冷たい雨の降る朝は
雨音で目を覚ます
深々と寒さが足元からのぼってきて
わたしは思わず身を震わせる
毛糸のカーディガンを羽織り
布団から抜け出して
窓のカーテンを開ける
薄く煙った景色に溜息をつけば
仄かに温もりのある
その吐く息も、また白い
冷たい雨の降る朝は
ホットミルクでも飲もうか
カップで両手を暖めながら
それから野菜をたっぷり入れた
シチューをコトコト煮よう
お玉を持って好きな歌を口ずさみながら
今年、残りのひと月を
どうか、大切に過ごせますように
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