青春代行

作家目指すもの

第1話

はぁーまさか再検査とは。俺は学校から送られてきた紙に目を通しがっくりとする。まさか検査に引っ掛かるとは毎日マッカンを飲みすぎたせいだろうか。マッカンを飲みすぎて日ょ駅になったなら仕方がない。でもそうなるとマッカンを飲めなくなると言うことだよな。それは辛い。俺の半分マッカンでできてると言っても過言じゃない。


「はぁー糖尿病だでたらどうしよう」


明日病院で再検査らしいので、俺は学校を休む。明日は数学が二時間あるので、ラッキちゃラッキーだが。俺は数学が嫌いなのだ。三角関数とか意味が分からない。公式は魔術にしか聴こえない。


「まぁ数学を受けないでいいんだから良かったと思うか」


俺はベットに横になる。ちなみに俺は独り暮らしだ。決して望んでなった訳じゃない。親が亡くなって独り身になったのだ。お金に関しては遺産と俺の小説の印税で余裕のある暮らしをしている。年1000万くらいは稼いでいるからな。将来働かないですむ。だがこのときの俺は知らなかったまさか将来がなくなってしまうことになるとは。



俺はベットから起き時間を確認する。そうだ今日は学校はないんだったわ。二度寝しようと思ったが、原稿の締め切りが来週だったので、書くことにした。


しばらくうんうん唸って書いていると、病院の行く時間になった。俺は着替えて、カップラーメンを食べて家をでた。ちなみに俺はあまり自炊をしない。これが検査に引っ掛かった理由かもしれない。あまりに食生活が悪すぎて。


鍵を閉めて自転車に乗り千葉西病院に向かった。病院に着くと俺は自転車を降り、駐輪場に止めて、病院に入った。平日の昼なだけはあり病院内はすいていたのですんなり受付をし、順番が回ってくるのを待った。


「宇多さん一号室に入ってきてください」


俺は名前を呼ばれたのでので病室に入った。すると検査が始まりいろんなことをやった。所詮人間ドックと呼ばれるものだ。俺は疲れながら先生に呼ばれたので部屋にはいると真剣な表情で俺の顔を見た。


「宇多さん耳を疑うようなことですが真剣に聞いてください。余命一年です」


糖尿病じゃなくて余命一年?嘘だろ。俺はまだ青春をしてないんだぞ。彼女だってできたことないし、好きな人と甘いひとときを過ごしたこともない。今まで一人で頑張ってきたのに神様は俺に青春をしないまま死ねと言うのか。


俺は拳を握りしめながら現実を受け入れられなかったが、時間が経つにつれ俺は死ぬのかと悲しさと悔しさが襲ってきた。


「病名はガンです。親御さんは居ますか?」


「いえ二年前に交通事故で亡くなりました」


「そうですか、あなたは青春したいですか?」


死ぬ前に青春をしたい。だが俺には友達もいない。所詮ぼっちと言う奴だ。俺には青春する土台がそもそも整っていない。顔は悪くないと思うんだが。


「青春したいって言ったて俺には友達はいませんよ」


「実はこういうサイトがあるんです」


そこには青春したい人募集。一緒に青春しませんか?という内容が書いたあった。彼女代行サービスは聞いたことあるが青春代行サービスは初めて聞いた。


「どうですか?お金はあるようですしやってみませんか?」


このままなにもしないで死ぬのを待つよりかはいいのかもしれない。死んだ後はお金などは税金に取られるだけだし。できれば美少女た青春したいな。


「どうやら気に入ったようですね。同い年の子もいるのでいいと思いますよ。後僕も使ったことがありますがなかなかキラキラした青春を過ごせますよ」


先生も使ったことあるのかよ。モテそうなのに。合コンとか呼ばれて青春などいくらでもできただろう。医学部は合コンで無双できるし。俺も合コンとか行ってみたい。まぁ相手にされないだろうけど。いやどれだけお金をあるかを見せればいけるかもしれない。だが所詮お金でつった相手に愛はない。それは偽物じゃないだろうか。まぁそんなこと言ったら青春代行も偽物だが。だがお金よりはましだろう。


俺はお医者さんにお礼を言って、青春代行を近くのカフェに入って調べた。底には選り取り見取りの美少女がたくさん居る。何人かは同級生も居るんだな。


「あのご注文は?」


「ああ、すみませんオレンジジュースをひとつお願いします」 


どうやら青春代行が気になりすぎてそっちにばっか集中してたようだ。注文をすると店員はにっこり微笑み去っていった。可愛い。男の心をつかむのが上手いな。あんな感じの営業スマイルをこの代行の人たちは見せるのだろうか?


さて誰を選ぶかな。人気のあるやつを選ぶと指名料がかかるらしいな。まぁお金は腐るほどあるし問題ないんだが。俺は人気のあるなかから選んだ。お、この子可愛い。同い年ぐらいだしこの二人にするか。


俺はこの二人を指名しますとと運営に送って、返事が来るのを待つ。するとすぐに運営からメールか届いた。へぇー迅速な対応だな。どうや一週間後になるらしい。まぁ人気だし仕方ないな。俺は分かりましたと送り予約を取った。

楽しみだ。俺はそう思ってにやにやしながら携帯を覗いていたのだった。


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