「月には兎がいる」という古くからの伝承をモチーフとしたお餅小説。もちろん、お餅のように柔らかでもちもちとした文章が持ち味の平和な短編だったことは言うまでもちありません。月のお餅をこっそり持ち出して用いてみたい――。そんなモチベーションが読者の心のうちにふつふつと持ち上がってくることは、もちがいないでしょう。
月のお餅は美味しくて、何にでも使えます。「地球のお餅より、月のお餅の方が美味しいに決まってる!」そう言って、ウサ吉くんとウサ美ちゃんは、地球にやってくるのですが……つきたてお餅は美味しいけれど、それだけじゃないのです。今日は満月じゃないけれど、月を見ながらお餅が食べたくなりました。これが地球のお餅だよー!
月に住むうさぎさんたちのお話。うさぎさんはいつもお餅をついています。ぺったん、ぺったん。二羽のうさぎさんが冒険の旅に出る。万能なお餅を使って。なんのこっちゃ。でも、かわいい。
月のウサギは自分たちの作る月のお餅が一番美味しいと思っています。でも、地球には月のお餅に負けないくらい美味しいお餅があると知って、偵察に出かけることに……月のお餅の設定がとっても面白いです!『月のお餅は万能なのです』タグに、偽りなしだなと思いました(笑)とっても可愛くて、美味しそうで、ほっこりするお話です。童話のような語り口なので、小さなお子様にも安心して読んで頂けると思います。
可愛くて、とても、とても、癒されました。
お餅が大好きなウサ吉くんとウサ美ちゃん。 月のお餅は宇宙一。だけどある日、地球のお餅もおいしいという噂を聞きました。 とってもかわいい絵本風ファンタジー短編。 ぺったんぺったん和みます。 月のお餅の万能ぶりはぜひ直接ご覧ください。
お月さまには可愛らしいウサギが住んでいて、毎日楽しく暮らしていました。月のお餅は世界一。だけど、地球のお餅も美味しいときき、行ってみることに。かわいい童話でした。和みます。