おまけ

繭子姉さんが読んで笑った文面には実は短歌が書いてありました……。


「ちる花を

集むる指の

いとしきに

我が文をもと

むべ願わなむものを」


多分訳すると、「(桜の)花弁が散って、それを指でつまんで集める絃があまりにも可愛らしいので、自分の恋文も同じように手に取って欲しいと願ってしまうのは当然のことなのだろうなぁ」みたいな意味になる……こんなに古語の授業をもう一度受けたいと思ったことはないです。

色んな意味で恥ずかしすぎるので有識者に添削とかしてもらえないし、紡はちゃんと学校に通ってるのでもっとちゃんとした短歌を書いてるはずです……が、内容は多分こんな感じの恥ずかしいやつ……。


どうしても紡に「絃」と「愛しい」を掛けた恥ずかしい短歌を書いて欲しいだけの話だった……。

繭子姉さんじゃなくても多分笑ってる……。


「繭子姉さん、女とは……どんな文を貰えば嬉しいものなのだろうか」

「稀代の色男とかならまた別だろうけど……あんたみたいなぶきっちょは変に格好つけたり捻ったりせずに、素直に書くのがいちばんだと思うよ……」

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不良娘も姉である はるより @haruyori

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