最果ての魔女 ~魔女となった少年の時を超えた復讐の旅路~
くぼってぃー
序章 悪夢からの声
「愛してる、、、」
黒い霧の中から女の声がした。
「貴方の全てを愛してる、、、」
優しい口調の声がした。
「性格も、考え方も、体も、心も、綺麗なところも、醜いところも、愛してる、、、」
自分を主張するような言い方で、聞こえる声がした。
「貴方の全てが欲しい。」
少し強い口調の声がした。
「奪われるなら、いっそのこと、
恐怖を煽るような口調で歩みよるような声がした。
「そうだ、、、」
「貴方が他人から恐れられ、忌み嫌われる存在であれば。」
今にも人を殺しそうな、狂喜に満ち溢れた声がした。
怖くて、体から大量の冷や汗が出ていた。
自分が何をされる、知らない人、、、人かどうかも分からない存在にどうされるのか、未知への好奇心が、恐怖を上回ることは、無かった。
「、、、いつか、、、来てね。」
最後に声を聞く頃には、耳が声を拒絶して、内容の半分も覚えていなかった。
~そして、意識は、遠退く夢から現実へ覚醒する。~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます