第5話 3歳 3


次の日


「もう七時、朝ご飯時間ですよ」


そう言いながら母さんが体を揺らし起こされる。


「おはよ〜」

「おはようございます、旦那様はもう朝ご飯を食べていますよ」

「わかった!」

「朝から返事はいいことです、顔を洗ったらリビングにきてくださいね、では私はリビング待っています」


そういうと母さんは、部屋から出て行った。

俺は母さんに言われたとうりに、顔を洗い、リビングに向かった。


「おはよ〜」

と声をかけると父さんと母さんが返事をしてくれる。

「お、おはよう。」 

父さんの顔からは少し元気がないように見えた、

多分だが、昨日の夜に怒られたのであろう?

「おはようございます。」

それに反して母さんからは、いつもの優しい顔が見える。

俺はそう思いながら朝の挨拶をしながら俺は椅子に座る


今日のご飯は

薬草サラダと昨日の残りのスープだった。

薬草サラダは、前世のサラダにスパイスをかけた感じだ。


「おいしー!」

「それは良かったです」


母さんは料理を褒められると顔が緩む、そんな感じのいつもの食卓で、父さんが話しかけてきた


「今日の8時から特訓だぞ!」

「わかった!すぐ準備する」


俺はそういうと口の中に朝飯を詰め込んで急いで食べようとすると母さんから「マナーが悪いですよ!」と頭に手刀を入れられた、すごく痛かったです。

まぁそんな話は置いといて、俺は外に出て昨日特訓したところに向かうと、そこにはお父さんが素振りをしながら待っていた。


「お、来たか!」

「きました!」

「じゃあ初めに昨日のレイの良かったところと悪いところを教えるぞ!」

「はい!」

「じゃあまず、どっちから聞きたい?」

そう笑いながらいう父さんに俺は


「じゃあいいところから!」


と答えた

「よし!わっかた、まずは、姿勢だな今のその姿勢が一番力が入りやすい、次にレイの諦めない心はいいな、上手くない人は何回もやって、一度失敗すると、立ち上がるということができないが、レイは一度失敗しても何度も立ち上がり俺に立ち向かった、それは普通じゃあできないことだな、それに最後の最後で、強化魔法を自力で発動できるのはすごいぞ!」


俺はその話を聞いてうんうんと頷き、その話を聞いていた。俺は絶好調になった!


「じゃあ、わるいところは?」


と俺がおそろおそろ聞くと父さんが喋り出した


「悪いところは、まず剣の持ちかただなお前の持ちかたはいわゆるベタ掴みになっている、だからそのベタ掴みを直さなければならない。」


と言い、父さんが木剣を渡してきた


「まずは木剣を持てそこから小指と薬指で締める、次に人差し指はふわっとさせるこれが剣の持ちかただそれだけだけでも剣が飛んでいかなったり力が入る。


つぎだが目線だな、目線だけでどこに攻撃が来るのかがわかってしまうぞだから勝負するときは敵の顔を見て振り下ろすように。


最後に剣の振り回し方だな、すごい単調だ、そのままだと力が分散してしまうぞ。」


俺はそれを聞いて感心した、たしかに単調だったかもしれないし、剣に持ち方があるなんて知らなかった。


「よし、反省点もわかったし、特訓に行こうと思うのだがまず、強化魔法について話すぞ。」

「やったぁ!」

俺はすごく喜んだ

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