第324話 朝から怪談動画を視聴する本日
小学校の旗当番を終えリビングの掃除をしてから怪談系YouTubeの視聴をしている、本日。
「なんで百物語とか考えちゃったんだろう……」
現在執筆中の作品の冒頭に『怪談百物語』を入れ込み。さらには11名も怪談師を登場させてしまった。あの頃に時間を巻き戻せるならば、いやタイムマシーンに乗って現在の私があの時の私に声をかけれるならば教えてあげたい。
「その設定、苦しむで?」
なぜ11名も個性的な(と思っている)怪談師を出してくるかなぁ。現在本編にさりげなく登場できたのが、えっと3人。ウッホ、まだ8人おるやんけ! 大体ホラー小説を読んだことがほぼほぼなかった私。横溝コンテストに応募しようと思い立ったのが間違いなのか——。
でも、毎年お化け屋敷を自作している。きっと書けるはず。きっと書けるはず。そう信じて書き続けるしかない。
と言うわけで怪談師の登場する動画を朝から見ている。そして背筋が薄寒くなり始めたので、気分転換に妄想日記にやってきた。
怪談を書くとなると誰かが話したものをパクるわけにはいかないので、ネットや参考資料として購入した本を読み、地域的なことや歴史的なことを調べて1から書かなきゃいけない。それが本編とリンクしていないと意味がない。さらには個性的(?)な怪談師の喋り方や雰囲気作りも必要。
ちなみに登場させた怪談師は——
黒頭巾の海蛍
元プロレスラーの城山田ロッキー
アイドル系怪談師リカちゃん
海外モノの怪談に定評があるエキゾチック怪談師モアイ像
怪談ラジオパーソナリティのDJ雫
怪談レジェンド一番弟子である今中恐助
新宿で怪談居酒屋を経営している響
現役のお坊さんでもある大海原入道
白衣を着たリアルな病院系怪談を得意とするDr.ダマー
ドラァグクイーンで古典的な怪談話を得意とするレディカカ
声優業でも大活躍、甘々ボイスな怪談師、夢子
自分で設定して書いたとは言え、カオス……。
どうするんだ。
ちなみに次に書こうと思ってるのが『ドラァグクイーンで古典的な怪談話を得意とするレディカカ』
ドラアッグクイーンのお姉さまは昔クラブで一緒に踊ったこともある。結構仲がいいお姉様もいた。だからなんとなく雰囲気は思い出せる。喋り方とか、化粧とか、服装とか。でも『古典的な怪談話』ってなんぞ?
そもそも古典文学的なものの知識が皆無だと気づく。その時点でアウト! だと思うのだけど、書いた以上、挑戦せねばならない。まずは古典怪談をネット検索から始めるか。いや、『日本の怪異辞典 関東編・中部編』を読み込んで古いお話を参考にするか。どちらにしても簡単ではない。載ってるものをそのまま書くわけにはいかない。古典怪談と思ってもらえるように最もらしく創作せねばいけない。
「なんでこんな設定にしたんだよぉ〜!」
愚痴をこぼし執筆に戻ろうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
***
私は物凄く怖がりです。子供を塾に迎えに行く時。雨が降ってる夜なんかは視えないものが視えそうで、後部座席をルームミラーで見ることに抵抗があります。なのに、ホラーを書くとかどうなんだろうって思うのですが、不思議と自分で書いてる時は怖いと思いません。
ホラー(ちゃんとホラーになってるか不安)を書き始めてからは、怖い話を読んだり聞いたりしても「うっそ、まじ、それはまずいよね」「ああ、それそういうパターンね」「あちゃー、その男最低。そりゃ呪われるわ」などと軽口を言えるようになりました。免疫ができたのでしょうか。それとも創作脳で判断するから怖いと思わなくなったのでしょうか。不思議です。
でも、昼間。
リビングでひとり書いてると背後が怖い。
もったいないけれど電気をつけてパソコンに向かう——
一番怖いのは光熱費かも、しれません。
それでは皆様、良い一日をお過ごしください。
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