正道と邪道?いや、労働者と資本家の戦いです。

物語の仕掛けやキャラクターの魅力などもとても素晴らしいのですが、VRゲームや異世界転生も含めて私が今までに読んだことのないような要素を持つ物語でした。
詳しくはネタバレになるので書きませんが、序盤のある時から労働者と資本家の格差の話だなとずっと意識するようになりました。
具体的にはよく言われる「時給で働いている人間と寝ていてもお金が入ってくる仕組みを作った人間」の戦いです。ひろ〇き氏とかこの手の話がすきですよね、帯とか書いてくれないかな?とか思います。
将来アニメ化されたときには「黄金の経験値で判る資産形成術」なんて自己啓発本が出たりでなかったりするかもしれません。
ゲームの枠内とは、わりとえぐい行為がいとも容易く行われたりするダークな内容も含むので多少は読む人を選びますが、普通のなりあがり異世界物やVRゲーム物は読み飽きたという人にとてもお勧めです。