第159話「ブラック企業」
ダンジョン経営も軌道に乗り、それぞれのやりたいことが一段落ついたという事で、レア、ブラン、ライラの3人はオーラル王城会議室に集まっていた。
「あの、ライラさん。この城にゾンビ1体置いておいていいっすか? 空飛んでくるのけっこう大変なんで」
「ああ、そうだね。わたしもお願いするよ。アリでもなんでもいいけれど、ブランがゾンビにするならわたしも合わせよう」
「……もしかしてさあ、二人って私のこと嫌い?
他にいるでしょ匂わないタイプのやつ! ていうかレア『ちゃん』今日だって普通に総主教目指してワープしてきたじゃん!」
《抵抗に成功しました》
「──ライラ、今何したの?」
「……別に何も?」
「……まあ、いいや。後で聞くから。
それより位置関係や立地的な事も考えれば、このメンバーが集まるのなら今後はわたしの支配するリフレの街のほうがいいんじゃないかな」
「リフレ……っていうとオーラルから一番近いヒルスの街かな? あそこ制圧したんだ」
「制圧はしてないよ。穏便に街ごと支配下に置いただけ。制圧したのはその隣の草原」
「あの街をわざわざ穏便に支配したってことは、人類サイドから経済支配もするつもりってことかな? ずるくない? 魔物サイドでダンジョン経営もしてるのに」
「それはお互いさまでしょう。ライラだって、おおかたどこかの領域のボスでも支配してダンジョン牧場とか考えてるんじゃないの? 前に牧場の話をしたとき食い付いてたよね」
「……話にまったく付いていけないなぁ。あ、このワッフルおいしい」
ブランが会話から置いてけぼりになっている。
そこにお茶受けを褒められたライラが反応した。
「でしょう? リエージュ風に焼いてみたんだよ」
「ワッフルアイロンはどうしたの? 作ったの?」
「そりゃ作らなきゃ無いからね。ちなみにイベントの報酬でもらったミスリル製だよ。錆びないし熱伝導率も高いから超便利。これほんとはアルミかなんかなんじゃない? 軽いし。魔法との親和性も高いから、火属性の付与とか出来ればそれだけで調理できちゃうんじゃないかな。やったことないけど」
ミスリルの性質については概ね知っている通りだが、魔法との親和性については初耳だ。ライラはどうやって調べたのだろう。
「えーそうなんですか。ミスリルで焼けるんですね。どうしよっかな。わたしも貰ったけど料理することないからなー」
レアは特別報酬として、そしてこの2人は上位入賞の報酬としてミスリルインゴットを受け取っている。
有名な魔法金属の名前を冠しておきながらただそれだけの効果であるはずがないが、ライラが調理器具に使う程度なら大した金属ではないのだろうか。アダマン何とかに匹敵する性能はあると思うのだが。
「さて。ワッフルを堪能したのならそろそろ本題に入ろうか。
転移サービスという大がかりなアップデートから3週間が経ったことだし、ここらで一度『ちゃん』と情報の共有やすり合わせを行なっておいた方がいいかと思ってね。私は進めていたプロジェクトも一段落したし、レアちゃんたちも落ち着いたころじゃないかな?」
「うひ?」
ブランがきょろきょろしている。またライラが何かをしたらしい。
問い詰めたいが、話が進まなくなるので我慢する。
このお茶会の目的は情報共有だ。わざわざちょっかいをかけてくるくらいだし、後で説明する気があるのだろう。
状況が落ち着いているかと言えば、その通りだ。
レアの支配領域のなかで、プレイヤーの来客があるのは旧ヒルス王都、ラコリーヌ、テューア草原くらいだが、どの領域も順調に売り上げを伸ばしている。
引き換えにプレイヤーたちに流通する高ランクの素材も数を増しているが、余剰分をすぐそばのセーフティエリアで眷属のNPC商人に買い取らせる事で、ダンジョン外への流出を最小限に抑えている。
これはラコリーヌにおけるグレータータランテラの糸でも同様の措置を取っている。王都でグスタフが知り合ったプレイヤーから話を聞いた、という体裁でウルバンファミリーの商人をラコリーヌに向かわせ、ラコリーヌの最寄りのセーフティエリアにも宿場町を建設させていた。
あちらにはもともとNPCに売却するための糸を求めて来るプレイヤーも多かったようだが、その売却先のNPCより高値をつけてやれば、素材の不必要な拡散は抑制できる。
プレイヤーらはNPCに売却した素材は消えてなくなるとでも思っているのか、こちらが買い取った後の事について言及する者はいない。
リフレの街の経済活性も順調だ。外壁も増設し、中心街を第一区、外郭側を第二区と便宜上呼称して運営している。
プレイヤーのほとんどは、商人や貴族階級ほどではないが一般のNPCよりははるかに金貨を持っている。その資産に釣られてか、リフレの街に多くのNPCも移住してきていた。そして増えたNPCの分だけ街全体の活気も増し、それがさらなる移民を呼んだ。
人伝てに語られるヒルス王国滅亡という不安要素はあるものの、現地であるリフレはオーラルに近い。いざとなればオーラル国内に逃げ込んでしまえばいいとの判断なのか、あるいは金貨の持つ輝きは彼らが命をベットするのにふさわしいものなのか、移民の流入はとどまるところを知らない。
また、リフレには何の伝手も展望も無いのだが、ただ人が集まっているのならなんとかなるだろうという甘い見積りでやってくる難民も少なくない。
しかしそのような者たちでも生活できるよう支援する準備も整っている。
隣接ダンジョンであるテューア草原の浅層で始めた薬草栽培だ。
はじめのうちこそリーベ大森林から連れてきた工兵アリに世話をさせていたのだが、街で労働力があぶれているならこれを利用しない手はない。
領主アルベルトの声掛けということにして薬草栽培事業を立ち上げ、ダンジョン内作業という点を加味して、危険手当込みの高めの日当で難民たちに栽培と収穫、処理と販売をやらせている。
ダンジョンだからなのか何なのか、各種薬草の生育は非常に早い。
普通はおそらく虫害や獣害、というか魔物による害が多いのだろうが、どうせレアが完全に支配しているエリアである。魔物はこの一帯に近寄らせなければ問題ない。
通常の虫による害は避けることができないが、こちらは『錬金』でカンファートレントの葉から作成した虫除けを設置することで予防が可能だ。リフレの街の職人街で量産もしており、外部向けにこれも高値で販売されている。
そもそも難民と言うのも、おそらくはレアやブランがいくつもの街を滅ぼしたために生まれた者たちだ。彼らが元いた街はすでにレアによって支配されており、そこにいた住民の大多数もアンデッド化して支配下に入っている。ならば彼らもレアの財産と言えない事もない。生きているか、死んでいるかの違いだけだ。手厚く保護してやるのは当然だ。
中には一か月近い時間をかけて国を横断してきた者もいるだろう。
体力や経済力が底をついているだろうことも考慮し、難民には無利子でウルバン商会から貸し付けも行なっている。長屋のような一時居住施設にも優先して入居が可能だ。
当然全員戸籍を登録し、所在も返済もきっちりと管理している。
借金をした者はウルバン商会からの紹介で国家事業である薬草栽培に回され、労働力になるというわけだ。
そうした内容をかいつまんで話した。
「──とまあ、わたしのところはそんな感じかな。おおむねうまく行っているんじゃないかな。他にもいくつか進めてる案件はあるけど」
「リフレを押さえたのは転移の入口と出口が近いからだよね?」
「そうだよ。同じ仕様の街が他にもあれば、長距離転移ができるからね。経済的価値は計り知れない」
「実は私もオーラルの同じ仕様の街を押さえてあるんだよね。フェリチタっていう街。私は便宜上ポータルって呼んでるけど。ヒルスのポータルをレアちゃんが押さえてるなら、今後似たような会合がある時はリフレに集まった方がいいかな」
「……そうだね。じゃあわたしもポータルって呼ぶことにする」
「先生! 意味がわかりません!」
「ポータルっていうのは、玄関とか出入り口とかそういう意味だよ」
「言葉の意味でなく!」
リフレの街の持つ特殊性についてと、同様の仕様の街がオーラルにも一ヶ所あり、また他国にも同様に存在しているだろうことをブランに説明した。
「はえー。転移ってそんなに便利なの? 『召喚』とかうまく使えば割とどこにでもワープできるし、空も飛べるし考えた事もないや」
「多くのプレイヤーは自力でワープなんてできないし、空も飛べないんだよ」
「そりゃそうか。ワープはともかく、空飛んで攻めてこられたら困っちゃうしね」
「自力でワープされてもかなり困るけどね。
それよりライラの方はどうなの? 国家運営シミュレーションとか、あと牧場の進捗とか」
「ああ、そうだね。
国家運営に関してはたぶん、レアちゃんたちのダンジョンと大筋で同じだよ。こっちはセーフティエリアが無くなったりはしない代わりにデスペナルティも変わらないけど。
本来、国家を運営する目的ってのは国民の生活とか幸せのためなんだろうけど、そんなのプレイヤーの私には関係ない。だからシステムとして枠組みは用意されているけど、達成すべき目標とかは曖昧なんだよね。まあネットワークゲームのほとんどに言えることだけど。だからゲーム的に達成目標をあえて設定するとすれば、国家をより強大にするとかになるのかな。
そこで私はまず周辺の都市を併合していくことにしました!
単純に考えたら、圧倒的な軍事力で強引に併合してしまうのが手っ取り早くて楽だ。
だけどいくら各都市がある程度の独立性を持っているからと言ったところで、小競り合いならともかく完全制圧とかまでしちゃったら、さすがに本国が出張ってきて全面戦争になっちゃうでしょう?
それでも勝てそうな国ならいいけど、ちょっと厳しいかなって国もあるし、仮に勝ったとしても他の国だって黙っちゃいない。だからもっとわかりづらくて穏便な手段で侵略をすることにしたんだよ。
つまり経済戦争だね。
だけどこれまでの世界情勢じゃ、各国がほぼ鎖国に近い状態で、それぞれの国家の中だけで経済活動が完結してた。貿易なんかも一部にはあるけど、まともに収支計算とかしてるような国もないし、あったとしても都市レベルで損益を気にしてる領主がいるかどうかってところなんだよね。
だから正直現状で経済力がいくらあったとしても、国家間の力関係にはあまり影響がない。
各都市ごとに独自に交易を行なっていて、その相手が自国の都市だろうと隣国の都市だろうと誰も気にしていないんだ。
国ごとの特色があるし人種も違うから、そういう意味では確かに外国なんだけど、一方で話す言語も同じだし通貨も共通だ。ゆえに彼らには外国とやり取りしているという意識が薄い。
つまり考えようによっては、この大陸の経済界には国境がないとも言えるんだよね。
それで──」
「長い」
「あ、紅茶おかわりください」
ブランは完全に飽きてワッフルと紅茶を堪能している。
このところは毎日朝食にフルーツタルトとロイヤルミルクティを摂っていると聞いていたが、よくもそんなに甘いものばかり食べられるものだ。
「……まあ、とりあえず半月くらいかけてオーラル国内の領主を全員『使役』して、一枚岩の強固な国家を作り上げることに尽力して、周辺国の都市との貿易を強化してったんだよ。
並行して街道整備とか、領域潰して交易リスク低減させたりとかも進めたりね。
あとついでに魔物系の眷属増やして、暇なときはそこらのダンジョンに侵入するよう指示しておいた。ダンジョンは制圧まではしないけど、プレイヤーキルさせて経験値稼いだり、ダンジョンの雑魚狩ったりとか。レアちゃんの言ってる牧場ってそれのことだよね。
領域潰しは騎士団使って大々的に宣伝したし、オーラルが貿易に力を入れてるアピールもした。
街道を整備することでもそれは示したし、まずはお試しってことでタダ同然で農産物をばらまいたりもしてる。
他には支配下に置いた魔物を使って周辺諸国の畑を襲ったり、暇な騎士団を野盗に変装させて食糧奪ったりかな。領域潰したおかげで騎士団要らなくなった都市とかもあったから、そこは騎士から破壊工作員に再就職ってことで」
「途中まではよくわからないなりに感心して聞いてたけど、最後のほうがひどすぎる!」
「ヒルスではやらないでね。それより他国民をキルして国力低下させたりはしないんだ」
「うちは農業大国だよ。他国民には生きていていただいて、うちの作物を買っていただいたほうが儲かるからね。国境近くの街だったら、その国の中央とかから食料買うよりうちから買ったほうが早いし安い。通貨一緒だし。
哀しいことに心ない野盗が人々を襲う事もあるけど、そこはちゃんと指示して死なないように怪我させる程度に抑えてるし。怪我で生産性が低下すれば、その分ウチの売上も伸びるからね。怪我人だって死なずに生きてる限りは食料が必要だし」
ライラがオーラルを農業大国と言い切るのは中々の根性だと言える。
地域にもよるが、農業ならヒルスもそれなりのものだった。そのヒルスの王族を殺して国家にとどめを刺したのはライラだ。
話にもあったように交易は国家間というより都市間でのやり取りが主であるため、国家としてヒルスが消滅したとしてもすべての取引が停止するわけではないだろうが、風評などもある。影響がまったくなかったわけではないはずだ。
「あ、農業大国だっていうなら果物ください!
最近気がついたんだけど、うちの下級吸血鬼の子たち、なんか定期的に死んでるなって思ったら餓死だったの。
そういえば血とか吸ってないなって」
さんざんライラを人でなしであるかのように言っているし、レアに対してもそのライラにそっくりだなどと言ってくれているが、この発言からだけでもブランの猟奇性が垣間見える。
どうやらまともなのはレアだけのようだ。
「……ブランちゃん、さすがにそれはひどくない? ブラック環境にもほどがあるよ。訴えられるよ?」
「いや、だってゾンビ村の子たちは食事とか要らないみたいだし、吸血鬼もそうかなって」
「ブランも吸血鬼でしょう? 自分は朝食にフルーツタルトとミルクティとか堪能しておいて、その言い訳は通らないよ」
アンデッドは基本的に飲食不要だが、吸血鬼は別だ。
というよりももしかしたら厳密には吸血鬼はアンデッド枠ではないのかもしれない。
結局エルンタールには定期的にオーラルからフルーツを輸入することで話がついた。
相当な距離があるが、一旦馬車でリフレまで運び、リフレからブランが『召喚』を駆使して持ち帰る。
そのことも含め、リフレにブランの眷属を置き、次回以降の同様の会合はリフレの街で行われる事に決まった。
ライラはオーラルのポータル、フェリチタから転移で来るそうだ。
「あ、そういえば。
もう試したかもしれないけど、自分の眷属に精神を移して行動している状態なら、そのまま転移サービス使えるよ。NPCでも」
「そうなの? NPCは原則使えないって書いてあったけど」
「原則とは一体……」
「まあ原則として、ってあったらだいたいそうでない場合もあるよってフラグだよね。じゃなかったら絶対にって表現するだろうし」
「じゃあ顔隠して行動しないといけないって制約は無いも同然だ。リフレに行くときは眷属に身体借りてお忍びで行けばいいってことだね。ツェツィーリアの身体借りようかな」
「もっと忍べよ」
「冗談だよレア『ちゃん』」
《抵抗に成功しました》
ライラはとりあえず置いておき、誰だっけそれ、という表情を浮かべているブランに、オーラルの現女王だと教えてやる。
「あとインベントリは当然使えないからプレイヤーのふりをする場合は注意するように。あれはどうも本体に紐付けされてるらしいから」
精神を移動させた先の眷属のインベントリも使用することはできない。
しかしそれは言う必要はない。
このメンバーならばもう構わないとも思えるが、ブランについては一抹の不安がある。
あまり人のことを言えた義理ではないが、ポカミスでとんでもないことにならないとも言い切れない。
「それでブランちゃんのダンジョン経営はどうなの? 食糧問題以外は大丈夫そう?」
「そっすねー。わたしの屋敷に近づきすぎたプレイヤーはアザレアたちが始末するようにしてるし、今の所は順調っすね。レアちゃんから借りてるディアスさんも時々出かけてプレイヤーと遊んでるみたい。
ゾンビ村も初心者さんたちの狩場になってるけど、まああっちは放置してるだけだし、全滅させられたところで困らないし。
それで稼いで成長したプレイヤーさんたちがエルンタールに来てくれれば上客になるし」
「……下級吸血鬼の餓死が改善されたら難易度上がるのかな?」
「……どうなんだろう。ブラン、飢餓状態だと能力値が下がったりしているの?」
「いや、それよりも定期的に死亡しているってことは、生きてる戦力が常に何割か減った状態で戦闘してるってことだよね。戦力的に少ないのが普通ってことは、フルメンバーになれば難易度上がるんじゃない?」
「うーん、お腹へってるからって弱くなってるって感じではないかなぁ。それ以上のことはわかんないけど」
「同じ難易度表記だとしても幅はあるから、例えばフルメンバーのときは☆4寄りの☆3で、戦力的に弱体化しているときは☆2寄りの☆3ということもあるかも」
「あ、幅あるんだ。そりゃそうか」
「なるほどー」
こればかりは実際に吸血鬼たちの腹を満たしてみなければわからない。
そんなところでおおむね、現状の報告は終わっただろうか。
ワッフルもほとんど食べられてしまっている。
空腹ゲージはいっぱいだが、だとしても別に食べることは出来る。
レアは無言で空の皿をライラの方へ押し出した。
「……はいはい」
ライラがメイドに皿を渡し、メイドが退出していく。
見覚えのあるメイドだと思ったが、あれはおそらくかつてツェツィーリア王女と入れ替わっていた侍女だ。
「彼女は女王についていなくてもいいの?」
「政治的なサポートができるわけではないからね。普段はこういう世話とかをしてもらっている。
さて、現状の報告はこのくらいでいいかな。
あとはなにか有益な情報の交換とかだけど、そういうのある人いる?」
「わたしはさっき結構重大な小ネタ教えたからもういいよね」
「眷属が転移サービス利用する方法のこと? 重大な小ネタって大きいのか小さいのかわかんないな」
「あ! そうだった! そういえばエルンタールにレアちゃんのロボ並の硬さのプレイヤー来たよ! もう3週間くらい前の話だけど」
「言うの遅くない? 知ってるし」
「ロボって何? レアちゃんロボなんて持ってんの? どういうこと?」
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