決断。
ミサナ
第1話
私はまだ中学生だ。中学生といえば学校に通い勉強をし、友と絆を深め、
成長するというのが私の、というか世間のイメージであると思う。
でも「みんな違ってみんないい」その言葉が私の人生を大きく変えた。
私は正直学校が苦手というか嫌いだ。小学校6年間は本当に辛かった。
低学年の頃は仲間外れにされ、物を盗まれたり壊されたり。
中学年はお道具箱に虫の死体(大量)&悪口に嫌がらせ新人教師(男子)はなにもせず私は遂に嫌になり不登校。
高学年は復帰したり不登校に戻ったり、でも勉強は親が高学歴で勉強を
教えてくれたり、別室登校でクラスで2位くらい。
ここまではまあまあよかった。
六年生、最初のうちは行けてたがだんだんみんな受験ムード
つまりイライラしており喧嘩が絶えない教室。授業なんて通常通りに
できていたのは数えきれるぐらいだと思う。
クラスでは頭から出血 暴言の吐きまくり&低学年と喧嘩。
先生(女性)のことも殴るし2日に一回は学年全体の授業を止め、
先生は必死に喧嘩止める毎日。一週間に2回は
校長、教頭、学年の教師、他学年の教師(一部)
が駆けつけて喧嘩を収めていた。
こんな状況でクラスなんか入れるわけはなく即不登校に。
よく人になぜ不登校になったのかと聞かれるが
そんなの自分にはわからない。
六年の最後らへんに授業に参加するものの体育の特別ルール
なんか知らずに参加をして煽られ暴言を吐かれ
また不登校。こんなやつらと同じ中学に行けるわけないと思い、私はある決断をする。
「私、受験する!」
この選択が間違えていたなんて今は思わない。いい経験になったから、、。
だが、この決断をしたのは10月半ば私の受ける予定だったとこの
入試は12月だったのだ。
私は極度の数学嫌いで、数学なんか三年で止まっていた。
週2で個別塾に通い、昼間はドリル&過去問。放課後は学校に行き、
先生に受験を内緒にしながら6年の授業を受けた。偏差値はまあまあ低いが、私立の1番下のクラスに合格。
しかも学年末テストは理科と数学は満点、国語98点、社会は88点という
不登校には珍しいとか偏見を言われそうな点数を叩き出した。
これでひと安心とか思いながら卒業。
春に入学。
だが偏差値が低い田舎な私立なだけあって価値観が合わない。
私がおかしいのだろうか。今でも謎だ。
私はその中でも不思議な意味で比較的大人しい方で
学級委員に指名され、仕事を押し付けられた。
その頃クラスでは親の年収やお小遣いの話で盛り上がってる人達に、
ブランド物をわざわざ持ってきて貶し合いをする人達がほとんど。
それならまあいいが
お金をなんだと思っているのか
炭酸の飲み物を大量に買い公共の場で投げたり蹴ったり、
公共の物を投げて壊したり。
そんなクラスメイト達に学級委員として責任を感じてた。
学級委員の他のメンバー4人のうち1人しかまじめに
仕事をしてくれなかった。
「学級委員はお手本になれ。」
と他のメンバーの分まで怒られる日々。
私はとてもじゃないけど耐えられなかった。
疲れて体にも不調があり夏休み明けには不登校に。
別に後悔はしてないし、不幸ではない。
不登校についてはまた別で語ろうと思うが、
私は今新しい道を開こうとしている。
人生は山あり谷あり大変なことはあるが
辛くなった時は立ち止まらずに新しい決断をするのも
いいと思う。
だってその経験はいつか必ず役に立つと思うから。
決断。 ミサナ @misana07251006
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます