第2話

狂った世界で

あなただけがまとも

人形ひとつ.

トマトジュースで

浴びさせる.

赤いグラスは

腐った臭気.

華美と腐敗はセット.

お互いに見張り合う.

どうだっていいのに.


あちこちつついてみれば

噴き出す可哀想.

頭に真綿を詰め込んだ

甘さで爆発しそう.

あぁただ

あなたがいればいいのに.

あなたとは誰.

誰かがわたし.


幸せを虹色で描いて

黒で塗りつぶして

真ん中に刀でサイン.

素敵な素敵なティーパーティ.

出席者は

皆アドバルーン.


破裂して

弾けて

るんたった.

プレゼントは

腐りかけのノー.

ちょっくら

装備しやしょうぜ.


覗き込んでも

素敵さが

あっちの方.

羨んで

悔やんで

でんぐり返り.

もう

上も下も分からない.


浴びるように酸性雨.

鏡張りの部屋.

魅せられる万華鏡.

そこに誰がいるのか何て

誰も何も

気にしちゃいられない.


壊れる前に

壊せばいい.

だって素敵な素敵な

お茶会事件.

楽しくなる事

どれだけかい.


受けても有っても

どうでもいい事ばっかり.

文字が

こちらを見ては.

泣き始める.

汚い真似を.

ゆーてはみるものの

どっちがどっちも

先手のじゃんけん.


勝者と敗者は

見たもの次第.

どうだっていいのよ

そんな事.

高揚感と

罪悪感が

キーマスター.


世界なんて終わらない.

終わるのは

自分か

もしくは…

延長戦を

ひたすら

走る箱


歓声と

達成感を

あなたに花束.

舞い散る

愛と

散らばる

想い


あはは

全て虚構と

妄想と

分かるはずの

劣等感


大丈夫

私まだ

まだ

本気出してないって

言い訳するから.


開けられる引き出し

全部全部

覗いて

何か

きらめくもの

入ってるかって

振ってみて


おやおや

何にも

見つからなかったね

って気が付いたら

何にも入っていない

ビニール袋抱えて

旅に出るんだ


ビニール袋は

自分で

吐き出した

二酸化炭素で

見せかけだけ

ぱんぱん


じゃなきゃ

とんでいけないでしょ

気分だけ

見送り声援

雨嵐

想像上は

いつだって

凄い奴


さすらって

辿り着くのは

また

同じ

引き寄せられる

宇宙


素敵だね

素敵だよって

鼻が揺れながら

笑ってる


これじゃ

とんでいけないよ

なんて

とんでから気が付く

再落下


あぁ

とぼうともしてなかったのか

血に足ついてるって

納得して

堅実を狙ったのか


狂ったお茶会

弾劾裁判

はい,知識さん

はい,言葉さん

はい,常識さん

全て狂ってたから

ゆーて意味ない


青が

青じゃない

そうか

赤か

垢か

もう

それ出てんよ


ものまねか

私か

それ誰だ

垂れ流す

ものがない

枠すらすり減って

曖昧になる

境界線

なんてあったのか


さあさぁ

膨らまかして

手を貸して

もう一度

枠を作るんだ

それいいね

素敵だね

滑稽だよ













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枠しかない人型で生きている 食連星 @kakumi

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