第6話 今日はスーパーゾンビ映画の日
皆様こんにちはこばわ
たった今操作ミスで下書きを消してしまい、失意のもとこれを打ち込んでいます。
マジで途中保存は大事です本当です
さて、本日はお日柄もよく午後からアマプラで動画観ておりました。気になったパクリタイトルのゾンビ映画があったので観て、意外
にも良作だったので調子に乗って、更にパクリタイトルのゾンビ映画を観て、泣ける映画だったという非常に有意義な午後を過ごしましたので、少し前に観た良作のゾンビ映画と併せて3タイトルを一気にレビューしようかなと思ったのです。要は暇だったのです。
そんな訳で、前置きが長くなりましたが始めましょう。
1 悪魔の毒々パーティ
ホラースプラッター系のB級映画がお好きな一部地域のおともだちは、大体トロマ映画を知っております。悪魔の毒毒シリーズに代表される、スプラッターコメディ映画それもパクリ要素多数ばかりを制作している海外の変態集団ですが、悪魔の毒々おばあちゃんとか、悪魔の毒毒プラトーンとか、悪魔の毒毒バーガーとか、まあタイトルだけで素人にもわかる珍作であるシリーズでして、その中でも日本では「悪魔の毒々モンスター東京へ行く」が有名です。関根勤に安岡力也に何と永井豪先生と、トロマファンの有名人が出演してます。気の利いたジョークなど皆無で、とにかく寒いギャグで観客を半笑いさせた直後に血がドバーな、何が良いのか分からない映画なんですけど、ここまで前フリしておいて何ですがトロマ映画では無い本作です…
無関係の会社が作ったのですが、内容は悪魔の毒々と名乗るに相応しいバカバカしさで、多分完全にトロマを意識して作ってます。プロット?そんなの関係ありませんあちこち破綻してますが、特に気になりません(笑)個人的には、埋められていたゾンビが地中から飛び出す際の凄まじい勢いがツボにハマりました。文句なしのオススメです。
2 ゾンビマックス
アマプラ漁りで見つけました。この和訳タイトルと、貴様には地獄すら生ぬるいとか言いそうなカットのサムネ…おいマッドマックスのパクリかよ(笑)B級映画しかも珍作臭がプンプン臭ってきます。
ところがどっこい、良作でした…
プロットはしっかり組み立ててあり、伏線は出来るだけ回収。細かい部分のユーモアはあるものの、基本はシリアスなストーリー。
主人公の妹さんの設定がアレでしたが、前半の鬱展開を後半でスカッと爽やか!的な流れで、しっかりと飽きずにエンドロールまで引っ張ってくれる作品でした。いや、珍作とか言ってゴメンよここ最近のゾンビ映画ではトップ3に入る良作だったわ(笑)
3 ゾンビの中心で、愛を叫ぶ
今回はこれをメインにします。
なんでこう、日本人がつける海外映画とか海外AVの和訳タイトルはウケ狙いに走るのか…「床ジョーズ」とか「アーンイヤーンマン」とか、もう明日人類が滅亡してもおかしくないタイトルの作品で、日本は汚染されております…因みに本作の原題は「ZOO」です。わけがわからないよ(笑)
さ、気を取り直しましょう。正直、タイトルで想像つくかも知れませんが、「一応ゾンビが出てくる普通のラブストーリー」と予測したそこの貴方は、大正解。
「ある夫婦が、コウノトリの運んできた愛の結晶を死産で失い、そこから夫婦仲が冷えていって離婚寸前と言うタイミングで、感染性のゾンビウイルスで街中パニック」と言う現状から様々な出来事で再び愛を取り戻す…と言う、ゾンビあんまり関係無くね?的なラブストーリーです。実際ゾンビ映画なのにゾンビが出てくるのは、トータルしても2割以下です…そう言えばB級映画(特にホラー系)と言えば、ぶっ飛んだプロットを回収し切れない展開が、半ばお約束なのですが、その点では随分と控えめです。但し、言及されませんでしたが奥さんは検事さんらしく、各種違法薬物に拳銃にと、各種アイテムをこっそり自宅に持ち帰っており、拳銃は暴漢撃退に、コカインは気分を鼓舞し気持ちを落ち着けるアイテムとして、またMDMAを夜のお供にと、まあぶっ飛んだプロットはちゃんとあります(笑)
因みに、作品中数回性描写が有りますが、とある1度を除いて愛の結晶的な表現で用いられていますので、割と安心です。
さて、そんなこんなで外に出ればゾンビの餌食となって顔を食われますし、かと言って食料には限りがあります。マンションなので、同じ建物の留守宅から物資を調達…お前らはドラクエの勇者様御一行かよ(笑)
漁られた部屋の住人が、比較的備蓄がある(自分達の部屋から盗んで行った為)主人公夫婦の部屋を乗っ取ろうとして、主人公夫婦が差し出した覚せい剤ティースプーン2杯入りのクッキーを食べて絶命し、更にゾンビとして蘇ったりします。ここの描写は心理描写含めて非常に面白かったです。
日を追う毎に再び燃え上がる夫婦の愛と反比例して、食料は減り救助は来ず。そんな中、とあるアクシデントで奥さんがゾンビに足を噛まれます。すなわち、約束されたゾンビ化…徐々にウイルスに身体を乗っ取られる奥さんの意識を保たせるため、旦那さんは自分の掌を切り、血をコップに溜めて奥さんに飲ませます。吸血鬼かよって突っ込みは無粋です。
そしてある朝、奥さんは正気を保てなくなる寸前に愛する旦那へ手紙を残します。自分を射殺する様に書き残し、本来なら生まれてから使用する予定だった子供部屋に篭もります。旦那が行くと、もはや人語を話せなくなった奥さん。胸に
lOVE ME!
kILL ME!
だったか書かれた紙を貼り付けてます。ここから先は、是非ご自身の目で結末をご覧になって下さい。どういう結末でも多分泣かされるだろうと予測していたおっさんの涙腺は、普通に崩壊しました。
ネットでレビュー見ると、ゾンビあんまり関係無くね?の意見が目立ち、駄作評もちらほら…おっさん評は「確かに珍作だけど、普通に泣ける良い作品」です。
ゾンビ映画と言えば、ひと月前くらいからゾンビ津波とか地球最後の男とかゾンビ特急地獄行きとか、まあおっさんのB級映画欲を刺激する作品が溜まってたのですが、今回に限って言えば観たのがこの2本で良かったなと、こんな風に思えるひと時でした。
長文お読み頂いたそこの貴方に、圧倒的感謝を捧げます!ありがとうございました。
2022 2/23~24
色々と納得がいかないお年頃 たまちゃん @ex-BB
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