Ship of the line girls 希望の日の出

霧島大和大佐

第1話 喜望峰にて

ー喜望峰沖ー


 ここはアフリカ喜望峰沖。かつてポルトガルの航海者、バルトロメウ・ディアスがアジア交易路として見つけ出した嵐の岬。だが当時の国王は交易路の発見を喜び、喜望峰と命名したエピソードがある。

 大航海時代を経て現在に至るまで、世界の人々にロマンを与えた喜望峰。観光地として賑わっていた有名地の1つだ。

 だが今はそんな人々はいない。代わりに21世紀にもなるというのにも関わらず、大航海時代を思わせるように、喜望峰沖を慎重に進む木造のフリゲート艦があった。


「ここが喜望峰ね…」


 帆船の上。旧幕府軍をイメージさせる服を身に纏った1人の女性は、海賊望遠鏡を取り出して辺りを見回した。

 風が吹き、陣笠からミドルポニーテールの長く美しい黒髪が宙を漂う。

 大和撫子ここにありと伺わせ、幼さをも醸し出す彼女の眼は、少し不安感を混ぜた物になっていた。


「…ここって、確かに合流地点よね?」


 海賊望遠鏡を仕舞うと、今度は地図と命令書を取り出した。



ー命令書ー

木造シップ型フリゲート・開陽丸


貴官に英国ポーツマス海軍基地への転属を命ず。

来るべき人類の反攻作戦に参加し、その力を以てパイレーツを退けよ。

喜望峰にて友軍と合流の後、目的地へ向かわれたし。




「う~ん・・・地図も合ってるけどなぁ」


 首を捻りつつも、黒髪の彼女・・・開陽丸は軽くお腹を擦った。今朝起きてから水しか口にしていなかったのだ。


「お腹が減った・・・スピリットの皆。そろそろご飯にしましょ♪」

「「「はい!艦長!」」」


 鳳凰丸が両手をパンッと鳴らしてそう言えば、船体のあちこちからセーラー服を着込んだ小さな人のようなものがワラワラと出てきた。

 スピリット。日本語で『精』と言われる存在だ。所謂『付喪神』で、3頭身程の身長しか持ってないがれっきとしたヴィクトリアズの船員である。

 

「料理長。今日のお昼は何ですか?」

「はい!今日は塩辛おにぎり3つ。たくあん、味付け昆布、金平ごぼうですね。おまけにボイルドベーコンを4枚付けちゃいます!」

「「「おぉ~!!」」」


 開陽丸とスピリット達が歓声を上げた。どの時代においても、『食』とは士気を維持するのに重要な物なのだ。

 料理長と烹炊員達によって、包に包まれた他のスピリット達に配られていく。烹炊員達も自分達用のおにぎりを持って行くと、最後に料理長から開陽丸におにぎりが手渡された。

 普通なら艦長が最初に受け取るのだが、開陽丸はそのような事はせずに必ず最後に受け取る事にしている。本人曰く『私より苦労しているのはスピリット達だから』だそうだ。


「ん~♪おいひぃ♪」


 あちこちからスピリットの声を聴きながら、開陽丸も頬を綻ばせる。

 それだけ見れば、年頃の女性に見える。だが戦闘となれば、人類の敵を相手に一歩も引かぬ勇者と化す。


「艦長!10時の方向に味方艦です!」

「ゴックン!・・・どうやら来たみたいね。はむっ。ゆうふんにふぇっきんへよ友軍に接近せよ!」


 折角料理長や烹炊員達に作ってもらったおにぎりを無駄にしまいと、開陽丸はおにぎりを頬張りながら接近を命じる。

 相手もこちら側に気が付いており、近付きながら手を振っている。だが開陽丸が頬一杯におにぎりを食べながら近付いているのを目にした途端、笑いを抑えきれずに爆笑し始めた。


「アッハッハッハッハッ!」

「ゴックン‼笑わないでくださいよ!料理長や烹炊員達が作ってくれた貴重なご飯なのに!」

「Oh I'm sorry カイヨウマル!あなたの先輩から聞いた通りだなって思っただけよ」


 両手をブンブンと振り回しながら開陽丸が抗議をすれば、相手も素直に謝った。ともかく念願の友軍だ。数は四隻。どれもアメリカの船だ。

 お互いの距離はかなり離れているが、ヴィクトリアズは相手を認知出来る距離に近づければ、どれだけ離れていても会話が出来る。それこそ、かつて人類が所持していた文明の利器、携帯電話を使った会話のようにだ。


「ミシシッピ。その辺で終わらせなさい」

「Yes ma'am ♪サスケハナ」

「部下が申し訳ない。私はサスケハナだ。ペリー艦隊の旗艦を務めている」

「先に言われちゃったけど、ミシシッピよ♪」

「もう・・・ミシシッピさんは相変わらずですね。Hello カイヨウマル。プリマスです」

「Nice to meet you カイヨウマル。サラトガよ」


 4名の名前を頭に叩き込むと同時に、開陽丸は自分の記憶を照らし合わせた。サスケハナ、ミシシッピ、プリマス、サラトガ。1853年6月3日のペリー来航。アメリカが当時鎖国していた日本に開国を迫った日。その時にやって来たのがこの4人だった。

 サスケハナは黒髪のショートの白人。ミシシッピは茶髪のミディアムのヒスパニック系、プリマスは茶髪のポニーテールの白人、サラトガは金髪のサイドダウンの白人だ。4人共、当時のアメリカ海軍の紺色のダブルボタンの提督服を身に纏っている。

 恐らくヴィクトリアズとして生まれ変わった後も、ずっとペリー艦隊として共に行動をしているのだろう。


「初めまして皆さん。木造フリゲート艦の開陽丸と申します。ヴィクトリアズとなってすぐに派遣されたため、実戦経験がありません。ですが足手まといにならぬよう努力いたします。よろしくお願いいたします」


 開陽丸も敬礼と共に自己紹介を送る。無論相手も敬礼を返すが、彼女らはどうもある一点が気になっていた。サスケハナがその点を切り出した。


「実戦経験無し?どういう事かしら?カイヨウマル」

「えぇっと・・・文字通りの意味です…私、ちょっと訳ありで・・・」

「What?じゃあアナタは、ザックリと演習しただけでここに派遣されたの?」


 プリマスの言葉に開陽丸は頷いた。

 サスケハナ達が目を丸くするのも分かる。英国ポーツマス海軍基地には、練度を高めたヴィクトリアズが招集されるのだ。それは来るべき反攻作戦の為であるのだが、開陽丸は実戦経験どころか、ヴィクトリアズとして基礎中の基礎を学んだだけで派遣されたというのだ。

 明らかに常識を外れた事実に、サスケハナ達が驚くのは当然だろう。


「ま、まぁ深くまでは聞かないよ」

「えぇ。取り合えずポーツマスへ行きましょう。ね?」

「ありがとうございます」


 サスケハナとミシシッピがどうにか纏め上げる。話が纏まれば、後の行動はとても速かった。ペリー艦隊は元来た道を単縦陣で引き返す。サスケハナを先頭に、ミシシッピ、プリマス、サラトガ、そして開陽丸が続く。

 天気は晴朗であり、涼しげな風が彼女らの髪をふわりと撫で上げた。だがその風が孕んでいた狂気ある殺意に気が付いた。それと同時に無数の水柱が手前に乱立した。


「ッ!何だ!?」

「右舷に水柱多数!」

「まさかここに!?」

「間違い無いわ…!」


 4人が水柱に驚くも、それよりも驚くことがその時起きていた。


「敵艦隊発見!数6!右舷砲撃戦用意!」


 この艦隊において、一番練度が低いのは誰が見ても開陽丸だ。その開陽丸が敵艦隊の位置、数、そして戦闘の号令をかけた。

 彼女の周りが炎に包まれる。炎はゆっくりと船の各部位の形を作っていく。背中にはマストと煙突が、そして両脇には船体両側面の砲列甲板が作られた。

 炎が消え、その残滓が宙を舞った。正に女神そのもの光景だ。


「砲扉開け!大砲を前に!」


 ガコンッと言う音と共に船体の砲扉が自動で開き、大砲が前に出る。とどのつまり、この船体は開陽丸自身なのだ。その気になればスピリット無しで操作出来るが限界がある上に負担が大きい。ここからは艦長として動くのだ。


「新米に先を越される訳には行かないな。Ready for battle戦闘用意!」

「「「Yes ma’am!」」」


 サスケハナ達も同様の炎に包まれ、自らの装備を具現化させる。


「さぁ、始めるぞ。距離約6200 ヤード 約5600mStart shooting撃ち方始め!」


 サスケハナが発砲する。それに続いてぺリー艦隊構成艦も順次発砲する。彼女らは当時アメリカ海軍の精鋭の1つだった。その練度は今も変わらず、彼方の敵に向けて正確な狙いで砲弾を見舞っていた。赤い聖炎を纏った砲弾が次々と着弾する。


「プリマス!パイレーツの艦種を伝えろ!」

「Yes ma’am.サスケハナ!見張り!」

「Yes ma’am!」


 プリマスが見張りのスピリットに命令する。それと同時にプリマスはスピリットに意識を集中した。ヴィクトリアズとスピリットは、意識を共有する事が出来る。プリマスの意識はスピリットを中継点に、敵艦隊の空にあった。

 敵艦はヴィクトリアズの物と比べると、異常な程の損傷具合であった。マストの帆は破れ、船体は腐っている。何よりあちこちに青い不気味な炎が灯されていた。放たれる砲弾は青白く、髑髏の形状をしていた。かつて人々が想像した幽霊船。その艦長は決まって死者だった。この艦船達もそうだ。

 『パイレーツ』

 この世界に突如として現れた異形の帆船・蒸気船・甲鉄艦の全てを指す。彼らが何者で、何故突如として現れたのか不明ではあるが、その行動理念は『人類』の殲滅である。

 ヴィクトリアズはパイレーツが陰を表すなら、陽の存在である。彼女らはあらん限りの勇気と正義の心を持ち、人類の希望として存在していた。

 パイレーツにも種類がある。格の低い順に、ゴースト、リーパー、セイレーン、リヴァイアサン、パイレーツチーフがある。眼前の艦隊の艦長は全員が青白い炎を身に纏い、身体が透けて見えた。


「敵はゴースト級オンリーです!先頭艦は50門4等戦列艦、残りはレイジー船です!」


 パイレーツは戦列艦としては力不足ではあるものの、50門の砲を兼ね備えた4等戦列艦1隻に、5等戦列艦をフリゲート化したレイジー船5隻で構成されているようだ。

 

「妙だな。この編成は間違いなく強行偵察艦隊だ。喜望峰に出た例は初めてだ」

「Why?では何故?Fire!」


 砲撃を続けながら旗艦サスケハナとサラトガがお互いに首を捻る。2人の視線は最後尾の1隻に向けられた。


((もしかしてカイヨウマルが関係している?))


 開陽丸はまだ発砲していない。その影響か、パイレーツの砲火も集中しつつあった。精度はまだ正確ではないものの、このままでは命中弾が出てしまう。

 その時だった。


「今だ!右舷砲撃戦!撃て!!」


 開陽丸の命令の元、彼女の搭載する大砲が一斉に火を噴いた。

 海面を捲って放たれた赤い聖炎を纏った砲弾は、パイレーツ先頭艦の50門4等戦列艦を水柱で包むと同時に、何発かが船体を貫通した。聖炎はパイレーツの船体を舐め上げ、運悪く弾薬庫の近くを燃え上がらせた。

 火薬が全て燃え、船体内部を聖炎が駆け巡り、船体上部やマストの青い炎を消していった。ゴーストが苦悶の叫びを上げた途端、幽霊船は永遠の眠りについた事を表す巨大な火柱が上がった。


「初撃で撃沈!?」

「相手はこちらより射程が短いようです。今のうちに旗艦を沈めてしまえば隙が生じます!」


 短時間の間でパイレーツが使用している大砲の性能を把握に、旗艦を狙う合理的な理由。

 ヴィクトリアズとしてまだ経験が浅い開陽丸がそれを成し遂げた事が艦隊の衝撃そのものだった。それと同時にサスケハナは、何故開陽丸が発砲しなかったのかが分かった。


(間違いない…最初から旗艦の予想進路に狙いを付けて、適切な地点で撃つ為に攻撃をしていなかったんだ。基礎訓練しか受けてないのにこれ程とは…)


 敵の砲撃を受けてもタイミングを計る冷静さ、そして洞察力に優れたスピリット達の練度。知らぬ間にサスケハナは口元に笑みを浮かべた。


「幕末のBattleship ヤマト…あの人が言った通りだ」


 開陽丸は敵2番艦に狙いを定めて発砲する。さらに直撃弾が出るが、沈めるに至らなかった。


「しまった…!仕留め損ねた!」


 臍を噛む開陽丸。だが次の瞬間、無数の砲弾が2番艦を包み込み、2つ目の火柱が上がった。


「Hey!カイヨウマル!構わず砲撃を続けなさい!」

「仕留めそこなったら私達で沈めます!」

「初弾は任せるわ」

「ミシシッピ達の言う通りだ。頼むぞカイヨウマル」

「はいっ!スピリット!目標敵3番艦!砲撃終了後、4番艦を狙え!」

「「「はっ!」」」


 再び装填が始まる。砲口内を軽くマラーで拭き取り、火薬と砲弾を入れて突き固める。彼女の持つ34門の大砲の内、18門が16cm鋳鋼施条前装砲と呼ばれるものだ。

 ドイツのクルップで製作されたこの砲は、別名クルップ砲と呼ばれている。通常の前装式とは違い、ライフリングを刻まれた大砲。命中率に加えて砲弾自体が球形の物ではなく、近代的なキャノンボールと言うの物だ。片舷に9門備え、更に他の砲を装備した開陽丸は、確かに当時最強の木製フリゲートであろう。


「装填完了!」

「撃て!」


 開陽丸の号令の元、再び一斉射撃が敵3番艦を襲う。必死に逃げようとしていたようだが、砲弾はマストを叩き割って逃げる事が不可能になってしまう。反撃をしようとした3番艦に、サスケハナ達が砲弾を叩き込む。

 その光景を見てか、残りの3隻はバラバラに遁走を始めた。

 追撃を考えたが、わざわざ残りの3隻を追いかけて沈めるまでの砲弾と燃料がもったいないという結論に至り、それは諦めた。

 僅か数分の戦闘だが、鉄と硝煙の香りが立ち込めた一帯に一陣の風が吹き、戦闘の余韻を消し去った。


「終わったか…」


 サスケハナが静かに独白する。

 開陽丸はミシシッピ達と楽しそうに会話している。自分もその場に混ざる前に、飼っていた鷲に伝書を持たせて放った。



ーポーツマスー



 ポーツマス軍港は賑わっていた。様々な帆船・蒸気船・甲鉄艦が停泊し、それぞれの船の主達が会話やお茶を楽しんでいる。

 そんな中、軍港を見渡せる執務室の窓に1羽の鷲が止まった。部屋の主の男性は鷲を招き入れ、伝書を受け取って再び元の持ち主の所へ帰した。

 部屋は王室程ではないが、白い壁とダークオークの床、絨毯やソファー、本棚や執務用机は高価な物が使われていた。


「…なるほど。サスケハナからだ。喜望峰で戦闘があったらしい。ゴースト級の4等戦列艦1隻にレイジー船5隻。この内4等とレイジー2隻を沈めたと。伝書では新米が頑張ったとある…君の見立て通りかな?」


 伝書を受け取った男性は若く、20代後半の金髪を短くしたイギリス人だ。黒い海軍将校の正装で身を包んでいる。彼は椅子に座りながら、部屋の中にいるもう1人に声をかけた。

 もう1人は日本人女性で、茶髪のボブカットの髪が印象的だ。着ている服は紺色の海軍服で、ダブルボタンのコートに腕を通している。目は細く、冷たい視線の中に今後の期待を含んだ暖かな眼差しがあった。


「彼女は予定されている作戦でも重宝するでしょう。ですがまだ甘さがあります」

「とても期待するところだよ。新米であれ、新戦力は嬉しい所さ」


 肘を机に付き、両手を絡めてその上に顎を乗せる男は気楽そうにそう言い、淹れたばかりの紅茶を飲む。芳醇な香りが部屋を包み込んだ。


「それで、私はどうすれば?」

「こういう時は洒落を言えばいいか?膝枕をしてくれとか」

「却下します。後これは真面目に聞いてるのですが?」

「手厳しいな。なら命令だ。開陽丸及びペリー艦隊を迎えてくれないか?どうも嫌な予感がしてな」

「そうですか。編成はこちらで決めますが構いませんか?提督」


 提督と呼ばれた男性は、もう一度紅茶を飲むと、澄ませた笑顔で答えた。

「一任するよ。甲鉄」

「かしこまりました。提督」


 甲鉄は一礼して出ていく。

 1人になった提督は肩を竦めると、上層部から渡された資料と命令書に目を落とす。それと同時に、紅茶で上がっていた気分が急激に落下していくのを感じた。短い文ではあるが、その資料にはそれだけのインパクトがあった。



資料

最終目標・スエズ運河。前段階作戦攻略目標・ジブラルタル海峡の情報。

スエズにて、パイレーツチーフ級を確認。第一次攻略戦にてスペイン海軍が攻撃を加えるも、尋常ではない砲火による反撃で重傷者多数。失敗。

第二次作戦にて、ジブラルタル海峡にて新たなパイレーツチーフ級を発見。フランス海軍が攻撃をしかけるも、これも撃退される。

なお、パイレーツ級の他にリヴァイアサン級も確認されている。

スエズ運河攻略戦は、それぞれの戦力が把握出来次第に発令する。



「ふぅ…パイレーツチーフ級が2隻もいるのか…」


 カップを机に置き、窓を開ける。潮風が室内を満たし、18世紀の提督達が見ていたであろう、帆船が並ぶ軍港が目に入る。


「…俺は彼女達を戦地へ送らなくてはならい。何とも、辛い仕事だな…新しい戦力に期待するしかないか…」



命令書

新鋭艦・開陽丸を装甲艦・甲鉄の下で運用させ、来るべき決戦に臨まれたし。


「…ひょっとすると、パイレーツ達は…いや、よそう。まずは前段階作戦から考えよう」


 ふとよぎった考えを、提督は無理矢理押し込んで作業に移った。提督にはまだ色々やる事が余っていた。まずは歓迎会の用意からだ。

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