第323話 全然妄想じゃないんだけれど。
週末のドタバタする時間が少し落ち着き、現在書いている作品の続きを書くほど時間はないけれど、キーボードを打ちたくなって妄想日記にやってきた。そんな本日。
今書いている『黒蝶舞う海でhttps://kakuyomu.jp/works/16817330657530377465』で毎日頭がいっぱいです。この作品は無謀にも『横溝正史ホラー&ミステリ大賞』応募作です。無謀。無謀とは知っているけれど、挑戦したいと思って書いています。
平日昼間に書く時間を確保して書き進めているのですが、「うむむ、こんな展開ダメかな?」と悩む時。ソファのサイドテーブルに積み上げている本を手にしてしばし読むことがあります。書籍化されたプロの作品はどんな構成でどんなスピード感でお話が進んでいるのだろうと、勉強するつもりで読んでいます。(時々そのまま読み耽ることありけり←あかんやん)
昨日は、過去に『横溝正史ホラー&ミステリ大賞』を受賞して書籍化された本を読んでいました。本の一番最後には選考委員の先生方の選評が載っていて、自分の今書いているお話に言われたと思い込んで、当てはめて読んでいました。もちろん、最終選考に残るほどの実力もないし、私に書かれた選評ではないのですが、何か、参考になればと思って読んでいました。
その中に、『糸と布』と題名のついた道尾秀介先生の選評がありました。
縦の糸はストーリーライン。
横の糸は登場人物や出来事。
縦糸と横糸が綺麗に組み合わさっていなければ、美しい布(物語)にはならない。
そうか。そうなのか。と、自分の今書いている作品を見直す。
実は私、編み物が好きで。好きと言っても、完成したことはほとんどなく、無心になって編んでるのが好きなのですが。今はもうやらないけれど、昔は冬になると編み棒と毛糸を用意して、簡単そうな編み物の本を読みながら編む編むしていました。要は時間潰しです。今ならそう思います。
編み物って、編み棒から糸が抜け落ちてそれに気づかずに編み進めていくと、「あれ? めっちゃおかしいやん!」って途中でなってしまう。そんな時は、その間違いがあったところまで糸を解いて、また網直しをしなくては綺麗なマフラーになりません。例えそれが飾り編みの一切ないマフラーだったとしても。
それを物語に置き換えて考えると、本当そうだなって思いました。私、編み間違えてもそのまま編み進め、完結した長編だらけです。そんな風には思いたくないけれど、俯瞰してみれば、そう思えてならない。
じゃあ今はどんな感じ? と、自分が今書いている作品を一話から読み返しました。(そして出てくる
日記調にならないように。
構成を考えて。
今回すごく悩みながらストーリーラインにそって編んでいるけれど、登場人物や出来事などの横糸が、結構複雑。ただ真っ直ぐ編み進めるだけのマフラーではなく、アラン模様を随所に入れた難易度の高いマフラーのようだと思いました。
一段目。二段目。三段目。四段目と、編み物の段数が一話だとすると、現在十四段目。十四段も編めば全体の模様の基礎がだいたいできている辺りでしょうか。(編み物最近してないから想像です)
「うわぁ、難しい模様(構成)に挑戦したんだね?」
そう思うと、一話一話書くのがすごく大変で、一話一段、その一段を編むのに何度も解いてまた編んで解いてと繰り返し、ようやく一段仕上がるような感覚です。縦糸と横糸、そして綺麗に組み合わさって布になる。ほんとその通りだと思いました。
自分で設計したとはいえ、この難しい編み物を完成できるのだろうか。
でも、なんでも挑戦です。
やり始めたんだから、網目を飛ばしたり間違えたりした時に「まいっか」って思うことなく、地道に編めばきっと今まで見えなかった模様が見えるはず。そう信じる。
編み物も根気よく見直して慎重に編めば必ず一段ごと編みあがる。それを繰り返していけば、一段一段長さも増えるし模様も浮き上がってくる。時間はかかるけど、大事なことだと胸に刻みました。
語彙力もない。表現力も乏しい。いろいろ課題はありますが、頑張って書き進めよう。だから、集中力が続かない日は続きを書かない。うん。
週末は家族時間。
「よし! 月曜日から頑張るぞ! おー!」
気合を入れて洗濯物を干しに行ってこようと思いますので、本日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました。
***
『黒蝶舞う海で』は、カクヨムで書き進め、応募は印刷した紙でと思っています。紙に印刷して、また妖怪スイコウと戦って。自分の編んだ物語がどんな布になったのか、俯瞰して、自分の実力を自覚して挑戦したいです。
(その時にカクヨムは非公開にして二重応募にならないようにしなくては?)
少しずつ、少しづつ。
自分の夢に近づけたらいいな。
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