挿入文書:CHAT CHAT CHAT

[チャットアプリ上の会話]


 江川崎:「首尾は?」


 高見:「最低」


 八島:「(´;ω;`)ウゥゥ」


 江川崎:「あら、大金星を挙げてたじゃない」


 高見:「あれは記者として肥溜め以下」


 八島:「肥溜めwwwwwwwm9(^Д^)プギャー」


 八島:「それはそうと、私の方は何とか上手く言ったよ。トラブル続きだったけどね」


 高見:「そう?誰かと喧嘩してない?」


 八島:「いや、したよ。一杯した。楽しかったです( ´艸`)」


 江川崎:「ちゃんと可愛い子?」


 八島:「勿論。万事OK。キャワイイのを二匹捕まえておいたぜ」


 江川崎:「あら、そう。私の方も独り見つけたわよ。それも、不順異性

      交遊だけでなく近親相姦まで付いてくる超絶有望株」


 高見:「もしかしなくても、真田咲のこと?」


 江川崎:「良く知っているわね?さすが、敏腕記者さん」


 高見:「昼時に食堂で遭って、少し話したの。正直、言うのは何だけれ

     ど親子そろって不気味だわ」


 八島:「それはそうだな。私も直接、咲に会ったけどキモかったぜ。脳

     みそピンクって感じで」


 江川崎:「言いえて妙ね。正しくそんな感じだわ。何が動機か知らない

      けれど、気持ち悪いほど協力的」


 高見:「動機は貴方だと思うよ。江川崎。私、恋路を邪魔するなって言

     われたもの」


 八島:「キモ」


 八島「もうこの話止めようぜ、帰ってからにしよう。まだやることもあ

    るし」


 江川崎:「あら、そう。帰りの送迎は不要?」


 八島:「ちょっと寄るところがある。あと、事務所に何人か人を入れるかもしれない。美人局候補者たちね」


 高見:「私は特に何もない。事務所に先に帰っていい?」


 江川崎:「その前に、夕食の買い出しに行ってきて。リストは後から送

      るから。代金は建て替えておいて、領収書を後で頂戴。意地

      でも、緑川に経費としてねじ込んで見せるから」


 高見:「イエス・マム。編集長の無茶ぶりよりかは万倍マシ」


 江川崎:「wwww」



[添付ファイル:20MB]



 高見:「ちょっと待って。多すぎない?」


 江川崎:「そういうこともあるわ。( ̄▽ ̄)」


 江川崎:「こういう訓話があるの。“楽観論者が言うには、この世界は 

      最高らしい。では、悲観論者が最もが恐れているのは?”」



            …数分の遅延…



 江川崎:「“楽観論者の言うことが、全く持ってその通りということ”」


 高見:「分かりました。買ってきますよ。“何を言おうが、現状が最上

     だ”って言いたいんでしょう?」

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