序、国生みの神

 尋常よのつねならずすぐれたることのありて、可畏かしこき物を迦微かみとはいふなり。


 すぐれたるとは、尊きこと、いさおしきことかどの、優れたるのみを云に非ず、悪きもの、あやしきものなど、よにすぐれて可畏きをば神と云なり。

 

 本居もとおり宣長のりなが『古事記伝』より抜粋

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