第3話 空色の商店街

私は水華と共に商店街まで降りて来ていた

「何か欲しい物ある?服は後で買いに行くから」

水華が訪ねてきた

「ここは何を売っているの?」

私は気になった事を聞いて見ることにした

「ここはね食べ物、服、雑貨とか色々あるよ」

「じゃあ雑貨屋行きたい」

「わかった行こ」

そして水華と雑貨屋に向かった

その雑貨屋は今で言うレトロな感じでとても青が目立つ建物だった

中に入ると小柄なおばあさんが椅子に座っていた

「あら水華久しぶりね」

「久しぶり星香ばあちゃん」

「その女の子は誰だい?」

おばあさんが顔をあげた

おばあさんは顔にはうさぎのお面を付けていた

「私は莉音と言います 水華の親戚の子供です」

自分で言いながらわかり安い嘘だなと思いながらも他に言い訳が思いつかなかった

「そうかい ゆっくりして行きな」

おばあさんはそれから何も言わ無くなった

お店の中にはよく分からない人形や食器など色々な雑貨が置いてあった

私は机に置く明かりが欲しかったので月の形をしていて真ん中にロウソクが置ける少し変わった置物を買った

「これだけでいいの?」

「うん あんまり沢山買って貰う訳には行かないから」

「そんなに気にしなくていいのに」

そう言っておばあさんの所に歩いて行った

水華がお金を払っている間に私は店内を見ていた

すると猫らしき人形があり猫には見えない色だった

私はその人形から目が離せ無くなった

「それ欲しい?」

水華がいつの間にか後ろに立っていた

「買って来てあげる」

そう言ってまたおばあさんの方に行ってしまった

そして彼が帰ってきた後服を買いに服屋にやってきた

その服屋もやはり青色が特徴的で見た目が和風の御屋敷だった

中に入ると若そうな女の人が出て来て奥の方に案内された

「よく来たね 待ってたよ」

そこには水華と同い年ぐらいの男の人がいた

「その子の服が欲しかったんだよね」

そう言って私に近ずいてきた

「君名前はなんて言うの?」

彼は猫のお面を付けた顔で私の目線になって聞いてきた

「莉音です」

近距離だったため少し緊張した

「彼はね目が見えていないんだよ」

そう水華が言った

「そうなんだ だから声を聞いて来てくれた人に合わせた服を僕が選ぶんだ」

そう言って棚の方に歩いて行った

少しして3枚の服を持って戻ってきた

「こんな感じでどうだろうか?」

そう言って服を並べて見せてくれた

「1着目は桔梗の花を見立てて作ったものだ1回来て見てくれないか?」

そう言って試着室に入れられた

持ってきた服を来て見た

とても軽く下の方がスカートのようになっていて涼しく上は着物のようになっていたそして透明の羽織を渡されていたのでこれをつければ完成だ

試着室から出ると水華と猫のお面の人とで話していた

「着替えました」

「結構似合ってるね」

水華が言った後

「今更だけど名前言うの忘れていたね私の名前は蒼空だ」

「後服似合っているようでよかった」

そう言って他の2着も試着をし

購入した後晩御飯を買いに行く事になった

お店から出ると空は大量の星空になっていた

「暗くなっちゃったね」

「そうだね 早く買って帰ろう」

そう言って商店街で水華に言われるまま

沢山の晩御飯を買って水華の家に帰った

この地域の食べ物は日本の食べ物と余り味が変わらなかったため沢山食べ過ぎてしまった

そしてすぐに私は部屋に戻り眠ってしまった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

空色の町と私の物語 夢月しおん @siruko0619

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ