めちゃくちゃ面白い。自転車買いたくなりました。

語彙力が無いので大したレビューはできませんが。
なろうからきてレビューしている為、内容が先行してしまっているかもしれません。ご容赦ください。
自転車に熱をささげる高校生たちの群像劇として非常に高い解像度の作品だと思います。主人公だけでなく、好敵手達のそれぞれのレースに捧げる思いや熱意、誰も彼もが魅力的で応援せざるおえないような、まるでリアルで駅伝を見ているあの感情を彷彿させる複数の目線での物語の展開。そしてどうあっても干渉してしまう憎めない主人公の性格が魅力的です。
今から高校に戻れるなら、運動部に入りたいなあと思いました。
主人公が仲間と知恵を頼りに、各レースを緩急つけてこなしていく様は勝負に勝っても負けても痛快で、後腐れなく小気味の良い余韻を残してくれます。これも平和主義(?)な主人公の性格の賜物でしょうか。
勝っても負けても、自分の掲げる信念を目指して試行錯誤していくことはとても気持ちの良いことだということを思い出させてくれます。
何はともあれ、これから青春を捧げる予定の少年少女達には是非読んでもらいたい作品だなと思います。
自転車は紳士の競技！