君の翼はどこで休めるの

抱きしめてあげたい

君の手を握りしめて

大丈夫だよと

言えたなら

君の身体を抱きしめて

強くなれるからと

言えたなら

毎日が

戦いの日々

君は重い足を

無理やり前に向ける

小さな肩は

何かに怯えて

小刻みに震えてる

顔を上げたくても

上げられずに

うつ向いたまま

人混みの中に小さく

消えていった

もう

頑張らなくていい

もう

悲しい顔はしなくていい

今は

そのボロボロになった翼を

休めることだけを考えよう

君の手を握りしめて

大丈夫だよと

言えたなら

君の身体を抱きしめて

強くなれるからと

言えたなら

そんな言葉も

君には

何の励ましにも

支えにも

ならないことは

分かってる

泣きたくて泣けなくて

自分の心の

置場所が見つからなくて

迷い続けているのも

知っている

私に出来ることは

何もないことも

最後は

君の足で立つしかないことも

知っている

それでも

抱きしめてあげたい

心ごと全部

抱きしめてあげたい

君を大好きだから

君の全て

抱きしめてあげたい