覚束ない

心が混沌こんとんとしていて

ゆらゆらしてどうにも覚束おぼつかない


知らされる結果が

どんなものなのかは

結局その時にならないとわからないのに


開き直れもせずに

密かにおびえながらこうして

待合室に座っている



診察室のドアが開いて

呼ばれるまでのこの時間を

行き場なく持て余しながら


指先の小刻みな震えに

今更、気づきながら

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