タイトルからN〇K党がよぎったのですが、信長の、自分の考えを曲げず、絶えず実行していく力――。こういう強者が、良くも悪くも時代や人を牽引していくんだろうなあと、改めて思いました。
比叡山焼き討ちの件も極悪非道っぷりが今に伝えられていますが、信長には自分の正義があって実行したところもあるのだなと、この話を読んで考えさせられました。今後の展開が怖くも楽しみです。
それにしても表現巧みで、これまでたくさんの書物に触れられてきたのだろうなぁ、と毎回感嘆させられています。続きも楽しみに勉強させてもらいますね!
それではまた。
作者からの返信
拙作にいつもコメントをお寄せいただき、恐縮しております。
信長は古い価値観や秩序、体制に挑戦するテロリストだったのかもしれませんね。それにしても信長は理解者が少ない。その信長のさびしさを考えながら、書いてゆきたいと考えています。
毎回お読みいただき、ありがとうございます。
編集済
エキセントリックな信長、配下の無軌道を極端にきらった石田三成に少し似ているような……。ちなみに、こういうタイプ、決していやではありません。(笑)
母恋に端を発する信長の心の内を、作者さんの想像だけで語ってゆく試みは、まだどなたも成し遂げていらっしゃらないのではないでしょうか。
かねがね殺陣だけに重きを置く歴史小説に物足りない思いを抱いておりましたので(たぶんですが、女性読者の多くがそうかと)、斬新なチャレンジに喝采をお贈りさせていただきます。
母の愛知らぬ信長ちやんちやんこ
作者からの返信
過分のお言葉をいただき、ありがとうございます。
すぐ擱筆しようと思ったのですが、意外に連載がつづいています。
お言葉を励みに、もう少しだけ頑張ってみようかと思います。
犯罪でも何でもそうですが、得てして動機付けなんてそんなもんですね。
警察や裁判でもっともらしい犯行動機、様々なものを自分たちの意に沿うような理屈に沿って作り上げていますが、結構犯罪なんてのは、8割方9割方、衝動的なもんですよね。
いくらその裏に確かに納得し得る色々な理由があったとして、しかし結局のところ本当のそのきっかけは、たまりにたまったものが膿のようになった末に、結果、衝動で動く、そんなものかもしれません。
信長のたまりにたまった宗教への想い、腐れ坊主への恨みそういうものがずっと澱のように底に沈殿して、ある時、何かのきっかけにそれが爆発する。そのきっかけなんかとても些細なくだらないことだったりします。世の中そんなことで、結構、歴史が作られているような気がします。
作者からの返信
おそらく尾張で、幾度も戦死者の法要を挙行した思います。そのたびに、坊主どもの破戒行為を繰り返し見てきたのでしょう。海石榴は繰り返し人に言ってますが、信長はアブノーマルな潔癖症でした。