第325話 シーンの切り替え難しい!の独り言日記

 朝から書きかけの小説を書き進めること七時間。


 今日書いている場所はシーンが切り替わる。で、そのスタートをどこにするか問題に直面し「ああでもこうでも」言いながら書き進め、千文字くらい書いて「あ、このシーンカットで進んでいいんじゃね?」と気づき、保留。


 じゃあそこ飛ばしてその次のシーンからと思って書き進め「あ、飛ばしすぎたか?」と思ってまた保留。


 それじゃあこっから書くべきか、とまた書き進めて「なんかなー」と保留。ソファに横になり目を閉じてストーリーを脳内再生。


 ——ここでこの会話を入れたとして、読んでくれている人はどう思うんだろう? 喋りすぎか。いや、喋らせた方がありか。ここで喋らないとなると、どこでその情報を開示するんだ? いや、情報開示はしすぎなくてもいいってこの間教えてもらったぞ……。でもそうするとメリハリがない展開になってしまわないか。いや、そもそも第二章の目的を果たさねばならんだろ? 第二章の目的は蛭子町のことと福山親子のことと、それから——……。うん、それからのところを書き終わらねば第二章を終えれないわな。でも待って。今のところで終了して第三章に移動した方が分かりやすい展開になる? ダメだ。最初から読みなおしてみよう……


 そしてまた「ああでもこうでも」言いながら書き進め、千文字くらい書いて「あ、このシーンカットで進んでいいんじゃね?」と気づき、保留。


 じゃあそこ飛ばしてその次のシーンからと思って書き進め「あ、飛ばしすぎたか?」と思ってまた保留。


 それじゃあこっから書くべきか、とまた書き進めて「なんかなー」と保留。ソファに横になり目を閉じてストーリーを脳内再生。(本日何回目?!)を繰り返していたら子供が帰ってきてしまった。子供帰宅で集中できるはずもなく、修学旅行から帰ってくる息子を迎えに行かなくてはならず。お話をこれ以上書き進めれないけど、なんか不完全燃焼で書き足りないから妄想日記にやってきた。


 そんな独り言日記。


 ストーリーはできてるはずだし、第二章のやることリストもちゃんとあるのに、どのシーンから書くのかで悩むだなんて。シーンを間違えたら間延びしちゃいそうで怖い。いやすでに間延びしてる?! 怖い怖い。自分じゃ分からないから怖い。かと言って深く考えずに「えいやっ!」って書くのも怖い。


「私、方向性間違えてない? そもそもこの話面白いのか?!」


 ソファに寝っ転がりリーディンググラスを装着!


 過去のコンテスト受賞作の選評を再読し「あちゃー」と嘆く。選考委員の先生方の選評、勉強になります。なりますが、自分に置き換えて読むとダメダメなところばっかり浮いてみえてくる。


「あかんっ! もっかい見直してみよ!」


 ストーリーこれでいいんだろうか。

 シーンの切り替えこれでいいんだろうか。

 登場人物大丈夫だろうか。

 ひいひい言いながらパソコンに向かうこと七時間。

 時間だけが過ぎていき……。

 終了した本日は金曜日。

 そして明日はなんと土曜日。

 週末です。

 なんてことでしょう。

 もう週末だそうです。


 地道に書き進め来週月曜日には公開できるといいな。



 独り言日記。

 お読みいただきありがとうございました。


 皆様も良い週末を!

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