〇カクヨムコン9で特別審査員賞を受賞しました



 物凄く遅ればせなのですが、カクヨムコン9の現代ファンタジー部門にて、特別審査員賞を受賞しました……本当に遅ればせの報告です。

 ですが特別審査員の方が書かれたレポには、作品をブラッシュアップするヒントがあると思いました。カクヨムコン10を前に読んでもらえれば幸いです。

https://kakuyomu.jp/works/16818093073542749100/episodes/16818093073543369386


 その前に受賞をした拙作『ストロベリィ・チョコレヱト・カァニバル』の紹介ですが、投稿した際は精神的に辛い時期と重なってしまい、いわゆる読み合い自主企画にもあまり参加できませんでした。そのため、受賞する前は☆20そこそこだったと記憶しています。今も☆50未満という弱小作品ではありますが、そういった作品でも中間をクリアできる可能性があるのが特別審査員賞です(こればっかりは特別審査員の方の選抜理由にもよるとは思いますが……)。

 そのような作品でどうして特別審査員賞を受賞できたかが今回の肝ですが、レポの本文を見ていただくと様々な理由が絡み合っていることが分かります。むしろ、拙作はそういった点に欠けていました――けれども拙作が受賞に至ったのは、「キャラクター」でした。


 『カクヨムコンの現代ファンタジーは選考レーベル的にライトノベルとして扱われる領域が広いです。僕はライトノベルで特に重要なのはキャラクターだと思っています。本作はそこが他候補の作品よりも強く、受賞の決め手となりました。』


 このように評価していただきました。そのキャラクターですが、メインヒロインが以下のような要素で構成されています。


 ・黒髪ロング

 ・黒セーラー服

 ・編み上げブーツ

 ・日本刀

 ・ボクっ娘

 ・相棒が三十路スーツやれやれ男

 ・肉食忌避

 ・舌出し

 ・お嬢様女子高通い


 ……一応これ以外にも金目や貧乳やリボンの髪飾りなどの要素はありますが、印象的に描写できたかなぁという点では上記のものになるかと思います。意図的に自分の趣味をマシマシチョモランマにして書くのを楽しくするためでしたが、決め手になってくれました。

 これは決して特徴的な要素を羅列すればいいという話ではありませんが、とはいえ特徴や趣味嗜好を色濃く描くことでライバルに差をつけられるポイントなのではないでしょうか。


 11月にも入り、カクヨムコンへの追い込みをかけている人が数多くいらっしゃると思います。校正している途中でも、ちょっとした所作に特徴づけることはできます。中間突破を可能にするだけの力はないかもしれませんが、誰かの心に残る力を付与できるかもしれません。

 開催まで一か月を切りました。頑張っていきましょう!


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