肥前ロンズ様
>人は、『優』であれば言っていいこと、正しいことだと思っている。褒めたたえることなら、何でも決めつけていいと思っている。
この言葉、ドキリとします。無意識にやってしまっていますね。
でも、誉め言葉でも、褒める理由の裏に偏見や根拠のない理由が隠れていたりすることはたくさんあると思います。気をつけないといけないなと思いつつ、条件反射的にやってしまいので、どうしようもないです(>_<)
どこにも属していない孤独と、属していない自由。
自由を感じつつも寂しさや心もとなさもありますよね。
そして、比べる対象がいないと、自分を表現する言葉も見つけづらいのかなと、ラストの言葉を読んで思いました。
作者からの返信
☆涼月☆さま!
そう言って下さり、ありがとうございます。(´;ω;`)
条件反射で私もやります。良かれと思った事が人を酷く傷つけることがある……だから、人の言葉に耳を傾けたいです。折れそうだけど( ̄▽ ̄;)
友人は、自分の鏡なのだと誰かが言ってました。
目の前にいる人と、自分は違う。でも、似ていると思ったその虚像を通して、自分の姿を知っていくのかもしれません。
八蝶は元々、女の子だったのですね。
他人と異なっている部分を偏見を込めて評価されるのは、誉め言葉にせよけなされるにせよ気分が良くないのでしょう。
自分にとってはそれが当たり前なのに「それが全て」であるかのように決めつけられているのですから。
自分の容姿を変えられるようになったのは、そういった思いが蓄積されたからなのでしょうか。
作者からの返信
雪世 明良さま!
正確に言うと、「昔は女に属していた、固定されていた」、なのでしょうか。
でもその中でも、「例外的」とずっと言われてきたし、八蝶自体もそこに居続けることに違和感はありました。浮き草なのは本人がそう望んでいる部分、というかそれが自然な部分もあるかも。
ですです。八蝶にとって、八蝶は「普通」なのです。
>自分の容姿を変えられるようになったのは、そういった思いが蓄積されたからなのでしょうか。
この辺りは明日の更新で!
編集済
人って、珍しいもの例外なものを、注目したがるのですよね。
八蝶には多くの人にはない特徴があるのかもしれないけれど、それは単に少数派なだけ。おかしくもなければ、異常でも特別でもないというのに。
自分の意思でなく周りによって、人とは違うものにされていった八蝶。投げかけられた言葉が、呪いのように思えます。
その人達は八蝶の外見は見ていましたが、そんな中当人が何を思っていたかは見えていなかったようですね(;´Д⊂)
作者からの返信
無月兄さま!
本人には外見は見えず、他人は外見しか見ていない。そこから決めつけられる苦悩は、凄まじいものだと思います。自分の言葉がいつも曲解されるから。
どこにも属せなかった八蝶は、常に言葉が届かない場所にいたのかもしれません。
目の色が違う。かわいい。背が高い。力がある。
それだけの事を、どうして執拗につつくのでしょうね。一人一人違うのが当たり前なのに、まるで違うことを普通じゃないって言われているみたいで、心苦しいです。
緑色の目であることが、呪いのように思えてきます。そして呪いにしてしまったのは、周りにいた人達なのですよね。
こういった無自覚は時として、明確な悪意よりも質が悪いですよ(>_<)
作者からの返信
無月弟さま!
執拗につつくのは、多分称えちゃうからなんだろうな……( ̄▽ ̄;)
外見を、「言って良いこと」の範囲に入っているんだと思います。
金髪や碧眼を讃えることは、肌の色で差別するのと同じことなのかもしれません。
せめて、「それは言われたくない」という本人たちの声が届きますように。
怒りの波動のようなものが伝わってくる文章ですね。
読む人の心を動かさずにおかない力のある回だと思います。
作者からの返信
藤光さま!
ありがとうございます( ˆᴗˆ ) そう言っていただけて嬉しいです。