ともだち

 その頃ルーウェンとイーシャの二人はというと、肉屋から離れてしばらくは先ほどまでと同じように過ごしていた。

 その辺のお店を覗いたり、道端の牛や鶏なんかにちょっかい出したり追いかけまわしたりと楽しんでいたのだが。1~2時間回って飽きたので、今度は村の外へ出かることにしていた。


 今二人は麦畑の一角にある空き地にいる。

 ここは家畜に草を食わせる為に未開墾で、自然のままの草原になっている。また、木々も切り倒さずにそのままにしてあるので、程よく間隔の空いた林が涼むのに丁度よい場所だ。

 ここで二人は世暇を潰すように色々と遊んでいる。今は互いに向かい合って手を叩いたり、体をぶつけたりといった振付に合わせて歌を歌っているところだ。


チューチュカ チューチュカ

ハロベイー ハイベイー

キャットペティ

ソーリーバニー

イス イス イス

サーラララ

ディス


 早い話が「アルプス一万尺」のような遊びだ。どこの町や村でも見られるポピュラーな遊びなのだが、ルーウェンはこれを知らなかったので、イーシャから教わって一緒に楽しんでいるのである。


「どう? 面白いでしょ!」

「うん! 楽しいね!」


 二人は互いに両腕を伸ばして絡ませてじゃれあった。


「もう一回やってみよっか!」

「「チューチュカ チューチュカ ハロベイー ハイベイー……」」

「さっきより上手くなったね!」

「うん、慣れてきたみたい!」

「でもそろそろ疲れて来ちゃったね」

「そうだね、日も登ってきたし、流石に暑くて動けないよ」


 ルーウェンは汗を拭いながら言った。今は乾期の真っただ中で、あと少しで年間を通して最も気温の高い時期になる。今日もカンカン照りで35度以上の酷暑となっていた。


「近くにチクの実があるの、それを食べて休憩にしようよ!」

「うん、分かった」


 イーシャはルーウェンを先導してしばらく歩くと、林の中に十メートル程の大木を見つけた。これがチクの木だ。

 球形に伸ばした枝の先には大きめの葉と、子供の握りこぶしほどの大きさをした、黄土色の果実が無数に生っている。


「採ってくるからちょっと待ってて!」


 そう言うとルーウェンを下に待たせて軽々と木を登り始めるイーシャ。


「大丈夫? 気を付けてね」


 ルーウェンの心配をよそに、イーシャはみるみるうちに高いところまで登っていく。そして分岐した幹の一本にまたがると、慎重に果実に手の届く枝の先まで進んでいった。

 するとイーシャの軽い身体でも細い枝はそれなりに揺れるので、その揺れで特に熟れた実は自然と落ち始めた。


「ルーウェン! とってとって!」

「え! うわ! まって! 」


 ルーウェンはいきなり降り注いだ果実に驚いて慌てて手を伸ばした。だがあまりに急だったので、そのほとんどは地面に落ちてしまう。


「ほらいくよ!」


 だがイーシャはそんなのお構いなしで、彼女が器用に枝を揺らすとあっちこっちでチクの実が落ちていった。

 ルーウェンもどうにか数個の実をキャッチすることができたので、それを胸元に抱えておく。

 イーシャは充分な量をルーウェンが受け取ったのを確認すると、怖気づくこともなくぴょんと枝から飛び降りて、軽々と地面に着地した。


「落ちたやつもまだ食べれるから拾っとこう!」


 イーシャはそう言うと、座り込んで地面に落ちた実を物色し始める。揺らしただけで落ちる果実なので、完熟の状態になっており潰れて中身が飛び出ているものもあったが、無事に原型を留めているものもあるので、そういう実を拾い集めていくのだ。


「沢山あるね!」


 ルーウェンも同じように実を拾い集めた。


「ここにくれば食べ放題だよ! もう食べきれないくらい生ってるんだ!」

「そうだね、こんなにいっぱいあったら食べきれないよ!」


 二人はひとしきり実を回収するとそのまま木の根元に腰掛け、集めたチクの実を二人の間に置いて食べ始めることにした。


 黄土色の実はさながらジャガイモのようで、あまりフルーツらしい見た目ではない。だがほのかに香る芳醇な香りが、これが熟れた果実であることを物語っていた。

 触った感触もふにふにと柔らかく、簡単に歯が立つ。二人がそのまま歯で皮を剥がすと、中から柿の実のように橙色の果肉が顔を出した。その果肉は瑞々しく輝き、まさに食べ頃であることが伺える。


「いただきます」

「いただきます!」


 二人はその果肉に豪快にかじりついた。

 すると口の中に、梨のような食感と砂糖水のように甘い柿に似た味が広がっていく。


「んー美味しいね!」


 ルーウェンは目をぎゅっと瞑ってそう言った。


「とっても甘くて美味しいよね!」


 イーシャは残った皮と種を放り投げると、二個目のチクの実をとって食べ始めた。ルーウェンも後に続いて次の実を食べ始める。

 結局二人で十五個くらいの実を食べ終えた頃には、すっかり腹も満たされて大分満足できた。


 腹が一杯になると、消化を助けるために今度は食休みがしたくなる。二人は両足をだらんと広げて木の根元に並んで腰かけて涼み始めた。


「平和だね」


 二人は収穫に明け暮れる村人たちを遠目に眺めながら、ただ余暇を過ごすことに興じた。この場所には、人狼も戦争もない平和な時間が流れている。


「平和だね、ずーっとこうして何もしないで居られればいいのに」


 ルーウェンはそう思わずには居られない。今までは子供ながら仕事の無い日など無かった。こうしてただぼーっとするだけの時間でも彼女にとっては貴重だったのだ。


「でも、イーシャちゃんは本当に仕事をしなくて大丈夫なの? みんな働いてるけど怒られたりしない?」


 収穫の時期であるだけに、今は一番人手が要るはずなのだ。どこの農村であっても、子供や老人まで全員駆り出して収穫にあたるのが普通である。

 実際二人が眺める麦畑には、イーシャやルーウェンと同じ年頃の子供たちが畑仕事に従事しているのが見て取れる。


「私は手伝わなくていいんだって」

「どうして? イーシャちゃんだけなの?」

「私だけ。私の仕事は牛糞集めと燃料づくりだよ。毎日朝ご飯を食べ終わったら、籠を持って牛糞を集めに行くの。それが終わって午後になったら、集めた糞を手でこねて、それを平たく伸ばしたら壁にはっつけて乾かすんだ」

「牛の糞なら神聖なものだよね、大事な仕事だよ」


 牛糞は最もポピュラーな燃料だ、彼らの生活にとって欠かせないものである。

 彼らの住む世界では、宗教の違いはあれど、大体どこへ行っても牛糞や牛尿が神聖視されている。イーシャは決して汚れ仕事を任されているわけではない。


「大事だけどさ、でも私だけ一人ぼっちなんだもん。つまんないよ」

「確かに一人ぼっちは寂しいよね。さっきも村の人達、邪魔だからあっち行けってみんな怒ってきたしね」

「そうなんだよね、肉屋の人以外もみんなそう。前はもうちょっと優しくしてくれたのに、私が仕事をさぼってるせいかな? みんな追い出そうとするの」

「みんなひどいんだね……。お母さんや叔父さん叔母さんは? 仲良くやれてる?」

「えーっとね、今はお父さんの従妹夫婦の家に住んでるんだけど。叔父さんと叔母さんもあんまり私のことよく思ってないみたい。家の中でも避けられてる気がするんだ」

「そうなの?」

「うん、叔父さんも叔母さんも全然お話してくれないし、私の部屋が無いから納屋に藁の布団を敷いて寝てるんだ。それにいつも家の仕事を押し付けてばっかりでまるで奴隷みたいだし、叔父さんが怖くてね、ちょっとしたことですぐ怒鳴ってくるの」

「そうだね……。でも、うん。それは大変だよね……またお母さんと一緒に暮らせるようになるといいね」


 ルーウェンは奴隷としての自分の境遇を語って彼女の悲惨さに劣らぬのだと言いたくなったが、喉元まで出かかったところでそれを止めておいた。

 イーシャに不幸自慢をしたところで彼女の気が晴れるわけではない。


「うん、お母さんと一緒に暮らしたい」

「お母さんはまだ生きてるんだよね? お母さんとは仲良くしてる?」

「お母さんはね、優しくしてくれるんだけど滅多に会えないの。叔父さん叔母さんに止められてるし、あんまり家にもいないみたいなんだ。いつもどこかへ出かけてるみたい」

「そうなんだ。前からお母さんは出かけてばかりなの?」

「うううん、お父さんがいなくなっちゃってからかな、それまでお母さんはいつも家にいたの、お父さんは薬草を取りによく森へ出かけてたけど、ちゃんと日が暮れる前までには帰って来てたんだ」

「そっか、お父さんも死んじゃったっていうのに、お母さんとも会えないのは悲しいね。どうしてお母さんいつも出掛けちゃうのかな」

「分かんない、教えてくれないんだ。でもお仕事だからって、私を親戚の家に預けたのもその為だって」


 イーシャはこうして話していくうち、だんだんと悲しげな表情になっていっていった。それは隣に座るルーウェンにもよく伝わっている。


「大丈夫だよ、ラジャータさんとローガ様がきっとどうにかししてくれるから。きっと人狼の謎も解けて、お家のこともきっとよくなるよ」


 ルーウェンはイーシャの肩に手を回すと、彼女を抱き寄せるように優しくさすってやった。


「うん。そうだよね……」


 ルーウェンにはどうやったら彼女を勇気づけられるのかは分からなかった。しかしそれでもこ寄り添ってあげることはできる。こうしてただ話を聞いてあげるだけでも全くの無駄というわけではなさそうだった。


 しかしその時だ。


「イーシャ! イーシャいるのか!」


 と、どこからか怒鳴りつける男の声が遠くに聞こえた。

 イーシャはその音に気付くと、慌てて伸ばした足を引っ込めみるみる青ざめた顔になる。


「どうしよう……叔父さんだ……」

「叔父さん? 探しに来たのかな、大丈夫?」

「どうしよう……どうしようルーウェン」


 イーシャはあからさまに動揺し、ルーウェンの顔を覗き込む。ルーウェンにも彼女が本当に恐怖を感じ、焦っているのだとはっきり分かった。


「ま、またさっきの肉屋みたいにバカにして逃げれば大丈夫だよ!」

「だめだよ……逃げられないよ」


 怒鳴られて怒られるなんてさっきも何度かあった。大急ぎで走って逃げる余裕もいくらでもあった。だがイーシャは今までと違い、なぜかその場を動こうとはせずに留まっている。


「ねぇイーシャちゃん! 大丈夫?!」


 ルーウェンは彼女の身体を揺すったが、やはり上の空だ。結局そうこうしているうちに速足で近づく叔父の姿が二人の視界に入り、相手にも気づかれてしまった。


「イーシャ! こんなところで何してるんだ!」


 叔父はイーシャを怒鳴りつけると、恐ろしい剣幕でズカズカと駆け寄る。


「お、叔父さん! 待ってください!」


 ルーウェンは彼を制止しようと試みたが、視界にすら入っていないという具合に無視されてしまう。そして叔父はイーシャの目の前に立つと、なんの躊躇いもなしに豪快な平手打ちを食らわせた。


 パン!


 と大きな音が鳴り、小さなイーシャの身体は大きくよろめき膝をつく。


「勝手に出歩きやがって! 帰るぞイーシャ!」


 叔父がそう再び怒鳴りつけると、悶絶して何も言い返さぬイーシャの腕を強引に掴んで立たせ。そしてそのまま引っ張って連れ帰ろうとしている。

 これはまずいとルーウェンも慌ててそれを止めに入った。


「ま、待ってください! イーシャちゃんとはただお話してただけです!」

「お前に用はない! どけ!」


 しかし叔父は、よそ者で、獣人で、奴隷の小娘になど耳を貸す気はないようで、軽くあしらわれてしまった。

 だがルーウェンも諦めない。叔父の服にすがりついて必死に訴えかけた。


「お願いです! どうか少しだけでもイーシャちゃんの話を聞いてあげてください!」

「しつこいぞ! 離れろ汚らわしい!」


 叔父はそう言うと、ルーウェンの腹めがけて思いっきり蹴りを食らわせた。

 まるで遠慮のないその蹴りはルーウェンの身体を一瞬中に浮かし、激痛に全身の力が入らなくなったルーウェンはそのまま地面にうずくまった。

 ルーウェンは喘ぐように咳き込み、そのままチクの実と胃酸がいくらか逆流して口外へと飛び出す。


「お前の主人はどこへ行ったんだ! 穢れた獣人がうろちょろするな!」


 ルーウェンは息が詰まりとても答えられる状態ではない。

 だがルーウェンは思い出した。イーシャと対等に接する中で忘れかけていたが、彼女は奴隷であり獣人なのである。

 ヒトの自由人と行動を共にするなどあってはならないし、こうして蹴り飛ばされて地べたを這いつくばることこそがあるべき姿なのだと。


「……ご、ごめんな……さい……」


 ルーウェンは痛む腹を抑えながら、そうして必死に自らの本分を示してみせた。だがそれを見てイーシャが黙っていなかった。


「叔父さん放して! 最低だよ! 大っ嫌い!」


 イーシャは叔父の手を払いのけて距離をとると、さっきまで萎れていたのが嘘のように怒りを露わにして叔父を怒鳴りつけたのだ。


「イーシャお前何をしてる! こいつを庇う気か!」

「だって何にも悪い事してないもん! ルーウェンは私と遊んでくれただけだもん!」

「こんな奴と遊ぶな! お前まで穢れるぞ! せっかく牛糞で清められたと思っていたのに、こんなことでは意味がないではないか!」

「穢れるとか清めとかよく分かんないよ! ただ遊んでただけなのに!」

「よそ者の奴隷と何を遊ぶことがあるんだ! こいつは昨日来たよそ者の狩人と軍人の奴隷だろう?! どうしてそんなよそ者とつるんでいるんだ?!」

「ただお父さんを探してって頼んだだけだよ!」


 イーシャは何の気なしに言ったが、叔父はそれを聞いてひどく驚いたような表情になった。


「お前……なに勝手なことしてるんだ! 親父のことは忘れろと言っただろ?!」


 叔父はイーシャの胸倉をつかんでぶんぶん振りながら問い詰める。


「放してよ! 私のお父さんなんだよ?! なんで探しちゃいけないの?!」

「いいか?! 何度も言ってるだろう?! あいつは呪いにかかったんだ! 関わればお前も俺達も呪われるんだ!」

「呪いなんかじゃないもん! お父さんは人狼に殺されたんだよ! どうしてちゃんと教えてくれないの?!」

「適当なことを言ってるんじゃない! こそこそと依頼なんか出しやがって! うちには報酬に出す金も無いんだぞ!」

「大丈夫だよ! 馬を報酬にしたから!」

「お前ふざけやがって!」


 叔父は怒りに任せて再び平手打ちをかました。さっきよりも強烈な平手打ちはイーシャの身体を弾き飛ばし、彼女は力なく地面に転がった。


「あれはお前を引き取る持参金替わりなんだぞ! お前の馬じゃないんだ!」


 イーシャは痛む頬を押さえながら半身を起こし、涙ながらに叔父を睨む。


「……っでも……!」


「でもなんだ?! いつもいつも勝手なことばかりしやがって! とにかくお前は家に帰って大人しくしてろ!」


 叔父は座りこむイーシャの腕を再び掴み、強引に立ち上がらせると、引きずるように引っ張っていった。

 だがイーシャも頑として連れていかれまいと抵抗を試みる。掴まれた腕を引っ張ってどうにか引き剝がそうと無茶苦茶に暴れて見せた。


「嫌だ! 離してよ! 叔父さんなんか大っ嫌い!」


 しばらくそうして暴れたイーシャであったが、結局少女の腕力ではどうすることもできずにどんどん引きずられて行ってしまう。


「……待って、くださ……」


 ルーウェンも這いつくばりながらに手を伸ばしたが叔父は気づいてくれない。それでも、その姿はイーシャの目には映っていた。叔父に力では負けると踏んだイーシャは、自分の手首を掴む叔父の腕を掴み返すと、その手にガブリと思いっきり噛みついてみせたのだ。


「ああああ!! お前まさか!!」


 叔父は思わず悲鳴を上げ、痛みで咄嗟に腕を引っ込める。見ると叔父の手からはだらだらと血が垂れ、歯を見せつけて威嚇するイーシャの口も赤く染まっていた。

 さらに叔父は自分の手とイーシャを何度も行ったり来たり見比べると、みるみる怒りの表情が恐怖と焦りの表情へと変わっていく。


「まさかお前まで呪われたのか?!」


 叔父はそう怒鳴りつけると、今度は加減もなしにイーシャの頭に拳を振り下ろして殴りつけた。

 鈍い音が鳴り、イーシャの軽い体は勢いよく地面に叩きつけられる。イーシャは頭を抱えて苦痛に喘ぎ声を漏らした。

 今度のは今までの平手打ちとは違う。当たり所が悪ければ幼い少女など簡単に気絶するだろうし、下手をすれば骨の一つや二つ折っていたかもしれない本気の拳だった。

 ルーウェンもかなり事態が悪化していると見て、どうにか立ち上がるとよろめいた足で叔父を止めに向かった。


「叔父さん……やめてください……」


 ルーウェンはよろよろと近づきながら何度か繰り返し声をかけたが、奴隷の娘など取るに足らないとばかりに無視を決め込んでいるようで、叔父は顔を彼女の方へ向けることすらしない。


「だから関わるなと言ったんだ! この怪物め!」


 叔父は先ほどまでより更に強引にイーシャを掴むと、その腕を後ろ手に拘束して強引に泣きじゃくる彼女を捕まえた。


「お願い待って……」


 ルーウェンは必死に声をかけながら叔父に近づいていき、手を伸ばして尚も叔父を止めようと試みる。

 その手は叔父の服を一度は掴んだものの、手負いの彼女はあまりに非力で、道端の小石を跳ね除けるかのように引き離されてしまった。


「ま、待って……下さい」


 再度の制止もむなしく、叔父とイーシャは歩き去っていく。そして段々ルーウェンとの距離が離れていき、ついにははるか遠くへと突き放されてしまうのだった。


 ルーウェンは痛む腹を押さえながら、トボトボとその後をついて行った。

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