第18話LINEライバーになった少年。俺たちの戦いはここから始まる
ブロック戦も残すとこ後二日。
トースッコによる本命~大穴までの八人の動きが予想とかなり違っう。
不思議な中学生は、不思議なまま。
フォロワー数トップの女子高生やスポーツ女子は、ジャンル違いによりファンが付いてこず伸びきれず。
クレイジーピンク、鷹のマルチタレントが予想よりも大きな伸びを見せている。
「ポイントが足りないよ! オニルさん、みんなに課金を呼びかけて」
「嫌だ」
「他のライバーは五百ポイント以下のアイテムは禁止とか、アイテムの数だけ腕立てするとか、もっと凄いとこは、とにかくアイテムくださいしか言ってないよ、そんなんばかりだよ!」
「そんな配信は楽しくない!」
オニルまさに聖人。
ブロック戦が始まってからオニルさんは三位と四位を行き来している。
配信に陰りはない。むしろ日々、視聴者による新しい何かが生まれている。
だが、足りない。
そんな時だった。
「うちもダービーをやろう」
ラザニアさんによる提案に激震が走った。
他のブロックでライバーさん同士のバスケット対決を配信しているのを見たとのこと。
「それは面白そうだね」
「体育館で三本勝負みたいにやりたいね」
だが、誰と対決すればいいんだ?
同じブロックではガチすぎる。
「川崎のライバーさんは?」
「「それだ」」
偵察といいながらも視聴しまくる我々は多少なりとも他のライバーさんに面識ができていた。
ラザニアさんによるアポ。
場所の確保。オニルさんの確保。
慎重にそして大胆に。
「川崎のライバーさん是非ともだって」
「やった! ちょっと配信見てくるわ」
川崎のライバーさんはマジタニさんって女性で、バスケが本当に上手でアイドルさんだったのだ。
私は驚きを隠せなった。
「マジタニさんしか勝たん」
「お前らそんなにマジタニさん好きなら、そっちの配信に行ってください」
オニルは体育館で叫ぶのだった。
LINEライバーな友人 真理愛豆47 @marieyes47
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