第322話 妻とお母さんと私。
運動会の振替休日で小学生の子供がお休みな、本日。
平日だからこそ行く価値がある人気のレジャー施設に行くこともなく。普通に一日がすぎていく我が家。かといって、やることがない訳でもなく。そして子供が家にいるから執筆も集中力が続かない。そんな午前中をこなし。
お昼ご飯は冷蔵庫のお掃除を兼ねてチャーハン。昼食後、小学生二人はお友達と遊びに出かけて行った。
「チャーンス! 今なら一人だ! 書くどー!」と、パソコンに向かい合うこと二時間。ああでもないこうでもないと書いたり消したりを繰り返していると中学生が帰ってきた。
「お母さん今日夕飯なにー?」
「え? 夕飯……。えっと、えっと、なんにも考えてないんだけど」
長編を書き始めると私の脳味噌は他のことを考えられなくなる。夕飯の献立はその影響を最も受けるコンテンツ。
「あー、もう考えれない! てか、リクエストくれ! なに食べたい?」
「俺? 俺ねー、しゃぶしゃぶ」
「却下!」
しゃぶしゃぶはこんな暑い日に食べるものじゃないと思う。結局献立を考える方に脳味噌をシフトしてしまう。よって、本日はもう続きを書けない。
「あああ、1000文字。1000文字しか進んでないよ……」
パソコンを自分の部屋に片付け、でも書きたい欲求が不完全燃焼すぎるから妄想日記にやってきた。
子供がいる時間はお母さんの私。
夫がいるときは妻の私。
一人の時は自分だけの私。
切り替えを上手くやらなくては、どれもこれもがぐちゃぐちゃになってしまう。洗濯物は山積みになるし、パパ不在の夕飯は超手抜き。でも、それじゃあきっとダメなんだ。それは分かっている。書くのは家事を済ませてから。子供が帰ってきたらお母さんに変身! そう、分かっているんだけど——。
「集中し始めた脳味噌をそのまま凍結保存したい!」
明日書き始める時に、脳味噌をこの今の状態に戻せたらいいんだけど、それはなかなか難しい。それに、今までの反省点を活かし、今回のお話はプロットをめっちゃしっかり書いているけど、それも結構苦しい。
お話が、筋立て通りに進まない……。
印刷したプロットとにらめっこ。そしてペンで書き直す。
「主人公の性格当初の予定と違ってるんだよなぁ」
「ここで出てきちゃダメなんじゃ?」
「あ、この流れやっぱし不自然じゃ?」
「正体のわからない何かをどこまで見せるんだ?!」
ホラー小説を書いている(つもり)だけど、実はホラーな小説を今まで読んでこなかった。
「ホラーって怪異の正体が明かされなくってもいいのかも?」
なんてことも最近思ったりして。公衆伝播の太郎君も、後半別の切り口の方が面白かった気がしてきたり。変に謎の解明をして全部明らかにしないほうがいい気もしたり?
毎日頭を捻っております。
「上手く書けるか不安だけど、書き始めたんだし頑張るどー!」
と、そんなつらつら書いた本日。
夕飯の献立に頭をシフトして!
リビングで流れるサイキックなピンク色の髪をした高校生が早口で喋るギャグアニメを永遠と聴きながら家事を頑張ろうと思います!
お読みいただきありがとうございました!
***
最近気づきました。
『呑むなら書くな、書くなら呑むな』
そこに、
『二日酔いなら尚書くな』
を追加したほうがいいことに。
↑
当たり前だ。
書くなら子供がいない平日昼間。
書く前の日はアルコールは控えめに。
真面目にコツコツ文字を積み上げていきたいです。
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