F先生の返信 1
原田さおり様
お手紙拝見いたしました。
秋津修太郎は私で間違いありません。お問い合わせのあった「ルート9」もたしかに私の書いた小説です。
いやそれにしても懐かしいですね。「熱筆五人衆 其の三」というのは、当時(二十数年前)、ネットで知り合った作家志望の五人が始めた同人誌です。原田様のお手元にある其の三を出した直後に、メンバーの一人(私ではありません)がプロデビューしたため、そこで打ち切りとなったものです。この号に載せた「ルート9」は、前編・後編の二部構成を想定していたうちの前編なのですが、後編を載せる予定だった其の四が出ずに終わったため、そのままとなってしまった作品です。
正直に書きますと、原田様からのお手紙を読ませていただくまで、この作品のことはすっかり忘れていました。そのような状態でしたので、原田様から次のお問い合わせをいただく前に、一度現物を確認しておこうと考え、「熱筆五人衆 其の三」を探してみたのですが、どこか奥の方に仕舞い込んでしまったか、あるいは紛失したのか、どうしても見つけることができませんでした。
自分が書いた小説なので大きな流れは覚えていますが、細部の表現や台詞などは忘れてしまっていると思います。もし細部にまで踏み込んだご質問となるようでしたら、お手数ですが、どの部分のどんな内容についてのご質問なのかを具体的に書いていただけると助かります。
以上、よろしくお願いいたします。
F拝
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