第17話LINEライバーになった少年。ブロック優勝とあのブロックは違う
「すごかったな」
「俺、配信を録画しちゃった」
「オニルオニルをチェアマンが言うとは……笑」
ブロック決定の配信後にいつもの会議である。
とりあえずの目標であるビーコル公認はゲットした。
だがここまできたら、チャンピオンシップに出してあげたい。
その為に……。
ブロック戦まで約一ヵ月と時間の猶予がある。
オニルさんは、できるだけ継続しての定期配信によるファン獲得を。
トースッコさんはライバルになる八人のスカウティングを。
ラザニアさんはイラストによる画像クリエイトを。
私は資金準備の貯金を。外食から弁当へ。
それぞれが動き出す。
さらにその間にもBリーグでのビーコルの試合もあり、各自が多忙な日を過ごして行った。
「オニルさん応援グッズを作る!」
「ラザニアさんイラストいける?」
そんな突然のグッズ屋さんへと変身をとげたトースッコさんと絵師ラザニア。
マグカップ、Tシャツ、LINEスタンプとオニルグッズが生まれる。
「私、このオニルTシャツ着て試合会場ウロツクわ」
「えっ?」
私は親衛隊として試合会場へオニルTシャツを着ての観戦をがんばった。
このオニルグッズを管理する為とオニルを支えるサポートをする事務局として
ラザニアさんとトースッコさんが雄たけびをあげた瞬間でもあった。
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