第2節 -砕け散る公国の意志-

*6-2-1*

 アンジェリカとイベリス達が最後の決戦を始めるよりも少し前。

 ノースクワイア=ボレアースにてリカルドとの死闘を潜り抜けたジョシュアとアルビジアは、再び一面が白亜に染まる回廊の中を歩いていた。

 戦時中であるにも関わらず不気味なほどに静まり返った空間。自分達の足音以外に聞こえるものもない。

 そうした静寂が醸し出す、陰鬱な空気に耐え切れなくなったジョシュアが言う。

「さっきの男。後ろから走ってくるなんてことが無ければいいが」

 リカルド・ランバス・ノームタニア。まったくもって馬鹿げた精神力の持ち主であるとジョシュアは考えていた。

 1発打ち込むだけで象を気絶させるスタンガンの電極針。それを3発も撃ち込まれて意識を保っていた男だ。どうかしているとしか言いようがない。

 だが、その筆舌に尽くし難い精神力の源が何であるのかについては、実にはっきりとしたものだった。

 なぜなら、リカルド自身が言葉にして語ったからだ。

『アンジェリカ様の臣下として、その理想を共に具現させる為に』

 あの言葉が全てなのだろう。アンジェリカに仕える忠臣として、彼女の為に―― いや、彼女“達”の為に。

 アンジェリカとアンジェリーナという2人の為に全身全霊を掛けることを人生の目的としている狂人。

 しかし、皮肉なことにその在り方こそが〈愛〉のひとつの形であるということを、主君である彼女が認めることはないのだろうが……


 遅ればせながら、ジョシュアのぼやきにも似た呟きにアルビジアが答える。

「その可能性は皆無よ。どれほど強靭な肉体を持ち、アンジェリカから絶対の法による加護を与えられていたとしても、彼自身が“人である”という事実は変えようがない。私のような、本来あってはならない存在とは違うの」

「こら。そうやって話の合間に、隙あれば自分のことを卑下する言い回しでものを言うのはやめろ」

「卑下ではなく事実よ」

「仮にそうだとしてもだ。その、なんだ。そういう言い方をされるとだな、俺達が寂しい気持ちになるんだよ」

 ジョシュアが寂しい気持ちになるという言葉を言った時、その姿があまりにも言葉通りに落ち込んでいるように見えたのか。

 アルビジアは一呼吸の合間に何かを考える素振りを見せて言った。

「ごめんなさい。私が貶められることで誰かが傷付くだなんて、これまでの人生で考えたことなんてなかったから。気分を落ち込ませてしまったのであれば謝ります」

「もう謝っただろうに。いや、そうじゃない。が、何て言えば良いんだろうな」

 治したばかりの左腕を頭上に持ち上げ、困った表情を浮かべるジョシュアを見たアルビジアは、なぜかその様子に微笑ましさを覚えた。

「妙な感覚。昔は、誰かとこんな風に言葉を重ねるだなんてこと、なかったというのに」

「それもこれも、イベリスの成せる業というやつかもしれないな」

「いいえ、あの子だけではないわ。隊長、貴方やルーカス、フロリアン、そして玲那斗。みんなが集まって互いのことを気に掛けて慈しんでくれるという環境がそうさせているのかもしれない」

「大仰に言う。今風に言えばチームワークの一環ってところか」

「えぇ、きっとそう。私は貴方達の善意にこれ以上ないほど救ってもらっている。自身の家族とすら、そうした時間を持つことなどなかったから」

 アルビジアの言葉を聞き、ジョシュアはふいに彼女の横顔を眺めた。

 意外に過ぎる。端的にそう思ったからだ。


 振り返れば、イングランドでの一件を通じて以後にアルビジアと個人的な会話を長々と交わしたことなどなかった。

『家族、か』

 これも巡り合わせというものだろう。良い機会だと考え、ジョシュアはアルビジアに今まで聞いてみたかったことを尋ねることにした。

 しかし、ジョシュアが口を開こうとするよりも先に次の言葉を発したのはアルビジアであった。

「先の戦いの最中、荒れ狂う私の中で隊長の声が聞こえたと言いました。その中で、自らの死と引き換えに私を守りたいという言葉があったと思います」

「聞こえていたなら忘れろ。身勝手な考えだった」

「嫌よ。忘れません」

 ジョシュアはどう答えるべきか悩んだが、言葉の全てを否定するわけにもいかない。家族の為に死を選ぶわけにはいかないという本意をなんとか伝えようと慣れない言葉選びをする。

「命懸けでもお前さんを守りたいと思っているところは本音だ。変わることはない。しかしな……」

 護るべき家族の為にも、命を捨てるわけにはいかない。

 そう言おうとした時であった。アルビジアは首を横に振って言ったのだ。

「違います。私のことではなく、ご家族のことを思われてすぐに考えを改めた。それだけがきっかけではありませんが、私が聞いてみたいのは隊長のご家族のことです。

 私は現代にこの身を顕現させるまで、自分の家族のことについて愛おしいなどと思ったことはなかった。ただ当たり前のようにそこにいて、ただ共に暮らしている人達。そういう風にしか考えられなかった」

 早とちりだったか。ジョシュアは自身の勘違いを恥じつつ、そういうことであればと返事をする。

「その考えが変わったのは、ダンジネス国立自然保護区で出会ったモラレスさんがきっかけか?」

 アルビジアは静かに頷いて言った。

「はい。お爺様は素性の知れない小娘である私にとても良くしてくださった。後から聞いた話では、一歩間違えば彼は犯罪者として国から罰せられる可能性もあったと聞いています。それなのに、自らのことなど顧みることもなく私を受け入れ、共に生活をさせてくださいました」


 なるほど。それがこの問いの原点か。ジョシュアは深く納得して答える。

「血が繋がっていようといまいと、家族っていうのは何物にも代えがたい大切なものなのさ。本人の人生にとって、良い形でも悪い形でも何よりも影響を与える存在でもある。モラレスさんにとって、お前さんは自分の人生の全てといっても過言ではなかったんだろう」

 敢えて言うことではない。おそらく彼は若くして亡くした自身の妻と、本来であれば共に育てていたであろう、この世に生を受けることが無かった子供のことを彼女に投影していた。

 何もかも失い、人生の終着点まで仕事以外にすることのない人生を送っていた彼の目の前に現れた、名も知らぬ天使のような存在。天からの贈り物。

 そんなアルビジアを彼が慈しみ、何物にも代えがたいほどに大切に想うのは他人である自分にだって理解が及ぶことだ。


 ジョシュアがしみじみと考えていると、珍しく言葉を選ぶようにアルビジアが言った。

「あの、良ければ聞かせて欲しいのです。隊長の、ご家族のことを」

「それなら、喜んで」

 アルビジアからそのような話を切り出されることなどこれまでの数ヶ月ではなかったことだ。内面的な変化と成長に妙な喜びを感じつつ、快く返事をした。

 周囲を警戒しつつ進む必要もあれば、自分達だけが早々に玉座の間に辿り着いたところでどうしようもない。

 少しでも気を安らげる為に、そしてこれまで以上に互いのことを知るにも良い機会だろう。ジョシュアは望まれた通り、アルビジアに自身の家族の話をすることにした。

 が、しかし。家族の話といってもアルビジアは既に知っているはずだ。

 この数か月の間に、セントラルで暮らす娘のアリシアや息子のロバートは彼女と一緒に幾度となく話をするなどして交流を深めているのだから。

 ファミリー区画で暮らす2人の子供は、アルビジアが生活区に顔を覗かせるだけで大喜びするほどに彼女のことを慕っている。

 特に、もうすぐ20歳を数えるアリシアはアルビジアの美しさや清楚さを崇めるように惚れ込んでおり、自室で彼女に色々な服を着せてはファッションショーの真似事をするなどお洒落に関する語らいを楽しんでいるらしい。

 そんな彼女のことは妻ソフィアも気に入っており、週末にはイベリスも交えて共にお菓子作りを楽しんだりなど、同じチームに配属されているはずの自分よりよほど親交が深いのである。

 そういうことから、家族の話と言われても今この場で何を話せば良いのかは迷うところだ。

 ジョシュアは迷った末に本人に尋ねた。

「とはいえ、お前さんは俺の家族とは懇意にしてるだろう? 何を話せば良いのか迷うが」

 すると、アルビジアは表情の変化が分かるか分からないかという程度に微笑みながら言ったのである。

「アリシアちゃんやロバートくんの幼少期のお話も良いし、ソフィアさんとの馴れ初めも聞いてみたいけれど、今は隊長のご両親のお話を聞かせて欲しいの」

「うちの親父とお袋の話を?」

「えぇ。父である貴方のお話ではなく、貴方のお父様のお話。そしてお母様のお話を」

 確かに、そのことについてはほとんど話したことはなかった。

 当然ソフィアや2人の子供たちが話すだなんてことも無かっただろう。先に彼女が話した昔話の流れからして、ここでいう家族とは自分から見た両親の話ということだったのだ。

 ようやく彼女の問いたいことを理解したジョシュアは改めて言った。

「確かに、ソフィアとの馴れ初めが気になるっていうなら、お袋の話はどうにも外せないだろうが。さて、何から話せば良いか」

 そう前置きをした上で、彼女がおそらく一番聞きたいだろうことを話すことに決めたのである。

「2人とも、一言で言えば苦労人だろうな。アメリカのオハイオ州にエドンという小さな村がある。人口千人にも満たない小さな村だが、うちの両親はそこでトウモロコシの栽培と酪農をして暮らしているんだ。

 とても裕福とは言えない家庭だが、それをまるで感じさせないような暮らしをさせてもらったし、大事に育ててもらったと思う。

 親父はでかい身体に見た目通りのおおらかな性格。んで、お袋は腕っぷしの強い気の強い女性でな、どんな苦しいことがあろうと2人して“それがどうした”って笑い飛ばすんだ。

 子供の頃に嫌なことがあったって、2人に相談して話したら、“悩みなんて、そんなもの最初から存在したのか?”とよく思わされていたよ」

 ジョシュアは横目にアルビジアを見やる。返事をすることもないが、彼女は穏やかな表情をしつつ真剣に話に耳を傾けているようであった。

「辛いこともあっただろうに、大学まで行かせてもらった。尊敬する俺の自慢の両親だ」

「そう。お話を聞いているだけで、2人の温もりが伝わってくるよう。でも、隊長はご両親に対して引け目のようなものを感じていた様に見えるわ」

 このアルビジアの返事にジョシュアは驚愕した。

『今の話だけでそこまで読み取るのか』

 まるでロザリアやアイリスのように、他人の心の内を読み取ったかのような言葉。自然の声を聞き続けたという、彼女なりの深い感性があってこそ成せる業であるとも言えるだろうし、そうした気付きができるというのは彼女が真に優しい人間である証明ということもできるだろう。

「そうだな。引け目というか、罪悪感というか、そんなところだ。身も蓋もない話、要は稼ぎの話であり、この話をするとなると俺個人の話になってしまうんだが……」

「構いません」

 アルビジアが本当に聞きたいこと。それは両親の話だけではない。両親に対して何を思い、自分がどうして今のような人生を歩んだのか。それを聞いた上で自分の境遇と比較したいのではないか。そう思えて仕方ない。

 個人的な話でも構わないという、彼女の返事を聞きジョシュアは話を続ける。

「俺個人は両親から裕福でないことを感じさせない暮らしをさせてもらってはいたが、現実として裕福ではないということまでは如何ともし難い事実だった。子供心ながらに、そうした現実って奴はひしひしと感じたものさ。

 だから食わせてもらうだけではなく、少しでも2人の力になりたくて学業合間の手伝いなんかもしたが、それが根本的な解決に繋がるはずもない。

 さらに悪いことに、俺自身は頭の切れるタイプではなかった。例えばルーカスみたいに突出した光る才覚を持っているわけでもなく、玲那斗やフロリアンのように自らのしたいことを探す為だけに母国を飛び出すなんて勇気を持っているタイプでも無く、ただ体がでかいだけでひたすらに凡人だったのさ。

 金銭を得るための仕事先というと、オハイオ州にはコロンバスとクリーブランドという巨大な都市があってな、そこには世界に名の知れた巨大な企業が集っている。光るものを持つ奴なら話は違うんだろうが、俺みたいな凡人はそういった企業に入って両親に楽をさせてやれるほど稼ぐことも出来ない。

 こんな話を親父とお袋にすれば一笑に付されただろうがな。そんなことを望むようなタイプでもないわけだし、完全に俺個人としての命題というべき悩みだった」

 話を続けていると、アルビジアが視線を向けながら言う。

「その答えが機構だったの?」

「そうだ。俺が大学を卒業した年、西暦2010年に世界特殊事象研究機構は設立された。当時、組織拡充の為に機構は大々的に隊員を募集していたんだが、その条件が…… まぁ、なんだ。良かったんだよ。身体が頑丈で人の役に立ちたい奴は来いっていうような。当時としては仕事に対する給与も破格のものだった。まさに理想通りっていうか、そういったところだ」

「機構に入りたいとご両親に伝えた時、反対されなかったのかしら?」

「“行きたければ行けばいい。それがお前の人生だ。だが、辛いことがあって、どうしても逃げたくなった時はここに帰って来い”だとさ。なぜ行きたいのかなんていう理由も聞かれなかった。いや、多分親父もお袋も分かってたんだ。俺が何を考えているのかなんてこと、全てお見通しだったに違いない。それこそ当時20年以上も一緒に暮らした家族だからな」

 話しの間中、アルビジアの視線はジョシュアに向けられたままだった。

 ひとつひとつ、自らの聞きたいことを聞き、考えを聞き、自身の疑問を解決していくかのように聞き入っている。

 次に何を言うか吟味した様子でアルビジアが言う。

「それで、入構した後はうまくいったの?」

「結果は良かったと思っている。互いに不干渉の原則があるとはいえ、機構の設立は国連の全面的な協力があってのものだった。だから、俺のように設立当時に入構した隊員はほとんど全員がまずは国連への出向の道を歩んだんだ。

 当時のことは長話になるから割愛するが、今メタトロンの艦長をしているハワードと出会ったのもその当時の話だ。出向先の国連ではソフィアと出会い結婚し、子供も授かって、親に孫の顔を見せてやることも出来た。何の取柄も無い凡人であった俺としては十分過ぎる人生だと思う」

 ここまで話し終えると、アルビジアはようやく視線を外して静かに言った。

「そう、ありがとう。話してくれて」

 相変わらず表情から感情を察することは難しいが、何とはなく満足だという風にも見える。

 彼女の聞きたいことを話せたのだと、ほっとしながらジョシュアは言う。

「どういたしまして。そうそう、余談だがオハイオ州にはお前さんの名前の元になっているネムノキもたくさんある。都会とは違ってまだ自然の残っている地域だ。何もかもが平穏に解決した後に、興味があるなら故郷へ連れて行ってやる」

「楽しみにしておくわ。約束よ?」

 アルビジアが短い返事をし、視線を再び前に向けた後は元通りの静寂が舞い戻った。

 歩みを進める2人の足音しかしない空間。白亜の回廊を歩きながら、ジョシュアは何の為に自身がここまで来たのかを思い返し、これまで中にわだかまっていた言葉を吐き出すように言った。

「ここには上官も誰もいないから言うが。そんな、普通の暮らしをしてきた人間を待っていた未来が、これだ。

 ……だからだろうな。俺には『世界の仕組みを破却する』だの、『人間ではない者による世界統治を完遂する』だのと嘯くアンジェリカやクリスティー局長の考えを受け入れることが出来ない。

 あの2人の頭の中にはきっと、俺のような人間がそれだけで救済できるなんていう考えがあるのかもしれんが、そんなもので納得できるほど人の感情ってやつは単純なものじゃない。

 あの2人は、世界が世界である上で、一番大事なものを捨てさせようとしている。そう思えて仕方ない」

 すると、言葉の強さに呼応するようにアルビジアも言った。

「私も同じよ。イベリスの受け売りで、人の持つ可能性を信じたからあの2人の言うことが信じられないという話ではないの。隊長の言う通り、私達“人”は言葉だけで全ての物事に対する結末を論じることができるほど単純なものではないと、そう思うのよ。

 自然の在り方と同じね。彼らの声を無視して環境を破壊すれば自然災害という酷い報いを受けることになる。アンジェリカやマリアの理想が実現した先、人間の声を無視した社会の構築は、いずれ同じ人間の手によって破綻するのだと。酷い報いを返されるのだとも」

「違いない。争いの歴史を変える為に、争いによって未来の在り方を捻じ曲げればいずれ大きな壁にぶち当たる。見えている結論はただひとつ。同じ過ちが繰り返される」

 ジョシュアの言葉にアルビジアは深く頷いた。

 それを見たジョシュアは、回復したばかりの左腕の感覚を試すように、ぐるぐると大きく腕を回しながら言う。

「それを止める為にも、しっかり務めを果たさないとな」

「隊長、痛みが無いからといって腕を回すのは止めた方が良いわ」

「有難い言葉だが、そういうわけにもいかないだろう。玲那斗とイベリスの様子が気になる。ヘルメスで2人の位置は特定できるか?」

 仕方のない人という風に、小さく息をついたアルビジアは自身のヘルメスを取り出して2人の位置を確認した。

 ホログラフィックモニターに表示されたアンヘリック・イーリオン内部の構造データ。そこに明示された2人の居場所を確認してアルビジアは言う。

「玉座の間。ローズ・オブ・ウィル -スローネ-」


 アルビジアの返事を聞いたジョシュアは胸騒ぎを覚えた。

 自分達と同じように神域聖堂を守護するテミスと交戦したならば、そんなに早く玉座の間に辿り着くはずはないと思ったからだ。

「もしかすると、アンジェリカに嵌められたのかもしれないな。あの子の目的が最初から玲那斗とイベリスの2人だけだったとすれば」

 そう言った直後のことである。

 突如、地震かと思うほどの激しい揺れが城塞全体を揺さぶったのだ。

 脚をよろめかせたアルビジアを庇うように支えながらジョシュアは言う。

「大丈夫か?」

「えぇ、平気よ。ありがとう」

 周囲に脅威が無いか確認しつつ、しかしその揺れが一体どこから生じたものなのかを即座に理解したジョシュアは言った。

「頭上からということは間違いなく玉座の間だ。2人が危険だ、急ぐぞ!」

 その声にアルビジアが頷き、2人は白亜の回廊の先へと向けて走り出すのであった。



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