高かよ。制服はやっぱ足が綺麗な人が似合う。制服を考えた人は神だな。これほど可愛い服装はないだろう。良く海外を真似てくれたな。


「分からなくはないけど、私服でも充分女の子と来ればリア充だと思うよ」


「ふっそれはどうかな。私服で学校の行事でディズニーに来たんだが、その時に駅集合だったんだが、私服がダサすぎて、あえてあっちが気付いても無視されて、置いてかれたぐらいだ。つまり私服じゃそもそもはいれもしないんだよ」


あのときは結局ディズニーに入らず帰ったけ。だがそのお陰で初ディズニーをるな達と過ごせるんだからあそこでか帰った選択肢は間違いじゃなかった。リア充すらこのレベルの美少女とは出掛けたことがあるやつはあんまりいないだろう。お金はやっぱ偉大だ。


「私服だと気づいても隣を歩きたくないってどんだけダサい格好をしてたの?もしかしてI Love千葉ティシャツでも着て下はジーパンとか?」


「よく分かったな。そうだそんなにダサくないだろう?」


ふっリア充が気づくってことはそれも可能性としてあるってことだ。そもそも八幡が愛用してるティシャツなんだからダサいはずがないだろ。


「いや普通にダサいよ。俺の青春ラブコメは間違っているを知ってるから適当に言っただけだよ。制服で今日は正解だったね」


なんだとやっぱりダサいのか。千葉を代表するレジャーランドで千葉を愛してるのをティシャツがダメとか千葉愛が足りないんじゃないか?そういえば医者にも服装ださいねと言われたな。やっぱり俺のセンスがダメなんだろうか?


東京ディズニーランドに入ると、まばゆいほどのリア充の輝きを放っていた。眩しい。これがリア充か。リア充のなかでもトップクラスの輝きを放つやつがいる場所。なんか帰りたくなってきた。


「なに外に出ようとしてるの?早く行くよ」


俺の手を繋ぎ、ディズニーランドへと連行した。なにこの手の柔らかさとスベスベさ同じ人間だとは思えない。


「デートをしないと仕事を遂行できないわ」


あくまで仕事だと思っているのね。うん間違っていないけど、結構傷つくね。せめて楽しいデートなんだから一緒に楽しみましょうぐらいいってほしかった。ぼっちだから遠慮ないのかね。


やがてディズニランドに入ると、夢の国だけあって子供も結構いた。リア充がいちゃいちゃする国だと思ったが、同棲できてる人も結構いる。男同士とか悲しすぎない?まぁぼっちのほうが悲しいけど。だからそんなに睨まないで、俺も仲間だから。


「最初はスプラッシュマウンテンでも行こうか」


「あの水が飛んでカップルがきゃっきゃうフフする場所か。まさしくリア充のために作られたアトラクション」


「偏見持ちすぎでしょ。どんだけリア充嫌いなの?」


「リア充なんて少しの失敗でも青春の一言で片付けるからな。ぼっちは少し失敗が致命傷になるのに。例えば勇気をだして好きな人に話しかけて好感触じゃなくてもリア充はたまたまとか、次あると思うが、ぼっちは誰あんたで終わるからな。いつか振り向いてくれるチャンスがリア充はあるのに、ぼっちにはない。世の中はぼっちには厳しいだよ。ちっリア充めくだけ散れ」


「リア充にたいしての偏見がすごいのは分かったよ」


「あなたは一芸を磨けばいいと思うわよ」


一芸を磨けば人が集まるか、やってみる価値はありそうだな。ギターでも少しやっていたし極めてみるか。ほらひとりとか音楽で友達できたし。俳句とかもいいよな。


「やってみるわ」


だが時間はない。スクールに通って早めにできるようにしよう。そう思いながらスプラッシュマウンテンに向かった。その間たくさん可愛い子がいて目移りして奏でに私たちだけをみてと上目遣いで言われて萌えた。







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