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頭の良い人と話していると、見下されていると感じる人っていますよね。
知識も頭が良いことも悪ではなく、コミュニケーションを取るなら相手に合わせて話すのはおかしなことじゃないのに、勝手に劣等感を抱かれて攻撃されるだなんて(>_<)
頭がよくて完璧。だけどそれ故に対等な相手も理解者もいなくて、加害者になることを選びましたか。
悪役キャラって魅力的に書くのが難しいですけど、動機の描き方がとても上手です。
作者からの返信
無月弟さま!
私もかなりの確率で「見下している」と言われた口でして、ギフテッドと呼ばれる子はもっと苦労しただろうな……と思います。
今もう知識全開で喋ってても皆そゆこと言わないから本当に自由ですやっほい!(≧∇≦)
彼女には同じ目線でものを語る人がいませんでした。彼女は複雑な計算ができるけど、単純な計算しか出来ない周りは、彼女の答えと食い違っているのですよね……。
〉悪役キャラって魅力的に書くのが難しいですけど、動機の描き方がとても上手です。
そう言っていただけて嬉しいです!(≧∇≦)
編集済
>知性ある『玉藻の前』には、劣等感が理解できなかった。彼女は誰かと比べて努力することもなく完璧だったから、誰かを肩書で差別したり、徹底的に攻撃する隙間がなかった。
玉藻の前は、どういう劣等感を抱えていたのでしょうねえ。劣等感を感じてる時点で、「劣ってる」「欠けている」と感じてるからほんとは完璧じゃないんだろう。
わたしは自分が「普通」だったらよかったのに(他人から見ると十分に普通だったと思います)なとよく思いましたが、玉藻の前も「普通」がよかったのだろうか。
【追記】
なるほど〜。
「ギフテッド」をググってみました。はじめてそういう概念があると知りました。興味深い。
作者からの返信
藤光さま!
真摯なコメントありがとうございます! ちょっと補足をば。
『玉藻の前』は劣等感を感じていません。劣等感というのは、元々同じスペックの『同族』がいて成り立つものです。ですが彼女には『同族』はおらず、親もおらず、導く人もおらず、勿論対等な人間もおらず、最初から完成された存在でした(というかそう作られた)。
もしかすると進化・成長しているかもしれませんが、それは凡俗(大多数という意味で)の我々の目では測れない場所を言うのだと思います。宇宙の果てに何があるのか逐一調べるようなもんで、そこまでいける、もしくは「そうである」と仮定できる観測者がいなければ「不完成」というのは不可能です。
彼女にとって彼女は普通です。
でも、それを誰も『普通』だと認めないので、彼女は自分を『普通』と定義するのが不可能です。
彼女は創作から『優れたもの、天才』として生まれた存在ですが、そのつくられた心の内は『凡俗の、作った人間』の基準で「嘘」と決めつけられています。究極の矛盾です。
藤光さまが、「本当は完璧じゃないんだろう」と決めつけられた通り、多分、多くのギフテッドは、「普通の人は持っていると思っているものを持っていない」ことを「嘘」だと言われ続けているんじゃないかなあ、と思います。
まあ多分、多くの人は大なり小なりそう言われ続けているので、問題は「皆同じ感想や感情を抱く・持っている」って勘違いすることなんだろうな……。
それでも多分、彼女の望みは平凡なもので、私たちがしょっちゅう主語や述語を抜かしても通じ合えるように、「言葉のない世界」でバカ話したい、のかもしれません。