「encore」

「encore-1」

 * * *



 探偵はいつしか願った。内に秘めたる凶暴性を開示しても認められる世界でありたいと。常識ある世界ではそれは無意味と知りながら、それでも自身を蝕む衝動を抑えることは出来ず、唯ひたすらに願い続けた。

 それはいつしか嫉妬となり、やがて光の前に儚く散っていく。



 その王の腹には多くの死骸が溜まっている。その王は多くの力を望み過ぎた。

 食えば力が溜まるとはよく言うが、度を超えれば身を亡ぼす。

 彼は皮肉なことに自らその証明を光の前でしてしまったのだ。



 恋とは色欲の渦中にあるようなものだ。その勝負の世界に勝った者だけが玉座に座ることができる。

 しかして愛は。愛に色欲の勝負は果たして本当に必要か。

 真実に彼女が目覚めた時、その色欲は光の前に溶けてなくなってしまった。



 その博士は何でもできると思っていた。――それが本心か偽りかは別として。

 だが見てみよ、その物語は誰かの手に渡ったか。宇宙は誰かの手に渡ったか。

 傲慢はこうして光の前に崩れ去った。未だに誰も宇宙の所有権を持っていない。



 その悪魔の王の中には怒りのみがあった。その炎が彼の体と術とを動かし、敵を追い詰めた。

 しかし過剰な負荷は破滅をもたらす。

 それに気付くのは光の前に憤怒が敗れてからである。



 その天使の長は何かを怠った。

 それは一つ、意志の疎通。

 それは一つ、全ての人への何かの配慮。

 それは一つ、それは一つ……。

 いつでも我々は何かを怠るが、この時それが爆発した。

 怠惰が彼らの物語に亀裂を走らせ、運命の金槌がそれを破壊した。



 その悪魔はただ、幸福が欲しかった。

 幸福な世界に笑う主が欲しかった。

 皆が五体満足で、衣食住にも困らぬ世界が欲しかった。

 唯、幸福が世界を満たすその時が欲しかった。

 しかしそれを神は強欲と見なした。


 そして強欲は、光の前に敗れ去る。



 ……。



 ――嗚呼。

 次に実る世界では。

 次に実るその世界ではきっと果たしたい。


 嫉妬が「向上心への道」であることに気づき、

 暴食が「生きたい気持ち」に気付かせてくれる。

 色欲が「出会いのきっかけ」を何億人の中から見出す鍵となり、

 傲慢が「揺らがぬ自信」を貴方に分け与える。

 憤怒が「誰かの優しさ」のためにあることを知り、

 怠惰が「文明の発達」を影で支えている。


 強欲が「富」となってあなたの生活にふりそそいでいく。


 悪が一方的に悪とみなされ蹴落とされるよりも、

 どこかに潜む小さな優しさを見つけ、寄り添いあう世界に……。


 全ての人に強要なぞは出来ないけれど、一人でも、一人でも増えてくれれば唯、それでいい。


 嗚呼、全ての人に幸がありますよう。


 物語よ。世界を新しく作り変え、吾らを導き給え。


 どうか誰かの幸せとなりますよう。



 * * *


 ある晴れた日の昼下がり。


 その頂上に小さな小屋のぽつんと建つ「友の丘」には二人の少年と小さな天使の子ども達が集まっていた。

 ひとりはベネノ改め「チコ」。セレナが遺したと思われるアコーディオンをカルドより譲り受け、それを奏でながら今日も子ども達のために物語を語る。

 そんな彼の現在の職は「語り部」。未来の運命神候補・運命管理局第二番目の地位にあたるその職は「本編」とは別にある「キャラクタ達」の「取りこぼされた物語」を語るために存在する。いわば「スピンオフ」の創造者――並びに「物語の語り部」でもある。語り部としての彼の初仕事は当作品『猛毒少年にご用心』となったが、三人称視点の部分で時たま自分の心情を挟んでしまうあたりまだまだである。

 兎にも角にも彼はそういった過程を経て修行を積み、父ファートムが没した際には晴れて新たな運命神として新たな作風をそのストリテラにて確立する。

 皮肉にも当初の目的――下級局員「平 凡太郎」として活動していた頃、ジャックを救いたくてずっと欲していたその職に、マモンと出会うきっかけとなったその願いに、マモンが没してから就くこととなってしまった。

 そんな彼の隣で合いの手を入れるようにヴァイオリンを奏でるのは親友ジャック。今日も「異世界ファンタジー」の主人公として時折名前を変えながら忙しく働くが、こうして物語の合間を縫っては偶にここに遊びに来ている。

 掃除ができないのに何故ヴァイオリンが弾けるのか、何故ヴァイオリンのお手入れは完璧なのか。そこら辺が全然僕には理解できない。(そんな僕も料理が出来ないのにアコーディオンは弾けるのであんまり人のことが言えない)


”こうして世界はこーんなに綺麗に、平和になり、救われました。

 お日様はぽかぽか、花も美しく咲き乱れ、「星の龍」もこの世界に戻ってきてくれました。

 今まで雪が積もっていた「友の丘」にもようやく春が訪れました。

 今日も明日も命は繋がれていき、物語はあくる日もあくる年も紡がれていきます。


 マモンは紙となって消えてしまったけれど、その代わりに僕達キャラクタにこんなにも素晴らしい世界を残してくれたのですね。

 僕らは彼が命を懸けて遺してくれたこのやさしい世界を守り抜いていかねばなりません”


「皆は約束できるかな?」

 そう子ども達に問えば無邪気に全員「うん!」と頷いてくれる。

 多分ここにいる全員がその意味を半分も理解できていないだろう。

 それでもいい。物語は繰り返し語るためにある。

 それが語り部の仕事だ。


”嗚呼、全ての人に幸がありますよう。


 物語よ。世界を新しく作り変え、吾らを導き給え。


 どうか誰かの幸せとなりますよう”


「おしまい」

 決まり文句のような最後の部分を話して物語を締めればいつものように子ども達が拍手してくれる。

 そうしてこちらにわーっと寄ってきて口々に感想を言うのだ。彼らに飛びつかれて後ろにすっ転ぶ僕の姿をジャックは微笑ましく眺めていた。

「ジャック起こしてーっ!」

「わはは、パーシーは相変わらずだなぁ」

「せっ、セレナさんの遺品がーっ!」

「それは大変だ」

「まずは友を心配してくれ」

 天使のちびちゃんの山から僕を何とか助け起こし、ちびちゃんに「順番だよ」と注意するジャック。全然落ち着く気のないちび達を端から並べるその様はまるで保育士だ。(しかも並べた先から崩れ出す列)

「ねーねーちこにぃ」

「なぁに」

「まもっさんはどーなっちゃったのー?」

 ちこにぃは勿論僕のことで、まもっさんはマモンのことだ。何故か天使のちびちゃんの間ではこの呼び方が定着している。

 ……「まもっさん」って。何か大工の親方みたいな感じだな。

「まもっさんはね、皆が今まで聞いてた物語になったんだよ」

「え? どーゆーことー?」

「ちんだらお話になっちゃうの?」

「死んだらお話になる……ってのとはちょっと違くって……」

「じゃあぼくの耳にまもっさん入ってるってこちょー!?」

「イヤァー!!」

「アハハハハ!!」

「耳にいゆー!!」

「あたちのお耳みてー!」

「見えないー!」

 きゃいきゃい。

「はっ、話を聞く気はあるのかいっ!?」

「パーシー、無いと思うよ」

「――無いか」

 そうだった。この子達は本当に話を聞かないんだった。

 聞いてもらうには簡略にまとめないと本当に話を聞いてくれない。(でも物語はちゃんと聞くのはきっとあの父の子ども達だからだと思う)

「ねーねー! まもっさんつおかったー?」

「まもっさんね、うんと強かった!」

「かっこよかった?」

「王子様みたいだった!」

「きゃー!」

「おーじしゃまー!!」

「あたち、まもっさんとけっこんすゆの!」

「キャー!!」

「やめー! まもっさんはね、そふぃちゃんのおーじしゃまないー! あたちのおーじしゃまー!!」

「ちがうよ! まもっさんはね、みんなのおーじしゃまなの!!」

 きゃいきゃい。

「こんな頃に戻りたいね、ジャック」

「パーシー、急に老けた?」

 そんな時ふと。ちびの内一人がこんな質問をしてきた。


「ねーねー、ちこにぃ」

「ん?」


「まもっさんにまた会いたい?」


 すう、と目を見開く。


 会いたい?

 マモンに?


 ……。


「そりゃあ、会いたいよ。毎日会いたくってたまんない」

「パーシー……」

「もう、紙になって一年だって。……早すぎる。もう一周忌過ぎたってことでしょ? ちょっと前に初仕事も終わったばかりなのにさ」

「……」

「友達はたっくさんいるのに。ねぎらってくれる使い魔はもういないんだ」


「……こんなに感傷に浸っちゃうんだったら物語なんて、外の世界に発信しなければ良かった。何度も思うよ、言ったって語ったって帰ってこないのに」


「でもマモンを忘れないためには語るしかないんだ」


「――今はもうすっかり慣れて、ようやく思い出になり始めてくれたんだけどさ」


「何か、無性に寂しくなることがある」




「……」




「……、……」




「……聞いてる?」

「「でけたー!!」」

 相変わらず全く聞いてなかった天使のちびちゃん達が後ろ手に何か隠しながら、したり顔でこちらによちよちやってくる。

「何?」

「うふふ」

「ふふふ」

「ええ? 何ってばぁ。ちこにぃに教えてよ」

「ちびちゃん、俺にも教えて!」

「ふふふふ!」

「だめやよ、まーちゃん! わやったらばえちゃうー!」

 溜めに溜めて、遂に彼らは「じゃーん!」と元気に言いながら一枚の絵を渡してきた。かなりぐしゃぐしゃだがそれでも分かる。

 これは――。


「まもっさんとー、ちこにぃ!」


 花畑で二人並んでにこにこしている。


 ……。


 ……や、ごめん。ちょっと泣きそうになった。

「え、僕に?」

「うん!」

「くれるの?」

「はい、どーじょぉ!」

「わぁ、ありがとう!」

「見せて見せて」

 ジャックと二人、並んで絵を見る。

「黄色いのがマモンだね、きっと」

「この黒いのが僕かな」

「ちこにぃ、まっちろの服もきてゆよ!」

「え?」

「ほら、こーこー!!」

「こえだよこえ!」

「よくみて!!」

「んー? ……どれ?」

「こえ!!」

 確かにめちゃめちゃ目を凝らせば白いぐちゃぐちゃが黒のぐちゃぐちゃの下にある気がする……。

「じょーじゅー?」

「かっこいー?」

「とっても上手! 特にマモンの金のお髪がよく描けてて、ちこにぃ感動した!」

「じゃくは? どー? しゅごい?」

「俺、腰抜けた! これパ……ちこにぃにそっくりだもん!」

「でしょー!」

「えへへー」

「もっとかいてあげゆ!」

「もっと描いてくれるの?」

「うん!」

「わぁ嬉しいなぁ。ちこにぃ、この絵も新しく描く絵も一生の宝物にするね」

「うん!!」

「ねえだっこ! ちこにぃだっこ!」

「あたちもー!! だっこだっこだっこだっこー!」

「ねぇー! まもっさんの絵はー?」

 もう興味が移ったちびちゃん達を膝に乗せてぎゅ、と抱き締めればあったかい雲の香り。天使の子どもの香り。

 と、その時。向こうからファートムがとことこ。

「おーい、ちびすけ達ー! すぐに集合ー!」

「あ、ぱぱだ!」

「ぱぱー!!」

 びゅーっと走り去り、力いっぱいファートムの足元に飛びつく。ぶつかられてもこける気配のない感じ、長年皆のパパをやってきた感。

「あのなぁ。俺は一応ぱぱだけど、ぱぱじゃないんだよ。皆には皆のぱぱがね――」

「「……??」」

 こてんと首をかしげてる。

「えっと……あー、や。うん。忘れて。後でお前さん達のぱぱには俺が謝っておくからな」

 細かく説明を、と口をぱかっと開けたが直ぐに諦めたご様子。そうだよな、今はまだ早いよな。(あとすみません。教え込んだのは僕です。てへぺろ)

「ほら。まま達が皆のお迎えに来たよ」

「「ままーっ!」」

 彼らとほぼ入れ違いになるようにこちらに向かってきたファートム。「お疲れ様」とねぎらいながら金貨のチョコレートを僕ら二人に二枚ずつくれる。これは別に子ども扱いしてるんじゃなく、彼の唯の癖なのだということは運命管理局局員の間では有名な話。(証拠にれいれいさんにも同じく渡そうとしてビンタかまされたらしい。れいれいさんが可哀想)

「お前達、あの子らの相手してくれてありがとな」

「いえ、宝物も貰えたしこの時間大好きなので僕は毎回大満足です」

「俺も子ども大好き!」

「え、ほんと? ……ぐず、本当に優しい子らで俺ぁ泣いちゃうよ」

 そう言いながら本当に泣きそうになるんだからこの人はいつも大げさで困る。

「どっかのジジィとは大違い」

「その構文だけは絶対に欠かさないんですね」

「も一個あげちゃう」

「あ、ども……」

 ありがたいけど(アコーディオンとかもあるから)そろそろ持ち切れなくなる……。それに語り部の制服、ポッケないし。


「あ、でね」

「はい」


「そんな優しいチコくんにこれ以上持たせるの悪いってのは分かってるんだけど」


 その瞬間どこから出てきたのか分からない分厚い重そうな封筒が――!

 沢山……!!

(アコーディオンとかもあるから)そろそろ持ち切れなくなる!

「そんなあからさまにゲッて顔するなよ」

「いや、持ち切れないんですよ。見て分からないんですか?」

「あー」

 どう見ても大荷物の語り部を見て暫し一考。


「脇挟むの手伝おうか?」

 想像力を間違えてゴミの日に出してきたのか、貴様!


「そういう問題じゃないんです! もう持ち切れないのでアンタが一緒に持って来いって言ってんです!」

「あ、そういうこと?」

「本当に物語以外に想像力働かないんですね……」

 何、素の表情で「脇挟むのなんたらかんたら」言ってんだ。天使だから仕方ないけど天使のこういう所、本当に何とかして欲しい。


「んで? それ何ですか」

「ああ、これね。『猛毒少年にご用心』のスピンオフ、最後の設定資料」

「……!!」


 それに、っぴーんと反応したのはジャック。

「見せてっ!」

「駄目だっ! リリースを待て!」

「俺も欲しいっ! その情報!」

「テメェはどっから出てきた情報屋アァ!!」

 ッバーンと足蹴し、どこからともなく出てきたれいれいさんを山向こうまで吹っ飛ばすファートム。


「一万で買うー……」


 ひゅうううううー。


 ……。


 ……本当にどこから出てきたんだろう。


「行くぞ。アイツ、次はきっと軍隊出してくる」

「本当に何者なんですか、あの人」

「お前に渡した小沢怜の設定資料全三十六巻参照の元!」


 * * *


 公式スピンオフ『世界の隙間より』の公開はもう間もなくだ。


 その記念すべきスタートはまず手始めに記憶に新しいものをということで『猛毒少年にご用心』に決定。ファートムの元にウン百と溜まっていた設定資料を仕事場兼自宅に運びながら今日まで睨めっこしてきた。

 書きたいものは山ほどある。

 第二話での魔王城脱出話(ローサ王子の華々しい無傷登場メイン。多分本人の圧力によってできないかもだけど、書けたらデヒムさんの「ギャップ萌え」についても書きたい)とか、第四話で僕とはぐれてた時にマモンが何してたとか、第七話で所在不明になってたキャラクタ達がその時何してたのかとか……その他モロモロ。

 僕らの日常回も書けたら書きたいと思ってる。黒糖麩菓子ケーキでマモンのお誕生日をお祝いした話とか、残しておきたいし。

 セレナさんの物語も書くって約束した。


 でも。


「まとまらないよぉー!」


 前まであんなにすらすら書いていたじゃないか! とか言いたげなそこのアンタ!

 今度はちょっと執筆体制が違う!

 それまでは一応「本編」扱いだった『猛毒少年にご用心』。物語のあらすじや監督的なことは当事者である僕が当然したのだけれど、そのプロットは全部父ファートムが組んでくれていたし、その物語をちゃんと強固なものにしていったのは彼含めた四神。僕はそういう「組み立て」部分には殆ど関わっていない。


 そう、そうなのだよ諸君!

「Curtain call」で言った「大きな我が儘」「無茶なお願い」「無理」ってのはこういうことなのだ、読者諸君!!

 僕が出来っこないことはみんな大人ぱわーでやってもらっていたのだよ!!

 プロットから何から何まで全て自分中心というのは今回が初めてなのだよ読者諸君!!


 その上日々増えていく設定資料の数々。全部ファイリングしないと気が済まないタチ(というか整理作業を挟まないと簡単に詰む仕事)だからその作業だけで一日の体力を使い果たしてしまう。

 そうすると今度はプロットをまとめたり原稿を書いたりする気力がなくなってしまうのだけど、資料は明日も明後日も届く。覚悟を決めて書かないと本当に収集がつかなくなってしまう。


 ……。



 ……、……。




「……やばい。真っ白原稿を目の前にすると眠くなる」

 コーヒー淹れよう。カフェイン突っ込みたい。

 ドリップポットを出しながらふと、ファートムが何であんなに頻繁にブラック飲むようになったのか、その理由が最近分かってきた気がする――なんて考える。

 お湯を温めながらペーパーフィルターにドリッパー、ファートムが挽いてくれた豆等々準備すべきを準備。

 と。ノックが三回、玄関からだ。

 誰だろう。

「はぁい」

 ガチャ。

 開けると。



 バサバサバサバサッ!

「うわあああああ!!」



 視界を覆う大量の封筒!

 体が埋もれる程の紙の山、山、山!



「お届け物でーす!」

「へ?」

「運命神ファートム様より、緊急の追加資料とのことですよ!」

「へ? へ??」



 帽子を目深に被った配達員の後ろをそーっと覗くと――



 そこにも山脈のように連なる封筒の山、山、山、山!!



 ……。

 思わず青い顔で固まった僕をさっきから全然崩れない満面の笑みで見つめる配達員。

 頭の中でちびチコくんがカタカタカタッと電卓で計算。

 ボンッ!

 ああーっ! 算出された推定労働時間の恐ろしさに電卓が爆発ーっ!

 しかもその爆発の衝撃で計算係のちびチコくんが犠牲にーっ!!


 これはーっ!

 チコくん!!

『世界の隙間より』は処女作にして遺作になるしかないーっ!!


 そこまで考えた瞬間くらくらっと眩暈がきて立っていられなくなってしまった。


「きう」

 バターン!

「語り部様ーっ!!」




(つづく)

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