百色眼鏡

それは重なりあう鏡像のよう

同じ顔が違う表情で惑わせる

喜びや哀しみ、愛や憎しみも


人は愛ゆえに苦悩するイキモノ

それでも人は愛することを止められない

それを愚かだと誰が笑えようか


答えなどないセカイのなかで

わたしは

みずからの心の迷宮でいつも道を探している


ああ、目がくら


景色はくるくると姿を変えていく

百色眼鏡万華鏡のように

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