くーるなかのじょ
バブみ道日丿宮組
お題:天才の闇 制限時間:15分
くーるなかのじょ
彼女は天才だった。けれど、孤独だった。
いつも教室の片隅でじっと本を読みながら、学校を過ごしてる。
教師にも、クラスメイトにも相手をされない。
成績は上位にいるのは、試験結果が貼られたときに知られてるが、それでも彼女という存在はあまり周知されてない。
可愛くないわけでも、美しくないわけでもない。ただし普通でもない存在がどうして話題にならないかといえば、おそらくはバックボーンが原因だろう。
彼女は、ヤがつく組織の娘とされてる。
そうされてるというだけで、実際はそうであるのかは知られてない。
なにかすると、なにかされる。
そんなふうに彼女は存在してた。
「どう……? 気持ちいい?」
けれど、僕の部屋だけは違う。
「かわいい」
かなり喋る。
「私も触って、ほら」
手を掴まれ、彼女の胸元へと誘導される。
「どくんどくんっていってるでしょ? いつも緊張してるんだからね」
その顔でいうことなのだろうか。どう見ても、メスガキのようなイタズラ心に支配された表情をしてるというのに。
「教室で構って欲しい? あんなところじゃ、こんなことできないでしょ?」
すりすりと、胸を触られる。そして固くなった乳首をひねられる。
「永久就職するなら、あなたのところかなぁ」
もみもみと胸を揉まれる。
彼女がすると、いやらしくなくなるのは、彼女だからこそだろうか。
はたして陰部まで手がゆき、身体がびくんと反応する。
「相変わらず敏感さんなのね」
舌が口、首、胸、そして陰部へと降りてく。
僕はされるがまま、それを受け入れた。
「たまにはあなたがせめてもいいのよ」
そうしたいのだけど、彼女の手からは逃れられない。どうしても、動く前に性感度が高まってしまう。そうなってしまえば、あとは痙攣するまで一直線。抜け道などない。
「こういうの買ってみたんだけど」
愛撫をやめた彼女は、ベッド脇に置いてあったかばんから、細長い物体を取り出した。スイッチを入れると、うねうねと動いた。
「これをお互いの膣に入れて動くみたい?」
なぜ疑問形で首をかしげてるのか。
そんな疑問を浮かべてると、
「じゃぁ、入れるからね」
実行まで猶予がなかった。
「大丈夫。あなたは慣れてるから、不安があるとすれば、私の方」
本当にそうだろうか。
結果的にいえば、彼女は入れられてもそんなには変化がなかった。
あっとすれば、僕の方。
いつも以上の感度が陰部から、発生したのであった。
くーるなかのじょ バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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