日々是鍛錬♡
alicered
第1話 Never-ending talk
はぁ〜い! 私、未虎優子! 今年、高校1年生。お肌すべすべの16歳で〜す。
今の一言で結構なおじさんたちの鼻息が荒くなるのが聞こえるわ。全く男ってのはいつもそう。自分の可愛らしさが最近少し怖いわ。何か青少年から大事なものを奪ってしまいそうで、テヘッ。
そういえば、最近は少し寒くなってきたわね。この前なんて雪がちらついていたわよ。あんた達も風邪ひかないように夜はあったかくして寝るのよ? 分かったわね?
まぁ、私の日常は優雅であんた達とは次元が違うけど……、何、興味あるわけ?
そうよね、こんなプリティーな私に興味ないわけないわよね。
今首を横に振らなかった?勘違いかな、ボキッ、ボキッ。
まぁいいわ。今回は私の生活について少し話していこうと思うわ。
みんな興味あるわよね? そうよね!?
私の朝は遅いの。大体学校の始業時間15分前に起床するわ。私ぐらいになると朝の身支度は5分で片付けられるわ。なんたって造りが違うもの。プチメイクしなくたって素材の味だけ勝負できちゃうの。罪な女よね。
それから片道10kmを早足で投稿して大体ホームルーム開始2分くらい前には涼しげな顔で机に座ってるわ。
えっ?
全力でダッシュしてないかって? 失礼しちゃうわね。入学してから数ヶ月は少しダッシュしないと遅刻してたけど、今じゃ、鼻歌歌いながらでも余裕よ。
ホームルームが終わったら軽くご飯を食べるわ。もちろん、軽くよ。お腹がすいたら何もできないわ。
ダイエット? バカじゃないの!? 私は太らないの!
今日の一限目は数学の授業ね。もちろんしっかりやるわよ! でも時々気が付いたら授業が終わっていることがあるわ。
隣の娘が目を開けたまま寝ていることを教えてくれたわ。でもね、みんな勘違いしてるの。瞑想してるだけ。ただそれだけなの。勘違いしなでよね!
そして1限目と2限目の間に少し食事をとるわ。今、またと思った人、甘いわ。まずは身体が資本、それを忘れてはならないわ!
次の授業は、歴史学ね、少し退屈だけど私は優等生だから苦手もしっかりとこなすわ。さてと今日は教科書の150ページから………………。はっ、もうお昼なの?集中しすぎて全く覚えてないわ。寝てた? ばか言わないで! 集中してたのよ!
さてと、昼食は食堂で軽く食べるわ。軽くよ。皆まで言わせないで!
午後は戦闘学の授業が校庭であるみたい。今日は組み手なんだって。ちょうどいいわ! 私が一番なところをしっかりと色付きに見せつけてやるわ!
って、よりによってあいつなの!?
ダメダメ! まだ心の準備がって、なに? 私があんな冴えない男を意識してるとでも言いたいの?
別に全く意識なんてしてないわ。時々横顔がかっこよかったり、意外と気が利いたりするけど……ゴニョゴニョ。
ゴホン、まぁしょうがないわ。組み合わせだからね。しっかりと授業に集中しましょう。
ハァ〜疲れた。えっ、嬉しそうですって? バカっ! そんな訳ないじゃない!
あいつ? あいつならそこに横になって寝てるわ。
ん? 血が吹き出してるって? そんな訳ないわ。青春の汗よ。
顔がボコボコ? 少しこづいただけよ! もぉ、いい加減にしてよね!
さて、今日の授業は終わり! 私は今から軽く食事をとって、秘密の特訓するから今日はこれまでよ!
え? 見てみたい?
それはダメよ。秘密の特訓なんだから見せたら秘密じゃなくなるわ。
前にボロボロになって帰る姿を夜に見たことがあるって?他人の空似なんじゃないの?こんなに可愛い女の子がそう多くいるとも思えないけど、もし私と間違えるくらいならかなり美人に違いないわね。世の中も捨てたもんじゃないわね。
まぁ今日はこんなところ。取材の方はこれでいいかしら?
学校新聞も大変ね。周りにいい記事がないときは美少女の日常まで書こうなんて。なかなかプロ意識があって私は好きよ。しっかりと可愛く書きなさいよ!
そんじゃまたね〜!
日々是鍛錬♡ alicered @alicered
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